異世界に降り立ったようですよ!?
2月14日(日)本日三回目の投稿になります。
レベル表記の抜けを修正しました。
鼻孔をくすぐる草の匂いが、俺の意識を覚醒へと導く。
『ん…」ゆっくりと目を開くと、優しげな日差しが降り注いできた。
俺は上半身を起こし、周りを見渡した。空は青空が広がりゆっくりと雲が流れている。
大地は草原が広がり、少し遠くには森が見えた。
ここが異世界なのか?俺は目を擦ろうとして、何かに手が当たった。
ん?ソレに触れてみると…眼鏡?俺は眼鏡?を顔から外し見てみた。
それは所謂アンダーリムといわれるタイプの眼鏡のようだ。色は落ち着いた感じのメタリックブラックでデザインも悪くない。造りもしっかりしている。
何でこんな眼鏡が?
『それはナハトルマ様の祝福の一つです。』
突然頭の中に声が響いた!
「うわぁ!?」思わず立ち上がって辺りを見回したが誰もいない…
『落ち着いてくださいマスター。私はマスターの中に存在する物ですので、姿を見ることは出来ません。』
俺の中?
『そうです。私はマスターのような転生者をサポートするナビゲーション思念体です。ある程度落ち着かれるのを待って話し掛けたのですが、未だ早すぎたようですね。』
ナビゲーション思念体…?男性の声とも女性の声ともつかない声が性別を不明にさせる。
『私には性別はありませんよ。』性別はないらしい。
『それよりもマスター、現状把握は必要でしょうか?』
おお!ぜひ頼む!
『了解しました。まずマスターの状態から…ステータスと念じて下さい。』
ステータス?…うお!?そう考えた瞬間、目の前に半透明な板が現れた!
『それがステータスボードです。次はボードに書かれている内容をご覧下さい。』
どれどれ?俺はステータスボードの内容に目をやった。
名前:ハル・スメラギ
性別:女性
年齢:14
職業:
レベル:1
力:1
体力:1
素早さ:3
器用:5
知性:8
精神:7
運:12
攻撃力:2(0)
防御力:4(+1)
特性:近眼(神域の眼鏡により補正中) 貧乳(マイナス補正 力と体力)スキル生成
スキル:
ふむ…能力の内容はなんとなく判る。数値に関しては…力と体力は最低なのはわかる!特性のマイナス補正らしいが…
平均がどれくらいなのか判らんとなぁ
『一般人で平均は3、冒険者で5、優秀な冒険者なら能力値の一つか二つに8から10のステータスがあります。マスターは身体能力を除けばなかなか優秀ではないでしょうか。』
ほほう!身体能力に関しては惨すぎる気がしないでもないが、そこはおいおい考えるとして次は…
なかなか見た目描写にたどり着かないですね。