1.童話:魂のつながり1
彼が、魂のつながりだと判明(?)してから一週間。
私は、魂のつながりのことが知りたくて、
近所の図書館に来ていた。
魂のつながりの話は、多分みんな知っている。
きび団子をもらって、鬼退治する桃太郎と同じくらい有名な話で、
小さい頃誰もが一度は聞いたことがあるだろう。
だけど、私は信じていなかった。
誰がきび団子をあげて、喋る犬、猿、キジをつれて鬼退治に行くと思う??
それくらい、信憑性がないというか…
魂のつながりのことも、ただのおとぎ話だという感じで読んでいた。
久しぶりの図書館。
魂のつながりのお話は…あったあった。
子ども向けのものと、
なんだか分厚いのもあるなぁ。
とりあえず子ども向けのやつを読んでみるか。
読書コーナーの椅子に腰掛けて、読み始めるのだった。
◇
むかしむかし
あるところに、元気な青年がいました。
「宝物を見つけたい!」
なぜか子どもの頃から、青年はそう思っていました。
宝物というのが何かわかりませんでしたが、
とにかく「宝物」を見つけたかったのです。
青年は、旅に出ることにしました。
青年は、あてもない旅に出ます。
相棒は、一冊のノートでした。
旅をしながら、ノートに訪ねます。
「宝物って何?
宝物は、どこにあるの??」
いくら書いても、聞いてみても、
誰も答えてくれません。
◇
ある日、道端でうずくまっている男性の老人を見つけました。
奥さんも一緒にいて、二人で困り果てているようでした。
「どうしましたか?」
青年はすぐに、老夫婦に声をかけました。
お読みいただいて、ありがとうございます!
第二章が始まりました。
毎日19時に投稿します。




