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時の間と繋がりと。  作者: じゃっきー
第一章:私とボクとの出会い
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4.広場でのショー

そうとなったら善は急げだ!

近所の不動産屋で新居の相談。

いくつかピックアップしてくれる。


数日後に、良さげなところを内覧することになった。

とても楽しみだ。



金曜日の夕方。

自転車で不動産屋に向かう。


仕事がスムーズに終わったので、時間には余裕がある。


なんだか駅前の広場が楽しそうな雰囲気だ。

そういえば金曜日の夜は、広場にカフェスペースができたり、

軽食屋さんができたりしているんだった。


せっかくだし見てみよう。

自転車を置き、辺りを散策する。


そこまで広い広場ではないが、

みんな各々に時間を楽しんでいるようだ。


広場の奥には開けた場所がある。


今日は、大道芸やマジックショーがあるらしく、

子どもたちが集まってきていた。


ちょっと見てみようか。

時計を見ると、不動産屋の待ち合わせ時間まであと少し。

知らない間に時間が結構経っていたようだ。


自転車の方に向かうと、ショーが始まる音楽が鳴った。


アコーディオンを弾いたお姉さんが歌っている。

大道芸のお兄さんは、器用にボールを3つもお手玉している。


そしてマジシャンの男性は…

……!?


彼だ。

いつも家に来ている…彼だ。

(自称)私の結婚相手の…。



彼は相変わらず家に来ていた。

毎日ではないみたいだけど、うちに来るのが日課になっているようだった。


早くここを去ろうという気持ちと、

彼を見てみたいような気持ちが重なる。


舞台には彼一人になる。

子供が1枚カードを選んで…


カードが消えた!?


そのカードはなんと…

彼のポケットにあった。


子供たちは大歓声をあげた。

周りで見ている大人も大喜びだった。


私も…少し感心した。



その瞬間、彼と目があった気がした。

ヤバい!私が見てたってバレる!!


なんだかとても恥ずかしい気がして、

自転車をこぎ出す。


そうだ。私は新しい家の内覧に行くんだった。


もう一度だけ、彼の方を見る。

子供たちに手を振っている。


私が見てたって、バレてはないか。


もう少し見ていたい気もしたが、

その気持ちは無視して、自転車を漕ぎ出すのだった。


ウロウロしてたら、あっという間に時間が経つよね。


お読みいただいて、ありがとうございます!

毎日19時に投稿します。

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