花巻ブラブラ
さて花巻駅周囲になにがあるか? 実は特筆すべきものは少ないです。初日に私が訪れた場所が観光名所ともいえる場所でしょう。それに加えるならば、宮沢賢治の弟さんのお孫さんの経営する林風舎。宮沢賢治関連グッズなどの販売を行っているのと二階は喫茶店になっています。
オシャレな雑貨屋さんだけにお土産ものを購入するのを楽しむのもよし、二階の喫茶店で旅の疲れ癒すのもよし。とにかくこのお店内装が素敵な上に喫茶室のソファーの座り心地がとてつもなく良いです。ここに座って、『注文の多いロールケーキ』なんて頂くと最高な寛ぎ時間を楽しめます。
また宮沢賢治が教鞭をとっていたころの花巻農学校の跡地にあるぎんどろ公園、お墓のある身照寺もあります。
ぎんどろ公園はなだらかな斜面で構成されていて、風の又三郎の彫刻をはじめ様々なアートが配されていて散歩していても心地よい公園でした。お墓参りのついでにここで寛ぐのも素敵です。また花巻の街って細かい所に宮沢賢治関連のオブジェが点在しておりそれを見つけながら歩くのも楽しいですよ。
そして花巻の街で宮沢賢治以外のお勧めはと観光協会で聞いてかえってきたのはマルカンデパート大食堂。確かに面白い場所です。味わい深くて私たち夫婦にはツボでしたが、ここの良さを楽しめる方この花巻周辺の方と、他は限られた方なのかもしれません。まずこのマルカンデパートの簡単な紹介を。都内の伊勢丹とか三越とかを想像してはいけません。一階は近隣小中学校の制服などの学校用品を販売していて、二階は日常雑貨、そして三階は百均、そして四階がこの大食堂。トイレは和式のみという所から分かるようにハッキリ言うとダサいデパート。
そして大食堂といっても写真から分かるように、番号札のついた長方形のテーブルにビニールのテーブルクロスがひかれていて、食券を買ってその食券をウェイトレスさんにテーブル番号を告げながら渡す。するとテーブルにその料理が運ばれてきて食べるという形式。周りをみると家族や友人同士がそこで集って団らんしている様子は、まさに高度成長期時代の昭和の世界。関東にある昭和の街並みを再現した……なんかと異なりリアルに残っています。
そして料理も昔ながらのナポリタン!とか大衆的なモノばかり。またみんなで摘まめる寿司とピザまであり、団らんをより盛り上げられるようです。
そしてここの名物がコチラのソフトクリーム。このように大きいソフトクリームをお箸でみんあでつまみながら食べるのあここ流なようです。同じアイスをこうしてつつくと、絆を深まる事も間違いなし?
この空気ってなかなか味わえるモノではないのでご興味を簿得た方は是非近くまで来られた際はいってみて下さい。
花巻観光する考えてなければならないのは足の問題。一日目と二日目はレンタカーがあったので良いですが、三日目はなし。
ここは、電車で移動するには、この本数が少ないんですよね。お金があればタクシーを使うと良いのですが、そういう訳にもいきません。となるとバス。それで知っておくと便利なバスを二つ程紹介します。もし花巻温泉や南花巻温泉をご利用していたならば、無料で温泉街と新花巻駅までの無料送迎バスがあります。新幹線の時間に併せての本数しかありませんが利用しやすいとは思います。
あと花巻市内循環バス「ふくろう号」コチラはどんなに乗っても百円バス。これらをうまく利用すれば、観光もよりか快適に進めることができます。
ちょっと重いので買いませんでしたが、すごく心惹かれたお土産がコチラ! 南部鉄の珈琲サイフォン! 素敵だと思いませんか? 買って置けば良かったかなとも少し後悔しています。
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これが私の感じた花巻遠野です。
花巻の魅力ですがそれは他の観光地のように観光地観光地していない所にあるように私は感じました。観光客に貪欲にお金を落とすように求めていく感じが一切なく、素朴な感じで迎えてくれるそういう印象でした。話しかける人話しかける人『まあ、神奈川からよくいらっしゃいましたね~花巻は楽しんで貰えました?』と温かい表情で尋ねてきて『花巻素敵な所で楽しめた』と答えると本当に無邪気に喜んだ笑顔を返してくる。そういう話をしているだけでホッコリとした気持ちにしてくれました。そういう人達が作り出しているなんとのノンビリした空気それがこの街の良さのように思いました。
人気があり人も多く盛り上がっている観光地も良いですが、花巻遠野のように童話の世界が溶け込んだ場所でゆったりした時間を過ごすのも良いのではないでしょうか?