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修行計画の決定のようですよ!?

3月19日(土)の投稿になります。

「よしここまでた。」マサキさんの声にヤツバさんはたまらず座り込む。

「あ、ありがとうございました。」疲れてヘトヘトになっていても挨拶は忘れないヤツバさん。

まさか初っぱなから『八刃・八葉』を出してくるとは。そしてあれを防ぐなんて、あの同種食いでも傷つくほどの技をあっさりと防いで見せたマサキさんは流石としか言いようがない。

その後はニーニャさんの時と違い、マサキさんが攻め立てた。

かんとか反撃しようとするも、結局攻撃出来たのは最初の『八刃・八葉』だけだった。

「ヤツバ、お前さんは防御の面に関してはなんの問題はないな。ただ、圧倒的に経験が足りない。」

マサキさんはそう言ってさらに言葉を続ける。

「たぶんお前さんは頭て理解しないと身体が動かないタイプなんだろう。所謂いわゆる理屈屋ってやつか?たからお前さんの修行はただひたすら試合形式の修行になる。」

そのタイミングで、アミーナさんが一人の女性を連れてきた。

年の頃は二十代くらいだろうか?美しい金髪をポニーテールにしている。なかなかの長身、所謂モデル体型と言ったところだろうか。もちろん美人であった。

「紹介しよう。俺の仲間で剣士のショウコだ。」

ショウコさんと呼ばれた女性は、こちらに向けお辞儀をすると、自己紹介をしてくれた。

「初めてまして。マサキの冒険者仲間のショウコ・ハイランシアだ。」

名前を聞いたヤツバさんが尋ねる。

「ショウコ殿はイカルガの方ですか?」

その問いにショウコさんは首を横にふり否定する。

「いや私は生まれも育ちもこの王都だ。ハイランシア家は貧乏とはいえ子爵なんだ。」と、そこでマサキさんは私にだけ聞こえるように囁いた。

「あいつも転生者だ。」

なんとここにもう一人の転生者が…

「じゃあ大体の修行の内容は後で詰めるとして今日は家でゆっくりしていってくれ!夕食は豪勢にいこう!」

そのマサキさんの発言に喜びの声を上げる皆…って私は?

慌てて尋ねる私にマサキさんは。

「お前に修行は必要ないだろ。と言うかまともにやったら俺でも消し炭になるわっ!」

と言われた。えーそうかなあ?まだ不満そうな私にマサキさんは。

「いいか?話に聞く限りハルは神域解放を使えるようだ。いくら俺でも神域内でまともに動ける訳ないからな。そこに魔法を食らって終わりだ。」と言われた。

神域解放とは変化した同種食いの時の状態でしょうか?

とは言え、全く何もしないというのは問題なので体力をつける運動をアミーナさんが教えてくれることになった。

夕食は本当に豪勢だった。時々和食っぽい品も混じっていて懐かしい気持ちになれた。ちなみに全部マサキさんが料理した物らしい。

味ほ全て美味しく宮廷で出されても満足のいく物だった。

食事の後は皆と雑談で親睦を深め、王都滞在中はマサキ邸で過ごすこととなった。

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