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影無虛の理不尽な現実  作者:
虚構:影無虛
8/12

(花畑+少女)×出会い=殺害宣言

「いや~~~~~死ぬかと思った。」


かすり傷さえしていないのにそんなことを呟く


今虛がいるのは【管理された楽園(フラスコ・エデン)】の北東にある【自然区】の森だ


「それにしても・・・・・ヤバイかもな・・・・・。」


この森に来たのは風に流れてきた謎の【魔力】を調べるためである


しかし・・・


「・・・・・【魔力】が弱すぎる・・・生きてるのが不思議なくらいだ。」


謎の【魔力】の主が死にかけているのだ


本当ならすぐ駆け付けて傷の手当をするべきなのだろうが


いくら【魔力】に鋭いといっても弱すぎるため細かい場所の特定までは出来ない


「流石にここまで来て見過ごすこともできないし・・・どうするかな。」


とりあえず謎の【魔力】がする方に向かっているが


距離もよくわからないため下手すれば見つける前に死んでしまうかもしれない


そしてさらに歩くこと数分


森に変化が起こる


「ん?・・・これは・・・」


微かだが落ちてくる木ノ葉の動きが不自然なことに虛はきずいた


「・・・・・これは【魔力】が少しずつだが回復していってる?・・・でも何で。」


周りを見渡す


そしてあることにきずく


それは


花びらや木ノ葉


それに空気中に漂う【魔力】が




まるで何かに引き寄せられているようだった




「もしかして。」


虛は走り出す


「・・・・・(もし【魔力】も引き寄せられているならそれを感知して追っていけば。)


そしてさらに数分後


「こんな森の奥に光?」


そしてその光に向かって駆け出す


そしてその先にあったのは・・・


「・・・・・これは。」


花畑だった


ただの花畑ならば立ち止まらなかったかもしれない


しかし目の前に広がる光景は何事にも無関心な虛でも幻想的だと思うほどだ




その花畑は白いコスモスの花畑で


そのそれぞれコスモスの花の中から白い光の球が出ていた


まるで柔らかい初雪が天に戻って行くようだった


しかしその初雪はある程度の高さまで昇って行くと花畑の中心に集まていく


そしてその中心にはとても大きな切株があり


その上に居る(ある?)なにかに吸い寄せられていた




「・・・・・(なんだ?ここからだと光の球が邪魔で見えない。)


掻き分けようと光の球を触る


「・・・・この光の球・・・【生命】エネルギーを変換して【魔力】にしてるのか?・・・でもそんなこと・・・」


そもそも【生命】と【魔力】は別物だ


確かに【魔力】を有している者が死にかけたら【魔力】は弱くはなるが


それは【魔力】というエネルギーの入れ物(身体)にヒビが入って【魔力】が漏れ出したせいであって


一時的に魔力の総量が減るだけである


つまり【生命】=【魔力】は成り立たない


しかし今この減少ではこの【生命】=【魔力】が成り立っているとしか言いようがない


「一体どうゆうことだ・・・・あの中心に何が・・・」


そうして虛は中心に向かって歩を進める


四分の三ほど進んだとき切株の上のなにかは人だと言うことが解った


そして切株の直ぐ側に来たとき・・・


「・・・・・へぇ、これはなんだか御伽噺みたいだな。」




それが今にも消え入りそうな儚い少女だと解った




その少女は小柄で150cmあるかどうかで


そしてなにより白かった


髪も


まつげも


肌も


服も


そして唇も


それはつまり・・・


「これはほっといたら確実に死ぬな。しかも回復してるのは【魔力】だけかよ。」


少女の背中に手を回し体を起こす


「うっ・・・・あぁぁ・・・」


そのとき少女は苦痛に悶えるような呻き声を出した


そして今まで行われていた【生命】を【魔力】に変換している現象がピタリと止んだ


「おっ?意識あるのか。」

「に・・・・」

「はっ?」

「は・・・に・・・・て。」

「あぁもう。喋んな、余計な体力使うだろ。」

「はや・・・く・・・」

「だから喋んなって。」


しかし少女は声を搾り出し伝える


「早く・・・逃げて・・・・・お願いだから。」

「はっ?逃げる?何から?」


そしてその言葉を虛に伝えた時




「それは我々からですよ。」




声が花畑に響きわたる


そして息つく暇も無く巨大な斧が飛んでくる


「おぅ!!」


虛はギリギリ少女を抱きかかえその巨大な斧をかわす


虛は攻撃をしてきた方向に意識を向ける


そこには、二人の男がいた




右側の男は中肉中背のいかにも紳士らしい服装をしている30代前半の男だ


しかし両頬がバッサリきれており歯が剥き出しになっている




対して左側の男は右側の男よりも若く全体的細くしかも小さいかった


ただし指輪やネックレスなどの装飾品を大量に身に付けており右側の男よりも目立っていた




そして右側の男は口を開き虛に向かってこう話始めた


「失礼ですが()()から何か聞きましたか?」

()()って・・・・」

「だから()()ですよ。」


右側の男は虛の腕の中で震えている少女を指さした


「いやいやこの子を()()って表現しちゃダメでしょ。」

「・・・・・なるほど。その口ぶりだと何も知らないようですね。」


右側の男は今度は虛を指さしてこう言った


「あなた。最終確認ですその子から何も聞いてないんですね。」

「だから何だよ。」

「いえ、別にこれといった意味はありません。なぜなら・・・・・」






「どっちにしてもあなたを殺しますから。」





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