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初戦闘!するようですよ!?

2月15日(月)本日四回目の投稿です。

冒険の一歩を勢いよく踏み出した私だが現在…



つ、疲れた。足が痛い。も、もう歩けない。ナビ先生なんとかして。

早速泣き言をこぼしていた。(泣)

『先ほど休憩されたはずですが?』無機質な声ながら、どこか呆れたように感じがするのは私の気のせいだろうか?

そうはいいますがね先生?身体能力が低いから仕方ないのではないかとおもうわけですよ。

そもそも現在歩いているのは、足首くらいまで生えた草が生い茂る草原である。草に足を取られて歩きにくい。

『もう少ししたら整備された街道にでるはずなので頑張って下さい。』ナビ先生の声援に背中を押されながらヨロヨロと進む私…

やっぱり少し休憩、たまらす地面に座りこんだ。スキル【礼儀作法(王)】のおかげで、無意識にでも女の子座りになっているのが物悲しいような…

そっとため息をつきつつ空を見上げる。太陽は私の真上で優しい光を注いでいる。元の世界と同じなら今はお昼ぐらいだろうか。

しばらくぼーっと空を見ていたら、突然目の前にステータスボードのような物が現れる。見てみるとそれは地図のようだ。

これは?その地図には青い光点が2つと、赤い光点が6つ表示されていた。

『マスターそれはスキル【探知眼】による物を視覚化した物です。青い光点は敵意のない者、赤い光点はモンスターなどの敵意がある者を表します。どうやらすぐ近くで何者かがモンスターと戦闘中のようですね。』

戦闘中か…2対6ってことは人間?側が不利なのかな?

とはいえいきなり加勢するために戦闘するのは不安があるか。なにせまだ魔法の練習すらしていない。使い方はなんとなくわかるんだが、実戦で使えるかというと不安だ。

そうこうしてる内に赤い光点が一つ消えた。大丈夫そうかな?そう思ったとき、青い光点が一つ消えた…あ、気がついたら私は光点に向かって走り出していた。

なにか考えていた訳じゃない、ただ体が勝手に動いた。そしてその場所にたどり着いた時に私の目に入ったのは…


地面に倒れたローブを着て長い杖を持った男性の背中に、ナイフらしき物を刺し下卑げひた笑いを浮かべる。子供くらいの身長で緑色の肌をもつ醜い化け物、ラノベなどに出てくるゴブリンのような…鑑定によるとゴブリンと出た…とさらに同じゴブリンがもう二匹。倒れた男性の側をはなれもう一人、戦士だろうか?の方へと向かっている。その戦士は女性のようだ。軽装の鎧と二本の短めの剣を振るい、ゴブリンとは違うモンスター、豚顔の小太りな化け物、オークと鑑定に出た。と、オーガという身長2m以上ありそうな大柄の筋肉質な化け物を、ニ対体同時に相手していた。

それはまるで美しい舞をみてるかのようだった。

オーガとオークの攻撃はことごとく空を切り、その女戦士の剣がニ体の化け物を切り裂く。そしてオークが喉を切り裂かれて倒れる。

やった!そう思ったとき、女戦士に近づいていたゴブリンが女戦士の脚にそれぞれしがみつこうとした!

間一髪で女戦士はよけたが足をもつれさせ倒れてしまった!

その彼女にオーガがゴツい棍棒を振り上げる。

私は、とっさに魔法を使った。化け物に対する恐怖とか、初めて使う魔法への不安とかなにも考えられなかった。ただ彼女を救いたいという想いが私を突き動かした。

「我が胸に在りしは神起こす炎!…走れ!炎雷ほのいかづち!!」私の胸の前に雷光を纏う炎が浮かび上がり、凄まじい速度で化け物に襲いかかる!

その炎はオーガだけでなくニ体のゴブリンも巻き込んだ。

そして呆気なく三体の化け物は黒こげになり地面に倒れ伏した。

なにこの威力?…私は唖然あぜんとして黒こげとなった死体を眺めた。

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