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共同戦線のようですよ!?

4月25日(月)の投稿になります。

なぜあっさりばれるのか!?

『マスター、それはマスターの髪の色のせいでは?』

ですよねー!

これは何かしらの対策を練る必要がありますが…

それはともかく。

「何のことでしょう?」取りあえず誤魔化してみる!!

「あれ、覚えてないかい?昔会ったことがあるんだけど。」

シャルハーンは、笑いを堪えながら言った。

言われてみれば幼いころ他国の王族とパーティーであったような気もしますが…


ちなみにもう一人の男性、フィーリスと呼ばれた男性の方を見やれば、顔を青ざめさせていた。

「イカルガ皇女だと?たしか皇帝が大変可愛がっていて侮辱的な発言をした小国を滅ぼした逸話があるあの…」

などとブツブツ呟いていますね。

あとそれはデマですからね!

まあ言いませんが。

それよりも。

「えーと、なぜ王太子殿下がここに?」

との私の質問に。

「情報より早かったかい?」

と答えたが、まさか調べていたことがバレてる!?

ヤツバさんが私の前に出て庇うのを見ながらシャルハーンは笑いながら手を振る。

「ああ、別にどうこうするつもりはないよ。ただリザードマンの情報はこちらも掴んでいたし、その時に君たちの事も知れたという訳さ。」





そして、今現在私はシャルハーンと共に彼の馬車に乗っている。

ヤツバさんは一足先にカザリ達の元に向かった。

「実際の所、今回の僕の領内視察は国内の反乱分子、まあアメン教な訳だけど。をいぶり出すのご目的でね。ただ誤算があって。」

シャルハーンが言葉を濁した後をついてフィーリスが続ける。

「ギ=ザザという強力な存在です。我が護衛隊ではまともに対応出来ないほどの脅威。」

さらに後を続けるシャルハーン。

「そこで、なにやら僕たちの事を調べている他の勢力があると知って、調べてみたらなんと、Aランク冒険者のパーティー、さらにはあのザック・ラーがいるし、昔懐かしい姫君がいるしでコレはもう、協力するしかないと思った訳さ。」

そう言ってウィンクするシャルハーン。



そう、私達は協力して事に当たる事にした。カザリ達には事後承諾になるけど。


「まずは我々が野営している所までいこうじゃないか、ヤツバさんだっけ?彼女には地図を渡したからすぐに仲間も来るでしょ。」

そう言ってシャルハーンはガラス瓶からリンゴの砂糖漬けを取り私の口に持ってきた。

「ほらハル嬢、あーん。」

本当にどうしてこうなった!


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