第8話 現実と空想が同じになった場合の世界はどうなっているんだろうか
ダンジョンの場所は様々な所にある
とは言っても地面から洞窟が出来たりしてる訳じゃ無い
基本的に人気が無い場所に現れる傾向がある様だ
色々な憶測が飛び交っては居るのだが結局解らずじまいだとか
「そんなダンジョンは白と黒のアクセントが整った上り階段か下り階段の先にある扉を潜るれば色んなフィールドや階層に出るみたいだけど…。」
今回はギルドからそう遠くない草原に出現している下り階段の方のダンジョンに来ている
傾向として上り階段は基本的には広大なフィールド型、下り階段は閉鎖的なダンジョン型らしい
もっとも逆だったパターンもあるらしいが、基本はこんな感じだ
今回はダンジョン型の方足を運んだ
「えーと、検問所の人達にギルドカードを見せれば良いんだっけ?」
そうやって検問所を探すと下り階段の穴の少し離れた所に見張り台などがあり
その下に建物がある
黙夫は其処まで向かった
「すいませーん、探索者なんですが此処でギルドカードを見せればよろしいんでしょうか?」
「おお、そうだが見ない顔だな?新人か?」
見張り台から声を掛けてきたのは自衛隊の人だった
かつてダンジョンが出現した際に率先して送り込まれた軍人は、最初こそ死者が出ないダンジョンで何とか情報を持ち帰ってはダンジョン技術の取っ掛かりを見つけた功績がある
しかし、一部の例外のダンジョンが牙を剥いた途端に死なないと言う先入観が大惨事を招いた
それにより帰還者は数知れずとなり、今は元ダンジョン探索者達に声を掛けて国防を担って貰ってたりもしてるらしい
「ええ、本日なったばかりなんですよ。此処でギルドカードを見せればよろしいと聞いたのですが。」
「ああ、此処でデータを登録する事でいつでもあのダンジョンに入っても良い許可が出せるんだ。
登録せずに入ろうとしたら扉が開かないようにしてある。」
「してあるって……ダンジョンの扉に細工が出来たんですか?」
ダンジョン技術は現代でも禄に解ってない技術なのだが、有効利用出来る部分は利用してる
勿論、それに不安を覚えたり今までの技術を否定されたと怒る人達も居るのも事実だ
「頑張って技術解読して細工が出来たって話だ。まぁこれで不用意にギルドカード登録を持って居ない子供が入る事は無いだろうよ。」
仕事が減ったとばかりに自衛隊さんはそう言う
「ダンジョンの中にはエントランスホールがある、そこからダンジョンに潜る事になるからな。」
「えーと、死亡者が出ないダンジョンにある強制帰還広場で良いんでしたっけ?」
「あとはまぁ……難易度選択?」
「ゲームか何かなんですかね?」
「そもそもダンジョン自体がゲームと言うか空想の塊だろうし…。」
目を逸らす自衛隊さん
ある意味この時代は現実と空想が入り交じった時代なのだろう
「おっと、ギルドカードにデータを入れないとな、少し待っててくれ。」
「解りました。」
そう言って自衛隊さんにギルドカードを渡した
自衛隊さんはそれを持って建物の中に入いっていった
特に無し




