表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時の間と繋がりと。  作者: じゃっきー
第二章:童話 魂のつながり
15/40

4.敵を倒すには、まずは情報収集!!

ふぅ。と息を吐く。

魂のつながりは、誰にでもいるんだ。


童話によると、

魂のつながりとつながることで自分も周りもみんな幸せになっていくらしい。


難しいことは分からないけど、

おじいさんは対話を続けなさいって言ってたな。

対話って、彼と話したらいいんだよね。


…せっかくだから、この本にも、

どうやって対話すると手っ取り早いかとか書いておいてくれたらいいのに!!


って、ノウハウ本じゃないから無理か。



そうだ。

忘れていた。

ここは図書館だ。


本を片手に一人、心が騒がしい。

(声は出していないが)



今まで彼と話してこなかった分、

会話って言ってもハードルが高い。



そういえば今日は、彼が駅前でボランティアをしている日だ。

敵を倒すには、まずは情報収集しないと!!


「敵ではありませんが…」と、

心の奥からツッコミが聞こえてきた気がした。


とりあえず、聞こえなかったことにした。




駅前は広場になっていて、

週に一度、軽食が食べられるお店が出たり、

会話できるテーブルと椅子が並ぶ。


その一角で、広場に来たお客さんや、

近所の子供向けに楽器の演奏をしたりマジックをしたりしているらしい。


みんな和やかで、とてもいい雰囲気だ。



私は舞台が見えるか見えないかという、

離れて少し隠れている場所をチョイス。


スピーカーが入っているので、声はよく聞こえる。


私が舞台で何かやる訳ではないのに、

少しドキドキしてくる。


でもこれは、ワクワクが強い方のドキドキだ。


これからどう出て行こう。

どう楽しんで行こうか。



………そうか。

彼の気持ちが、私に入ってきているんだ。


こんなに…ワクワクしてるんだ。



そんなことを思っていると、ショーがはじまった。



女性がアコーディオンを弾いている。

大道芸をしている男性もいる。


とても賑やかで、華やかで、なぜか誇らしい気持ちになる。



2人の後に、彼が出てきた。

トランプを使ったマジックをやるようだ。



子供が一人選ばれて、

好きなカードを選ばせる。


彼を見ているお客さんはみんな、

キラキラとした目で彼を見ている。



その瞬間、会場がドッと沸いた。

マジックが成功したのだ。



安堵の気持ちと、達成感と。

ーーーーこんな気持ちを感じるんだ。



人の前で何を演じるなんてしたことのない私には、

とても新鮮だった。


あんなに、心が動くなんて。

あんなに、人を喜ばせるなんて。



お読みいただいて、ありがとうございます!


毎日19時に投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ