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森にて無双するようですよ!?

2月27日(土)投稿になります。

ゴブリン討伐の依頼を受けて、マハルの街の北門から出た先のバルトマーゼ平原、私が目覚めた場所の側にある森の中にて。

現在、無双中です!







ヤツバさんが…

「ふっ!」気合い一閃!ヤツバさんの刀がゴブリンの首を纏めて三つほど切り飛ばしました。

ゴブリンが倒れた後も、しばらく刀を向けたままでしたがフッと息をつくと刀を鞘に納めました。残心と言うそうです。

「ここはもうゴブリンはいないようですね。」周りを見渡しながらヤツバさんが言った。

私も【探知眼】を使い調べたがこの辺りにはいないようだ。

「そうですね。そろそろ変わりましょうか?」と、聞いてみたが。

「いえ、ハル様は…その手加減を覚えてからお願いしたいかと。」

ヤツバさんが私から微妙に目線を外しながらそう言う。

いえ違いますね、正確には私の後ろでしょうか…私はそっと、今まで見ないようにしていた方へ目をやる。

そこには一部木々が燃えた跡がありました。なぜこうなったのかと言うと…



森に着いてすぐに、【探知眼】を使いゴブリンの元へ移動する。

「ハル様は探知系スキルをお持ちなのですね。」ヤツバさんが感心したかのように言ってきた。

そんな他愛のない雑談をしながら移動していると、ようやくゴブリンの集団、五匹ほどの、を見つけた。

「五匹か…自分が突っ込みますのでハル様は援護をお願いします。」

「わかりました。」ヤツバさんがそっと刀を抜き、肩に担いだ。

「行きます!」そう言うと凄まじいスピードでゴブリンの側まで!早いっ!

突然現れたヤツバさんに対応しきれずにいた一匹に担いでいた刀を振り下ろす。

一閃!頭から股にかけて振り下ろした刃は見事にゴブリンの体を真っ二つにしました。そしてその隣にいたゴブリンを、今度は下から上に振り上げました。

あっという間に二匹を倒したヤツバさんは次の獲物を…いけません私もがんばらねば。

「我が右足に在りしは神潜みし雷光!…降れ!伏雷ふしいかずち!!」私は右足を前に踏み出しながら詠唱する。突然あらわれた雲から放たれた雷光により、三匹のゴブリンと、側の木々を巻き込んでその威光を地上へと振り下ろした。

…あとヤツバさんにも。 ってヤツバさんっ!?

「も、問題ありません。なんとか避けれました。」そう言って身を起こす。

よ、よかったぁ、倒れていたからてっきり…

転がったときに着いた土を払いながらヤツバさんはため息をつく。

「それにしても、ちょっと、いやかなり威力ありすぎですね?」

いえ一応手加減したつもりなのですが。かなり威力を抑えたつもりだったんですがおかしいですね。

「えー、取りあえずハル様は加減を覚えるまで魔法禁止といくことに。」

ええっ!?魔法を使う以外に私にどうしろと?

「とりあえずゴブリンは自分が倒します。」そう言うと、音につられてきたのか三匹のゴブリンに刀を向ける。



まあゴブリンの死体をギルドカードの機能であるアイテムボックスに収めつつ、回想していた訳ですが。

「とりあえず、討伐は10匹でしたよね?ならあと2匹ですか。」

言われて私は探知スキルで周りを調べるが…

「近くにはいませんね。」索敵範囲内にはいないようですね。

ヤツバさんは刀の刃を点検しながら

「時間はまだあります。自分の刀も問題ありません。ハル様はどうですか?」

「私は大丈夫です。」

そもそも魔法一回しか使ってないのです。言い忘れてましたが、木はすでに燃え尽きて火事の心配はなさそうです。念のため生活魔法の[ウォーター]で濡らしておきましたが。

「ではもう少し奥にいってみますか?」

ヤツバさんの提案に頷き、もう少し森の奥へと。

『マスター』

奥へと足を進めていると、ナビ先生が声を掛けて来た。どうしました?

『さっきの戦闘でマスターのレベルが10となりましたのでスキル枠が一つ増えました。新しいスキルを習得しますか?』むむ、いつの間にレベルが上がっていたのでしょうか。

取りあえず保留にしましょう。街に帰ってからゆっくりと選びたいですし。

『了解しました。』ナビ先生はそう言うと沈黙した。

と、索敵に反応が!

「ヤツバさん!」

「わかりました!」

そう言うと反応の有った方に向けて駆け出す。

特にピンチにもならずあっさりとゴブリンを倒した私達は、街へと戻ることにした。

なんかこう釈然としないものを感じますが。初依頼は成功なのでよしとしましょうか、宿に帰ったらスキルを取って手加減の練習しましょうか…せめて森を焼き払わないように。



戦闘だと特に文才のなさが際立ちますね…

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