2.童話:魂のつながり2
◇
「主人がケガをしてしまって。
病院まで運んで欲しいのです。」
「おやすいごようです!!」
元気がありあまっている青年です。
軽く手当てをして、すぐに病院まで老人を連れて行ってやりました。
病院で手当てをして、老人はすっかり元気になりました。
2-3日、家で安静にすればいいようです。
「ああ、よかった。」
青年はとても安心しました。
「一人では病院まで来れませんでした。
どうかお礼をさせてください。一晩泊まって行ってくださいな。」
特に予定があったわけではないので、
老夫婦の元に一泊させてもらうことにしました。
◇
老夫婦の家につき、
部屋を借りて、青年はノートに今日あった出来事を書いていました。
そしていつものようにページの最後は、
「宝物って何?
宝物は、どこにあるの??」
と書いて、締めくくりました。
その瞬間、頭の中にふと声が聞こえたような気がしました。
『ここにあるよ』
声が聞こえたような気がして、周りを見渡しますが、
誰もいません。
なんだ、空耳か。と思って無視をしようとしました。
だけど、次またはっきりした声で、
『あなたの宝物は、ここにあるよ』
そう、聞こえたのです。
どこからこが聴こえるのか探ってみました。
上でもない、下でもない。周りでもない。
その声は、自分の心の奥…
もっと深いところから聴こえるような気がしました。
「ボクの宝物は、ここにある??」
青年は、声をかけてみましたが、
返事はありませんでした。
周りを見渡しても、やはり何もありません。
うーんと悩んでいると、
ドアがノックされ、ご飯ができたよと声をかけてくれました。
テーブルには美味しそうなシチューにパン。
まだちょっと痛そうだけど、元気になったおじいさんと、
嬉しそうなおばあさん。3人でいただきます。
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