遊戯の神が現れたようですよ!?
「初めましてだね!皇 春人くん!」「き、君…は、一体…ど、ど、どちら様で、しょ、しょうか?」どもり、どもりながらも少年の顔から目線を外しつつ質問をする… 言っておくが俺は断じてコミュ障などではない!人より少しだけシャイなボーイなだけである。
「ボーイって…三十代後半の人間がいうと哀れを誘うね!いやまてよ!チェリーボーイなことを考慮に入れたら合ってるのかな!」
ちょ!謎の少年がテーブルに肘を付いたまま楽しそうに言う…今俺喋ってないぞ!?しかもなんで、どうて…ゲフンゲフン!なこと知ってるんだ!いやそもそもなんで俺の名前まで…
「それはね!」少年は心を読んだかのように話出す。
「君の考えてる通り!僕は君の心を読んでるのさ!なんせ僕は神だからね!三十過ぎたオッサンの心を読むくらい訳ないさ!」
はあ!?なにいってるんだコイツは?神様だって?だがしかし、心を読んでいるとしか思えない受け答えではある。もしくは何らかの心理的トリッ「トリックなんかじゃないよー!」クか…なんだと…
いきなり心の声に被せてきた少年はニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべてこちらを見てくる。
…少なくとも神かどうかはともかく、心を読めるというのは確かなようた。
「疑り深いなぁ!」呆れたような声をあげながらも少年はニコニコとした表情を崩さない。
「取りあえず自己紹介!僕は遊戯の神ナハトルマ!そして君を異世界に転生に導く案内人、いや案内神さ!」
は、はいいっ!?え、転生?転生ってあのラノベやアニメなんかでよくあるあの?
ナハトルマと名乗った自称神様はニコニコとした笑みをさらに深くして俺を見ていた…