6 相撲コンペ
土俵入りは終わった。土俵に上がる際、一人一人に家族から大きな声援が送られたが、岡田だけは、その歓声とは無縁であった。
岡田の胸を再び軽い後悔の念がよぎった。元々は他人に注目されるのが好きなのだ。しかし、岡田の記憶ではこれまでの人生で真の意味で人から注目されたことはなかった。岡田には他人の賞賛に値するような特別な才能はなかった。そのことが世の中を斜に構えて見る岡田の性格の形成に大きく寄与したのである。
「そこにただいるだけで、人から注目され、歓声を浴びることができる」
そういう世界が身近に存在したことに、岡田はうかつにもこれまで気がつかなかったのである。岡田の自意識は、
「みんなが知っている、みんながやっている世界」
で自己実現をはかるのではなく
「ほとんどの人が知らない、やっている人は変わり者と思われる世界」
にひたって自己の存在の特異性を確認するという方向に走っていたのである。
土俵入りのあと、各自が土俵の内外で体を動かしている中、岡田は壁の大鏡に自分の全身を映してみた。さっきの田部のセリフを確認したかったのだ。岡田も否応無く他人の廻し姿を見る機会はたくさんある。それらと比較してみても、大鏡に映るおのれの姿は美しかった。田部が指摘したおなかの出具合の品の良さ。出っ尻。短足。素人としては見事なものである。
二十五年ぶりに入る稽古場、土壌。そしてそれらが醸し出す匂い。岡田の心に反感をよぴおこすはずのそれらは、岡田に別の気持ちをもたらした。
「なつかしい」岡田はそう感じたのだ。
「もしかして俺は」
岡田は思う。
「これまでの人生で何か取り返しのつかないことをしてしまったのだろうか」
「そんなことはない」
別の岡田がそれを否定した。
三十歳を超えて、自分のそれまでの人生を否定するということは難しい。
部長の挨拶。応援する家族代表の挨拶。前回の優勝者(当然大高である)の優勝旗の返還。開会のセレモニーの間、岡田の心にはそういった葛藤があった。
取り組みが開始された。
岡田の最初の相手は家田である。前頭とはいえ何と言っても部内の最若手である。ありあまる体力を一気にぶつけてくるのであろう。
「最初から、いやなのにあたったなあ」
岡田は思った。そのように考えること自体、やる気になってしまっている証拠である。
取り組みは進み、いよいよ岡田の番となった。
呼出し(確かに凄い美人だ)の声が響く。
「ヒィガーシ、ゼンホーオオイー。ニイシー、ヨスネービィートー」
土俵に上がった。塵浄水をきる。塩をまく。四股を踏む。二十五年ぶりにもかかわらず体がそれらの動作を覚えていた。
家田の方を見る。真剣な表情で仕切っている。動作も一つ一つが決まっているように岡田には感じた。目が怖い。
「思い切り投げ飛はされるのだろうか」
岡田の中の弱気の虫が目を覚ました。
「やっぱり、家族を連れて来なくてよかった」
最後の仕切となった。大きくひとつ深呼吸をする。
手をついた。
立ち上がった。
いきなりがっぷり右四つになった。
「そういえば子供の頃は右四つが得意だったよなあ」
そんなことを考えた。
それにしても……軽い。相手を軽く感じる。
家田はじっとしている。ためしにちょっと仕掛けてみるか。
右下手を手前に向けて稔りながら、左上手から投げてみた。
「うわー」という声を発して家田か足元に転がった.
ドッと歓声が上がった。
「ええ!」
「おいおい」
「強いじゃないか」
そんな声が岡田の耳朶を快くくすぐった。
この時岡田は心の底から家族の応援を断ったことを後悔した。こんなに格好いい父親の姿を見せられる機会などほかにあるとは思えない。
「お父さん凄い」
「こら、喋っちゃだめでしょ」
今聞こえてきたのは何だ。聞いたことのある声だ。
声のした方を見る。そこには万澄と妻がいた。加愛もいる。両親も。
妻がいたずらを見つけられた子供のような表情をして岡田を見やった。
岡田はしはらくそちらを見ておもむろに頷いた。できるだけ表情を変えないようにして。
「来てたのか」
「よくぞ、よくぞここに来てくれた。ありがとう、ありかとう」
岡田は神に感謝した。
岡田の心にやる気の炎が燃えた。
岡田の快進撃が始まった。
ぶつぶつと何やら喋っている谷井を突き出し、関井を吊り上げ。桑住とは、がっぷり四つに組んでの長い相撲の末、寄り切った。
「投げるのはやめてよ」と事前に予防線を張る田部をそっと寄り切り、立ち会い一発に賭けて右に大きく変わった猪江の奇襲もよく見てつかまえたあと寄り切った。
その都度おこる家族の大歓声が嬉しい。
陰の実力者、竹村には綺麗に投げ飛ばされた。
「ついに負けたか」
そう思った岡田の耳に
「またやっちゃった」
という竹村の声がした。
竹村はかつてやっていた柔道の癖で、投げる時に大きく体をしずめるのだが、その時膝がついていたのだ。
これで七連勝。あと四番である。
「俺は強いんだ.こんなに強かったんだ」
二十五年以上前のことを岡田は思い出した。
確かに岡田は小学校一年、二年の時、クラスで一番相撲が強かった。岡田は相撲が大好きだった。休み時間も放課後も相撲を取り続けた。父親にも暇があれば取ってもらっていた。
テレビの相撲中継も熱心に見ていた。技もいっぱい覚えた。
子供の世界では相撲が強いこと、即ちヒーローだったのだ。
しかし、小学校三年の二学期にクラスに転校生かやって来た。岡田よりひと回り体の小さいその子は相撲が強かった。全身がバネでできていた。最初の対戦で、気楽に立ち上がった岡田は、いっぺんに土俵の外までもっていかれた。
真剣に取った二番目、岡田は目いっぱい土俵に叩きつけられた。何度も何度も岡田は挑戦した。しかし、ただの一番も勝つことができなかった。岡田はヒーローの座から転落したのだ。
二番目に強い、ということは岡田には何のなぐさめにもならなかった。相撲は、相撲だけは、岡田には一番でなければならなかったのだ。
岡田は……相撲からはなれた。もう決して積極的に取ることはしなかった。
それは岡田の心の奥深いところに封印されていた記憶だった。小学校三年生の時の気持ちが、何度挑戦しても負け続け、泣きながら家に向かって走っていった時の気持ちが、岡田の心にくっきりと甦った。
岡田の目に熱いものがあふれた。
岡田は三四歳になった。この年齢になれば本当の意味で世の中で一番になれるものなど常人には何もないということが分かる。世界は広い。とてつもなく広い。どんなに自分が得意だと思っていることでも、必ず上には上がいる。
岡田の人生はそのことを確認していく人生だった。いや、岡田だけではない.誰もがみなそのようにして大人になっていく。
それでも人は生きていく。決して一番になることのない人生を人は生きていく。
人がもし一番になることがあるとしたら、それは自分が所属している狭い世界の中でだけなのだ。
もしも人生の中でそういうことがあれば、それは、その人の人生にとっての光り輝く時なのだ。いつまでも胸にあたため、思い返しては人生の原動力とする。ひとりひとりにたったひとつしかない人生の、その人だけの宝石なのだ。
岡田はタオルを顔にあて、汗といっしょに目のまわりをふいた。岡田は、前を見た。
土俵の向こうに大高が立っていた。岡田と大高の視線が交差した。大高はニャッと笑って廻しに差していた扇子を左手で抜き取り、ゆっくりと顔に風を送った。
七番終わって、全勝は大高(高扇子)、石尾(面影橋)、岡田(世拗人)の三人。
次に岡田は大高と当たる。
現時点での勝ち星は並んでいても、持ち点が三人の中では一番多い岡田が今は例えトップであるとしても大高の強さはやはり圧倒的だった。
年間二回行われるコンペで大高は三年間六回に渡って全勝を続けているのだ。
チョイチョイと電子手帳のキーを押して、萩本が
「大高君。今度勝ったらちょうど七〇連勝だよ」
と話し掛けているのが聞こえた。
「岡田さん、すごいじゃないですか。みんなびっくりしてますよ」
梶村が岡田のところにやってきて話し掛けてきた。
「すごい」
「みんなびっくりしている」
なんと心地良いことばだろう。岡田はウットリする。
「そう、たまたまだよ」
岡田は、笑いくずれそうになるのをこらえて、無理矢理眉間にシワを寄せて答えた。喜びが大きければ大きいほど、岡田は表情を変えまいとしてしまうのだ。
「またまたあ。そんな顔してえ。嬉しいくせに」
そう言った後、岡田の尻をそっとなでて、梶村は去っていった。裸の尻へのタッチはなかなかこたえる。
岡田はゾクッとした。
「勝ちたい」
岡田は思った。
心の底から勝ちたいと願った。
応援に来てくれた家族のために。そして自分のために。一生あたため続けることのできる宝石を得るために。
呼出しが土俵に上がった。扇子を開く。
「ニィーシー、ヨスーネービィーイト。ヒィガーシー、タカセエーンスー」
行司の呼び上げが続く。
「カタァヤー、ヨスネエビトー、ヨスネエビトー.コナーター、タカセンスー、タカセンスー」
土俵周囲は、今日最高の歓声につつまれた。この時点で既に岡田は今日最高のヒーローである。
大高は強い。とにかく強い。おそらくこの相撲も大高が圧勝するだろう。しかし、ほかのメンバーと違って岡田は初顔合わせである。
「もしかして」という期待感も応援する人たちの心の中になかったわけではない。勝ちつづける大高の負ける姿を見てみたい。
それは誰もが潜在的に持っている願いであった。
岡田は大高を見る。学生時代に相撲を含め色々な格闘技を経験したというその肉体は、三〇歳となった今も、隆々と筋肉がもり上がっていた。
大高の相撲の取り口を分析してみれば、岡田に勝ち目はほとんどないと思われた。
大高は岡田と同じ右四つの相撲だ。がっぷり右四つになってしまっては力で劣る岡田にはどうしようもない。しかしこれまで七番取ってみて岡田には自分もまた右四つに組まないと力が出ないことも実感していた。二五年のブランクを経ても岡田の相撲は子供の頃と少しも変わっていなかった。
身長は数センチ大高が上回る。体重では岡田の方が重い。
数字だけ見れば、肉体的条件では大きな差はない。しかし、素材が全然違う。
美しいと感じたおのれの肉体も大高の筋肉の美しさにはかなわない。
もし上回るものがあるとすれば、足の長い大高に対し胴長、短足の自分の体型は相撲を取るには有利なはずというくらいだ。
岡田の思いは千々に乱れた。結局どのような相撲を取るかということは決まらなかった。
「時間です」
行司の声がした。
岡田は呼出しからタオルを受け取り上体に流れる汗をぬぐった。
目をつぶった。
「精神を集中させねば」
心をしずめた。
「よし」
心を決めて目を開き、土俵中央に向き直った。
「とにかく、大高は立合いに変わることは決してしない。思い切りぶつかろう。あとは成り行きだ」
蹲踞する。立ち上がる。足の位置を決める。腰をおろす。大きく息を吸い込んで……息を停めた。
立ち上がった。
全力で大高の胸にぶつかった。
コンクリートのような胸板だった。
はね飛ばされた。
大高の左の突きが岡田の体をのけぞらせる。右の突きがはいろうとする間際、岡田は体を開いた。左手が大高の廻しにかかった。廻しをつかむ。
大高が強引に右をねじこんできた。岡田は上手を浅く引き、大高の右をしぼって殺し、下手を引くことを許さない。
岡田は頭を大高のあごの下につけた。右がはいった。岡田はこの右下手を返して、大高に上手も許さない。
岡田は望みうる最高の形に組んだ。
大高は上手を取ろうと左手を伸ばしてくるが、岡田は腕を返し、これを許さない.胴長の体型も幸いした。
さらば、と大高は左で岡田の右を抱え込んだまま、強引に右から岡田の体を起こそうとする。すごい力だ。岡田の体が浮きあがる。が、何とか残した。岡田はさっきの体勢を死守する。
大高がもう一度、岡田の体を抱え上げた。右足を踏み込み、掬い投げを打つ。投げられようとする時、岡田の短い左足が踏み込んだ大高の右足にかかった。
岡田は思い切り引き付け、体を大高に浴びせた。とっとっとっと大高の左足が後ろに下がったかと思うと、二人の体が重ね餅になって倒れた。
岡田が上。大高が下。
「ああ、それはいけない」
大高夫人天光子さんの絶叫が、館内にこだました。
コンペは終わった。
岡田は持ち点計算を加味して、優勝者となった。
しかし、持ち点の計算をいれないグロスでは準優勝だった。
大高との大一番のあと、岡田は先ず萩本に勝った。彼の肉体のたっぷりした感触を充分楽しんでから寄り切った。
「頼む石尾。岡田さんともう一度取らせてくれ」
と大高に送り出されてきた石尾に対しても、彼のスピーディーな動きを土俵際で何とか止めて、投げの打ち合いの結果、辛勝した。
この一番により、岡田の優勝は決定した。
しかしもし、最高の勝ち星をあげた参加者が複数存在すれば、同点決勝を行い、持ち点計算を加味しないグロスの優勝者も決めるという規定が別にあった。
が、残る一番の相手は、梶村。今回のこれまでの成績は三勝七敗。
岡田の勝ちは動かないと思われた。
岡田自身も「梶村なら」と日頃感じている好意もあり、もう全勝優勝は決まったような気持ちになった。最後の取り組みを待つ間、優勝スピーチの内容を考えていた。
梶村との一戦、立ち合いでがっちりと右四つに組み止めた。これでさらに安心した。
「最後は綺麗に決めよう。土俵に思い切り投げ飛ばしてやろう」
そんなことを考えていると、梶村が右の下手から投げてきた。岡田は左足を梶村の右足に掛け、外掛けの体勢に入った。
「大高戦と同じだな。まあ外掛けでもいいか」
と思うやいなや梶村が右足を掛けられたまま、高くはねあげた。足は梶村の方がはるかに長い。岡田の左足は梶村の右足とともにはね上がった。しっかりと地を踏んでいる梶村の左足に対して、岡田の右足は地面から浮き上がった。
岡田は下手投げで敗れた。
結びの相撲で石尾を敗った大高との優勝決定戦は岡田の完敗だった。あっという間に土俵の外に飛ばされた。
しかし、岡田に口惜しさはなかった。自分の詰めの甘さを悔やむ気持ちも不思議と起こらなかった。
岡田は満足感でいっぱいだった。
たとえグロスでの優勝は逃したとはいえ、岡田はこのコンペの正真正銘の優勝者なのだ。
コンペが終わって、参加者はそれぞれ応援に来た家族と談笑している。岡田も家族の元へ行った。
「よう頑張ったなあ。お前はもともと強かったものなあ」
父がうなづく。
妻は泣いていた。
岡田は胸がいっぱいになった。
「ありがとう奈々菜」
妻は同じ音が三つ重なる自分の名前を嫌っていた。
「人前では名前で呼ばないでね」
と言われていた。そのことを忘れて、つい名前を呼んでしまったのだが、妻は気がつかないようだ。岡田は何か気のきいたことを言おうと思った。
「本当にありがとう。今日勝てたのは君のおかげだ。この優勝は君の勝利だ」
「いいえ」
妻は頭を横にふってから答えた。
「これは、あなたの勝利です」
万澄が岡田に抱きついた。
「お父さん格好いい。格好が良かったよ」
万澄が尊敬の思いを全身からあふれさせて岡田を見つめていた。
思えば岡田の父も相撲は強かった。岡田は万澄に二五年以上も前の自分の姿を重ね合わせた。
父から自分へ、そして我が子へ。思いは引き継がれていく。そしてきっとその先へも。
岡田は万澄の頭をなでた。思いをこめて言った。
「息子よ。未来は美しい」
参加者が次々に岡田の元へやって来た。
谷井も、田部も、萩本も。みんなが岡田に祝福の言葉を浴びせた。
大高が来た。にっこり笑って岡田に握手を求めた。
梶村が来た。「やるだろうな」と思ったらやっぱり黙って尻をなでて去って行った。
岡田は思う。
「みんなみんな何ていい人なんだ」
今の岡田にとって世界は光り輝いていた。
あらゆるものが美しかった。あらゆるものが素晴らしかった。
岡田はあらためて稽古場を、土俵を見た。
「帰ってきた。僕はやっとここに帰ってきた」
それは何と遠い道のりだっただろう。僕はいったい何をやっていたのだろう。
相撲を取れば、相撲を取りさえすれば世界は一変する。
自分か相撲を取るだけでみんながこんなに喜んでくれる。
自分の周りにいる人間をしあわせにする。それ以上のことはこの世界には存在しない。
簡単なことだったんだ。本当に簡単なことだったんだ。
「この国に生まれたから、みんなと同じように相撲を取る」
たったそれだけのことだったんだ。
岡田は誓った。
「僕はもう二度と相撲からはなれない」
この時、岡田の脳裏をチラッと先日ゴルフのビデオを見た時に誓ったことばがかすめた。
しかしそれは一瞬のことだった。
私は、ある中年男の、世界をそのままに受容する人生への目覚めと、苦悩する魂の再生を描いた。
のであったりするのだ。
了
(注)作中ところどころ歴史上の有名なセリフを借用させていただいております。出典は特に明記しません。
この小説を書いたのは、1990年代後半でした。相撲コンペに参加する登場人物は、その時、私が働いていた部のメンバーをもとにキャラ造形しました。全員、実在のモデルがいます。
そのメンバーの内、数人に読んでもらいましたが、好評でした。
中でも萩本のモデルになっている方は、特に気に入ってくれました。
この小説、最初は、フロッピーディスクに入れていて、以前、運営していたホームページに、アップできなかったのですが、彼が全文ワードに再入力してくれたので、アップ出来た。そんなこともありました。
以下 2022年2月25日記
この小説、最後に書いておりますが、
歴史上有名な台詞を、私の記憶ではたしか7つか8つ使っております。
面倒くさいので出典はいちいち書かなかったのですが、
以下記述します。
我に自由を与えよ、しからずんば、死を与えよ
パトリック・ヘンリー
ブルータスお前もか
シーザー
僕と松谷(天光光)の間には厳粛な事実がある。結婚する。
園田直だったかな。
私の選んだ人を見てください
島津貴子、婚約記者会見
ああ、それはいけない。
ケネディ暗殺の瞬間、ジャクリーンが叫んだ、オーノー の、日本での新聞か何かの訳語。
これは君たちの勝利だ。This is Your Victory.
いいえ、あなたの勝利です。 No, This is Your Victory,
第二次世界大戦戦勝後のチャーチルと群衆のやりとり。
息子よ未来は美しい
ルムンバ
記憶違い、記憶漏れがあるかもしれませんが、こんなところだったと思います。