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時の間と繋がりと。  作者: じゃっきー
第一章:私とボクとの出会い
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2.私の家なのに!

次の日。

いつものように目覚めて、身支度をする。


あれから家族とは口をきいていなかったが、

朝になるとおはよう、といつもの調子にみんなが戻っていて安堵する。

けど、なんだかちょっとよそよそしい。


そりゃそうか。

私があそこまで怒ったのって初めてだし、

みんな腫れ物を触るような感じなのかもしれない。


気を遣ってくれているんだろうなと言うのが、

空気で伝わってくるよう。


特に彼の話題はなく朝を終え、それぞれの日常に入ってくる。

私も仕事しよう。いつも通りに。





夕方。

そろそろ仕事も終わり、父も帰宅してくる。


そうだ、趣味のゲームの新作が出るってニュースでやってた。

帰ってきたら伝えよう。


そう思っていると、ガチャっとドアが開いた。


え!?いる…!!


なんと、昨日の彼も一緒だった。


途端に機嫌が悪くなって、無表情になる私。


「お帰りなさい」とだけ伝えて部屋に戻る。

彼に挨拶はしない。目も合わさない。声もかけない。


部屋のドアを閉める時、

父の顔が見えた。


やれやれと言った顔をしている。

知らんがな。


私はこの日も、自室にこもってやり過ごしたのだった。



ーーーーそれからなんと、

彼は毎日来るようになった。


でも私はそれがとても嫌でイライラして、

相手にしたくなかった。


私も家にいるからずっと部屋に引きこもっているわけにはいかない。


家の中でいやでもすれ違う時もあったけど全て無視した。


彼の顔をちゃんと見ることもなかったし、

家族に彼のことを聞くこともなかった。


あきらかに避けていた。

イライラしていた。

少し遅れてなぜか、悲しさも感じていた。



そんな毎日を続けていて私は相変わらずだったが、

うちの家族と彼の中はどんどん仲が良くなっているようだった。


父の機嫌が毎日良い。

母ははりきって料理をしたり、部屋を掃除したりしている。


弟も趣味の話をよくしているようだ。


パジャマ姿でうろうろしている時に、

彼と鉢合わせたこともある。


「そんな格好で!!」と母に言われても、

なぜか感情が動かないのだ。


私の家なのに!

どうしてよそ行きの格好をしなくちゃいけないの??


というか、他人がいつも家にいるってどういう状態よ………。


イライラしながら、いつものように黙ってやりすごす。


もう、何を言ってもムダだ。

どうせ私のことは何も分かってくれない。


無視を決め込むことにしよう。


閲覧ありがとうございます!

完結まで毎日19時に配信します。

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