ふとしたところに何かがいる遠野
次の日訪れたのは遠野! カーナビもあるので迷う事もないだろうと安心していたら驚く事が。レンタカーのカーナビが古くて新設中無料高速道路に対応しておらずいきなりナビで道なき道を進んでる事にされ、慌ててスマフォのカーナビ機能も併用して辿り着いたのは続石。コチラは別に高速使わなくても花巻のすぐ近くで、一般道でも行けた事が発覚したものの無事到着。雨は降っていたものの駐車場に車を止め、傘をさして山の中へ。雨で湿気があるというのもあるかもしれないのですが、神奈川県にある山道というのと違って地面がなんともクッション楽きいているようで優しい踏み心地。豊かな土壌なんだろうなというのを感じさせてくれました。
そして思ったよりも長く歩いた先に、目的の続石が。コチラは弁慶が作ったとか、古代神の墓とも言われており絶妙なバランスで石が重なっています。そしてコチラが鳥居となっていて奥に山神様の祠があり、ここまで着た事の挨拶をして帰りました。雨という事もあり、山の中は独自の色を持ち、天狗とかが出てきても不思議ではないそんな雰囲気の場所でした。
そしてすぐ近くの曲がり家千葉家を見学。曲がり家とは人の住まう母屋と馬小屋を直角に連結した茅葺き屋根のお家を中心としたお屋敷で以前武士である千葉さんが住んでいた所です。花巻と遠野がそうなのか、岩手全体がそうなのか分かりませんが重要文化財だというのに入場料350円払ったら、どうぞご自由にという感じで、本当に自由に(放置とも言う)感じで見学させてもらえます。遠野物語のロケ現場ともなった場所であその当時の写真のパネル展示などもあり、頼ませて頂きました。
次に訪れたのは伝承園。やはり遠野の中心街近くもありこのあたりから観光客の姿も多くツアーでこられているという団体も見かけるようになってきました。遠野観光には伝承園とカッパ縁はセットで外せないという事なのでしょうね。コチラも菊池家の住まわれていたという曲がり屋。コチラは時間があえば地元の方が物語を語ってくれるサービルがあったり日本のグリムと言われる佐々木喜善記念館があったります。
そしてコチラの嬉しい所はこんな素敵な帽子無料で貸してくれます! 是非皆さん遠野の世界に入り込む為にも借りて見学しましょう。
コチラは遠野を語るには切り離せない佐々木喜善の事をコチラで簡単に学ぶのも良いと思います、そしてここが千葉家と大きく違うのはオシラサマが奉ってある御蚕神堂がある事。
古民家の奥にいきなり千体ものオシラサマを奉った部屋があるのはなんとも奇妙で不思議な空間となっています。そして願いを書いた派手な布をオシラサマにかけると願いが叶うというのですが、薄暗い狭い部屋の中に千体の黒い顔のオシラサマがズラ-と四面の壁を飾っていて中央には天井まで抜けた木という事で異様な感じもあり、また人の願いが満ちているといえば聞こえは良いのでしょうが、人の欲望がこもっているようにも感じて圧巻ですが私は怖くて気持ちわるかったです。(個人の感想です。私は時々パワースポットと呼ばれる場所や、神社仏閣でもダメな所があります)
そして伝承園を堪能した後、メインイベントともいうべきカッパ淵まで! もっと山中にあると思ったのですが意外遠野の中心部分で田畑とかに囲まれ近くに寺があるような場所にあるのも意外でした。そんな所にカッパがいるかもしれないというのが、岩手なのかもしれません。それだけそういった奇怪生物が身近な雰囲気があります。
この時は丁度雨はあがっており、晴れている時とは異なり薄曇りの為より臨場感のある風景になっていたように感じむしろラッキーに思えたのは私だけでそうか?
それだけ本当に良い感じの淵が、カッパ淵。キュウリが下がった名人のつり竿が設置されていて、その向こう岸にはカッパっぽく見える木の根っこ。そして奥にブクブクとした泡を出す謎の部分。『何かに会えそう!』そんな予感をさせてくれる場所でした。ちなみにカッパは貴重生物なので捕獲するには免許が必要なようで、傷をつけずに優しく捕まえる事が義務つけられているようです。素人が手を出してはいけないそうなので、遠野でカッパを見かけてもその点は心に留めて注意して下さい。
雨が降ってきたので、遠野博物館に。そこでも昔話を楽しめるゾーンがあり、街の中に物語があるのではなくて、物語の中に街があるそんな感じです。そして遠野の歴史、文化を学び、次に卯子酉様。コチラサウンドノベルゲーム『真・かまいたちの夜』をされた事がある方ならばご存じかもしれませんが縁結びの神社です。とはいえ他の遠野の観光からも離れており本当に小さな無人の神社で、あまり観光客がぞろぞろくる場所ではないと思います。でも訪れてみると、そこに広がる異様な光景に皆一瞬呆然としてしまうかもしれません。
赤い幟の小道をとおって小さい鳥居をくぐった先にあるのは田畑に囲まれた木立の中にある小さな祠だけ。そしてそこら中にロープが張り巡らされそこに真っ赤な無数の布がむず日つけられています。その赤い布がこの神社における儀式に使われるアイテムです。無人販売で売られている赤い布を100円で購入して、赤い布に願い事(主に縁を結びたい相手の名前など)を書き左手だけでその布をロープに結びつけたら願いが叶うそうです。今更私は縁結びもないので『みんなで仲良く!』と書いて左手で結んでみる事に。すると意外と簡単に結びつける事ができました。どの程度御利益あるのかは分かりませんが、チョット異世界の入り口を覗いた気分も楽しめるので近くを通ったならば訪れてみるのも良いですよ!
そしてそのまま隣の小道を通って向かったのは五百羅漢。五百体羅漢様の掘られた花崗石が並ぶという場所。私には味わい深くて感動したのですが、ただ江戸時代にその羅漢様が掘られたという事で苔むしていてそこにうっすらその姿を感じる程度であること、そしてここがかなりの急斜面で道があるのかないのかを確認しながら羅漢様を探すという事もあり万人にはお勧めできません。ただね、腐葉土でフワフワの地面、苔むした石にうっそうとした森、その光景がとにかく素敵で、もののけ姫の世界に飛び込んだかのような錯覚を感じる事が出来ます。そういう意味でもお勧めです。ただパッと見本当に岩がゴロゴロしただけの何もない傾斜ですので、行かれる時は自己責任で願いします。つまらなかったとしても私に苦情はいれないで下さい。
そして雨がまた激しくなってきたので、市内に戻り遠野物語の館。コチラは昔物語を、視覚聴覚を使って楽しめるという場所。椅子に座ってボタンを押すと昔物語をいくつか語ってくれたり、ある場所を通ると座敷童や天狗やカッパが壁に陰が走っていったりと、民話の中を漂って遊べる場祖で、ノンビリ休むには最適な場所でした。そしてここまで楽しんだ所で時間切れ。レンタカーの返却時間も迫っていていたので、新花巻に戻る事にしました。
遠野の面白い所は、やはり遺跡とか歴史というよりも文化を見せるもの多いという所。そういう所だけに、私のような夢想家には波長が合うのでしょうね。