アメン教の影のようですよ!?
4月23日(土)の投稿になります。
情報ゲットのようですよ!?において誤字報告がありましたので修正しております。
ご指摘ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
貴族の情報を集めていたが、実にきな臭い情報が引っ掛かってきたとの報告をカザリが持ってきた。
「どうやらギ=ザザを使ってろくでもない事を考えているようです。」
どうやらこのルカンタの街にラナルカンドの王族がやってくるらしく、ギ=ザザの協力者である貴族達がそれに併せてゴロツキを集めているらしい。
そしてもう一つ、やはりというかこの貴族の影にアメン教がちらついてきていた。
「あいつらの常套手段だな。」
兄様は憎々しげに呟く。
アメン教…イカルガへ渡る前には決着を着けたい所ですが。
いえ、たしかイカルガの反乱もアメン教が絡んでいるんでしたか。
「しかし逆に言えばチャンスかも知れません。その王族を狙う前後ならギ=ザザを見つけることは容易いでしょう。」
とのカザリの太鼓判を受けた。
問題は、あの槍の能力ですかね。
「一番いいのは槍を押さえる事だろうが、最悪生け捕りか?雑魚ならともかくあのレベルの腕前なら難しいかもな。」
後は、その王族の警備兵と接触しないように気をつけないといけませんね。
「もう少し情報を集める必要がありますが、襲撃に合わせて行動を取ると言うことでいいでしょうか?」
全員が頷いた事で計画をさらに煮詰めることになり、まずはこの王族が街に来る詳しい日付を調べないとですね。
その王族の一行は現在ほかの街に逗留中であり、このルカンタから王都へと船で戻るらしい。
狙うならルカンタに到着する前でしょうか?
「ギ=ザザが潜伏しているだろう場所を見ると見事に王族の移動ルートと合致しますね。」
つまりそのルートを張っていればギ=ザザにたどり着くと言うことですか。
「後はその王族に出会わないようにすることか。」
面倒事はごめんですしね。
私達は今度こそ決着をつけると意気込んで準備に奔走するのであった。