(屋上+魔力?)×約束=痴話喧嘩
「あ~~~~~死にたい。」
影無虛は購買で購入した焼きそばパンを食べ終わり学校の屋上に腰掛けながらぼやいていた
「あぁ~~~あれから少しも風吹かないなぁ。」
虛は青く染まった天井に手を伸ばしまたぼやく
「そういえば今日凛とデートなんだなぁ。」
虛と凛は付き合っていることを隠している
その理由は凛の立場に関係しているが今は省略する
そして付き合っていることを隠すために虛と凛は被害者と加害者のふりをしているのだ
そして今朝の会話を恋人の関係に直すと
原文:「虛ぉ~~~テメェには前も言っただろうが。毎日朝早く来て、屋上でアタシに殴られろってなぁ。あぁ!!」
訳:「虛ぉ~~~前にも言ったじゃんか。朝は二人っきりで屋上で過ごそうって。」
原文:「ごっごめんなさい。天照さん。」
訳:「あっごめん凛・・・忘れてた。」
原文:「ゴメンじゃすまねんだよ!!ちっ朝の楽しみが無くなったじゃねーか。」
訳:「ゴメンじゃないよ~~~!!楽しみにしてたのに~~~!!」
原文:「ごっごめんなさい。」
訳:「だからごめんてば。」
原文:「だからゴメンじゃすまねんだよ!!聞こえなかったのか!!」
訳:「だからゴメンじゃなくて~~~!!聞こえなかったの!?」
原文:「ごめっ・・じゃなくて・・・ええっと・・・」
訳:「そんじゃどうしろと。」
原文:「もおいい。罰として今日の放課後はアタシに付き合え。返事は?」
訳:「それじゃぁ今日はデートするから。返事は?」
原文:「えっと・・あの・・・」
訳:「えぇ~~~。」
原文:「返事は!!」
訳:「返事は!!(心では涙目)」
原文:「はっはい!」
訳:「・・・は~い」
というふうになる
まぁ若干違和感は残るが・・・
「めんどいなぁ。何かさぼる理由でもあればいいんだけど。」
そんなことを考えていたとき
「うん?」
また風が吹いた
「はぁ~~~。」
その風に虛はため息をつく
「まったく今日の【魔神】は本当にどうしたってんだか・・・・・あれ?」
虛は顔を傾ける
「これは・・・【魔力】か?・・・にしてもなんだろう。」
虛は前述したとうり【魔力】に鋭い
なのでどんな【魔力】に対しても疑問がわくことはそうそうない
しかし・・・
「・・・・・・・・・・・・(こんな【魔力】感じたことがない。火?水?違うな・・・まさか【周りの世界】の何か・・・いやそんなことはありえない。だってこの【管理された楽園】に入り込むなんてありえない。それに俺が感じられるから魔力であることには間違いないし。)」
この【管理された楽園】はそもそも【魔法実験社会施設】と小難しく言っているが要するに魔法を扱える者を監視するための牢獄だ
そもそも【魔法】と言うものは【魔力】がないと使えない
そしてその【魔力】と言うものが厄介なのだ
【魔力】は血縁や人種などには関係なく生まれた瞬間に宿るエネルギーだ
しかもどんなに科学が進歩しても生まれるまで【魔力】を有しているかどうかは分からない
そのエネルギーは火力や水力または原子力など様々な発電方法でエネルギー作り出す現代社会の人間ならともかく
数百年前の人間にとって【魔法】を使える者は【異人】として【魔法】を使えない者【正人】に迫害されていたのである
しかしその迫害の歴史は230年前に終わった
一人の天才によって
その天才は【魔力】は人類の知らない未知の法則を持ったエネルギーであり
【魔法】は確立させねばならない神より授かった技術だと言った
確かに当時は、今までの【異人】への迫害の歴史から【異人】をいくら殺したところで世界から【異人】はなくなる訳がないことを学びそして悩んでいた
そしてその天才は一つの打開策を提示した
それが【管理された楽園】を建設すること
つまり、住み分けである
それにより【管理された楽園】の中と外は完璧に遮断されているし
中の人が外に行くことも外の人が中に来ることも基本的には禁止されている
「・・・・・(なんだろう?)」
虛が感じていたのは恐怖でも威圧でも殺意でもなかった
むしろ真逆
「・・・・・(弱いけどあったかい【魔力】だ。)」
虛が感じていたのは安心に近い感情だった
「・・・・・って。何他人の【魔力】で安心してんだ俺は変態かよ。」
「いや、変態てより変人だと思うよ。」
「そうかなぁ?どこらへんが?」
「驚きもせずに普通に会話してる時点で変人だろが!!」
虛に向かって日本刀が降り下ろされる
正確に言うと虛のいた場所に降りおろされた
「いきなり斬りかかるなんて危ないよ。」
虛は降りおろされた日本刀の左側に変わらずに腰掛けていた
「そのくせバッチリ回避してんじゃねーか。」
斬りかかった天照凛には元々敵意が無ないのですぐに日本刀を鞘に収める
「いやいや、確かに俺の【魔法】は自動で発動するタイプだけどね。それは条件が揃った時だけの話だよ。もし揃ってなかったらどうすんの?」
「大丈夫だよ。そんときは虛の【魔法】の副作用でなんとかなるから。」
「・・・・・俺の【魔法】を知りながらそんなに割り切った態度をとる人なんて凛ぐらいだよ。」
「まぁそんぐらいの図太さがないと虛とは付き合えないから。」
「自分で自分のことを図太いと言いますか。」
「そんなことより虛。」
「何?」
凛は満面の笑を浮かべ
「今日のデート何処行く!!?」
と、質問したが
「ゴメンちょっと気になることあるからパス。」
と、虛が言った
そして凛の反応は・・・
「・・・・・・・・・・ふっ・・・・・」
粗方予想道理になった
「ふざけんなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
凛の怒号が響きわたり
怒りによる【魔力】の漏れで発生した炎が凛の周りを舞う
「おぉ~~漏れ出した【魔力】で出来た炎なのに純度高いなぁ。さすが【魔導神官】」
虛はそんな凛に対しても態度を変えずしかも感心していた
「う~~つ~~ろ~~~~~今日という今日は許さねぇ~~。」
「そうなんだ。で?どうするの?」
「決まってんだろ・・・約束を守らねぇ彼氏には・・・・・」
「テメェに彼女のありがたさを刻みつける!!骨の随まで!!」
そう言って痴話喧嘩が始まった