第1部
日本語下手です・・;;
それでもよろしければ、読んでやってください^^;
優しいキス
「あ〜き〜らっ」
美月そう言いながら愛しい人に後ろから抱きついた。
だが、明は本から目線を外さずにいる。
「明〜?」
「・・・」
「あ〜き〜ら!」
「・・・」(無視)
そんなことが数回続き、明はため息を吐きながら本から目線をあげ、美月の方を見た。
美月は頬を膨らまし明のことを睨み付けていて、なんとも言えない表情になっていた。
「・・・美月、ココ、図書室だよ。」
その言葉に美月はハッとし周りを見回した。
チクチクと目線が痛い。
「ちょっとあなたたち?」
図書室の管理人のおばちゃん、田中が仁王立ちで2人を睨み付けている。
「すみません田中さん。行こう、美月」
明はそう言うと椅子から立ち上がり、美月の手を引き、本を持ったまま図書室から出て行った。
美月は何だか申し訳なくてただ黙っていた。
明は中庭のベンチに座り美月に隣に座るように促した。
美月が隣に座ると明は再び本を開き、読み始める。
サラサラした黒髪が風で揺れた。
「・・明?」
美月は控え得目に明を呼んだ。
「何??」
明は本から目線をあげないまま言った。
「明は、私のこと・・好き?」
うつむきながらそう訊くと明は少し“間”を空け『好きだよ』と答えた。
「本当に?」
その“間”が恐く、美月は明の方に身を乗り出しながら訊く。
「ああ」
明は依然に本から目線をあげない。
「本当の本当に?」
「ああ」
「・・・本当の・・本当・・に?」
最後らへん、美月は泣きそうになりながら訊いた。
すると明は本から目線をあげ、美月の方を見た。美月の大きな瞳には涙が溢れ出そうになっていた。
「本当だよ」
明は出来るだけ優しく言った。
「・・・本当・・?」
美月はもう1度だけ訊いた。
「本当だよ・・それとも、僕がそんなに信用できないかい?」
美月は首を横に何回も振った。
明は優しく微笑み、美月の額に軽くキスをした。
「・・好きだよ・・」
fin