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国境を越えてのようですよ!?

4月8日(金)の投稿になります。

無事退院できたので今日からPCでの投稿になります。

サンレスタの街の滞在は、3日ほどになった。

おもに装備品の手入れと食料の買い込みがおもで、情報などはタリオさん達が請け負ってくれた。

予定としては、1日かけて国境を越えてラナルカンドに入りそこから街道を通るルートでイカルガ行きの船が出ている港町ルカンダまで、だいたい1週間くらいだということだ。

{自分がマハルの街に向かったのと同じルートで戻ってるので特に問題はないですね。}

とはヤツバさんの声。

「そういえばヤツバさん、イカルガに戻って大丈夫なんですか?修行の途中なのでは?」

と、前から気になっていた事を聞くと。

「いえある程度の目処めどがついたら一度戻る予定でしたから。」

それに時分の使命はハル様を守ることですから。と言ってニコっと笑ってくれた。

…いかんちょっとクラってきた。なんという破壊力のある笑顔なんですか!?

などと益体もない事を考えていると馬車の用意を終えたニーニャさんとカザリがやってきた。

「準備終わりましたよ。どうなされたんですか?変な顔して。」

カザリがこちらを見るなりからかう様に聞いてきた。

「なんでもないです!」ちょっと強引にごまかしましたがなんとなくカザリには気付かれている気がします…

「準備できたんなら早く出発しようじゃないか。」

と、ニーニャさんは張り切っている。

あれは絶対、次の街のお酒が飲みたくて仕方ないんだな。

「まだ兄様が来てませ「またせたな。」んよ。」

そう言い終わらない内に兄様が支度を終えて現れた。

「では全員揃った所で出発しましょうか!」

兄様が馬車の御者台に座り、馬を操り門へと馬車を進める。

特に問題なく門を抜け進路を東へ、カトリアス王国の国境へと馬車を向ける。

国境沿いは至って平和だった。モンスターもほとんど出ず、盗賊などもいない。

これは、カトリアスとラナルカンドが合同で軍を動かして討伐を行なっているからだろう。両国を結ぶ街道でモンスターが多いとなると商人の出入りが滞るからだ。

だれだって安全なほうがいい。ならばとカトリアス王がラナルカンドの王に呼びかけ、10年ほど前から合同で行動するようになったらしい。

国境沿いを単独で動けば侵略行為と取られるからだろうとカザリは言う。

カトリアス王の英断で安全に移動できるのだから感謝しかない。

そして問題なく私達はラナルカンドへと入った。

冒険者ランクAとなった私達に対する審査は手早く終わった。さすがランクAの威光ですかね。

しばらく馬車を進めると小さな宿場町が見えた。今日はベットで休めそうですね。

時刻はまだお昼にもなってないので余裕をもって街へ入る。

「ここは1日の滞在でいいな?」

ザック兄様の質問に皆が頷くのと確認し、馬車置き場に馬車を預けそこで聞いたお勧めの宿屋へと。

お勧めだけあってなかなかに小奇麗な宿で、食事もおいしかった。

明日に備えてすぐに休むことにした。ニーニャさんは酒場にいったようだが…

ベッドにもぐりこみすぐに目を閉じる。




わかっている、私が逃げているってことは。ナビ先生、いやサナリから…

あれからまともに会話をしていない。私から話し掛けないとサナリは答えない。

私は怖いのだろうか?サナリを?それとも…

「ごめんね、サナリもう少し待ってほしい。もう少し勇気がでるまで。」

そんな勝手なことを呟き私は眠りについた。


『マスター、私はいつまでも待っています。』



そんあ声が聞こえた気がした。



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