表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/113

外典のモノのようですよ!?

5月14日(土)の投稿となります。


新シリーズ、『笑わない少女は血薔薇と舞う』を始めました。そちらもよろしければご覧いただけると幸いです。

こちらは21時更新となっております。

http://ncode.syosetu.com/n3647dh/

取りあえず、スオウ公爵に鑑定をかけてみる。

『名称、外典げてんのモノ。能力、不明…これは『外なる図書館』にすら載っていない存在のようです。』

『外なる図書館』?どうやら鑑定の情報はすべての世界の中心にある『外なる図書館』から受け取っているそうです。

すべての世界、その知識が集合している図書館にも載っていないモノ…

外典げてんのモノはやはりこちらに反応せず、独り言を繰り返している。

その言葉は全く知らな言語だった。


手を出しかねていると突然、独り言を止めこちらに視線を向けてきた。

『※※※⊄φ@#§』

その言葉を聞いた瞬間、怖気が走る。気付けばニーニャさんとヤツバさんが膝を付いて息が荒い。

「二人とも!?大丈夫ですか?」

「なんだい!?この感じ…」

「ち、力が抜けます…」

二人は今にも倒れそうだった。カザリは?

と見ると顔が真っ青でなんとか堪えている状態のようた。

「く、これは…」

一体どうして?

「※※※⊄φ@#§」

再び謎の言葉を発する。

しかし今度は分かる。これは呪詛だ!

私は神域を展開してその呪詛を弾き返す。

神域に当たった呪詛は神眼ちからを込めなくても目に見える存在を見せた。

それは禍津文字…いえ、その根元とも呼べるモノだった。

死死死苦飢餓呪堕

そんな言葉が展開した神域に纏わりつく。

不味い!呪詛が侵食してきている。


よ!木春知流コノハルチル紗鳴サナリ

私は紗鳴サナリを呼び出し、この呪詛を消し去る為に力を込める。

『浄化率…50%……75%…100%!呪詛消滅を確認。』

ふう、何とか消えましたね。

皆も呪詛が消えた事で力が戻ったようです。

「いきなりえげつない攻撃してきたじゃないのさ!」

ニーニャさんが素早く近付くとその持っている二刀で連続攻撃を行う。

しかし…

「なっ!?すり抜けた?」

なんとニーニャさんの攻撃は当たらすその体をすり抜けてしまった。

『あれは今現在この時空間に存在していません。』

ナビ先生はあれがこちらの世界に存在しない影のようなモノだと説明してくれた。

そんなものどうやって倒せば…

外典げてんのモノは、新たに呪詛を唱えるでもなくただ中空を見やるだけだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ