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③「ごめんね」

 傷付けて、ごめん

 嘘ついて、ごめん

 でもね、私も苦しかった


 嫌いになった訳じゃない

 もちろん冷めたのでもない

 でもね、もうあなたと一緒にはいられない


 傷付けて、ごめん

 噓ついて、ごめん

 どちらが悪いのかといえば、

 それは多分、私


 子供の時に読んだ、とある童話のエピソード

『育つ木と歩く木は、同じ植木鉢で生きられない』

 長い間、意味がわからなかった

 でもね、今はわかる

 哀しいくらいに


 あなたの真っ直ぐさが

 あなたの、自覚のない冷たさが

 

 苦しかった



 背中を向けるあなたの

 遠ざかる白いシャツ

 あなただけに隠し続けた

 涙があふれ、ぼやける


 「ごめんね」


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― 新着の感想 ―
[一言] やさしい嘘を重ね続けていたのかなぁと思いました。 合わないけれど、好きだから決断できなかったのでしょうか。
[良い点] 切ないですねぇ……一緒にいられないのは節理で、どうしようもないこと。 分かっていても、悲しいですね。 素敵な詩です。
[一言] 辛いですよね。嫌いになったわけではないのに、一緒にいられないと悟ってしまったら。でも、どうしようもなかったんですね。 ごめんねと繰り返す優しさが、切なく胸に迫ってきます。 >自覚のない冷たさ…
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