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好きの妖精

好きの妖精 〜オルゴール〜

作者: たまうん
掲載日:2025/12/28

また オルゴール きこうっと


ねぇねぇ なにそれ?


きゃっ えっ だれ?


だれって

わたしは すきのようせい だよ

ねぇねぇ それ なんなのー おしえてー


なにって オルゴール だけど…


オルゴール なにそれ?

ねぇねぇ なにー


えぇー なんなの このこ…

というか ようせいちゃん?


なにー? よんだ?


よんでないけど…


なんだー

ねぇ はやく おしえてよー


えーと オルゴールはね

ここを まわすと

おんがくが ながれるの


うわー おもしろそう

ねぇねぇ やっていい?


いいけど…


やったー

よーし せーの うーん うーん

えー まわらないよー


ようせいちゃん ちいさいからね

うまく まわせないのかな

わたしが まわすね


いいよー

はやく まわしてよー

はやく はやく


わかったから

ちょっと まってて

いくよ せーの


キー

♪♫♩


うわ〜 きれいな おと してるね

きらきらしてる おと だね

ふん ふ~ん


そうでしょ?

わたしの おきにいり なんだ


ねぇねぇ これ どうしたの?

かったの?


このオルゴール?

えへへ しりたいの?


しりたい しりたい

うわー なんか

すきが あふれてきたよ


えっ すき?

なんで わかるの?


なんでって

わたしは すきのようせい だよ

すきのことは なんでも しってるの

ねぇねぇ どんな すきなの?


どんなって… あのね

この オルゴールね

すきなひとから もらったの


うわー いいね~

すてきな すきだね

そのひととは どうなったの?

なか いいのかな?


それがね

そのひと てんこう しちゃったの


あっ そうなの

すきなひと だったのに さびしいね


でもね

てんこうする まえに

この オルゴール もらえたんだよ

いいでしょー?


いいね いいね すごーい

そのひとも きになってたのかな?


えへへ それでね

オルゴール あけたらね なんと

れんらくさき かいた メモがあったの


えー すごーい

すきが きらきらだ~

うわー すてきだね~


でしょー? それでね

こんどの ながい やすみにね

あそびにいくんだー いいでしょー?


いいね〜 たのしみだね

ふふ すきは たのしいね


うん

いまの すきは たのしい

てんこうって きいて

さびしかったけどね


でも

もうすぐ あえるんだね

わたし

あなたの すきを おうえんするね


ほんと?


うん

あなたのすき きらきら してるから

わたしは みまもるしか できないけど

おはなし きくしか できないけどね


ありがとう ようせいちゃん

そういえば ようせいちゃんて

どんな そんざいなの?


どんな?

わたしは すきのようせい だよ


その すきのようせいが

わからないんだけど…


すきのようせいはね

すきから うまれるんだよ

きらきらした たのしいすき

ないちゃうような かなしいすき

すべての すきの みかたなんだよ


ないちゃう すきも みかたなの?


そうだよ

すきは たのしいけど

ないちゃう すきも あるよね


たしかに…

わたしも なきそうだった


つらいときはね

わたしが そばで

おはなしを きいてあげるんだ


それで どうなるの?


どうにも ならないよ

わたしは おはなしを きくだけ

でも それだけ でもね

つらいきもちは らくに なれるんだよ


ふーん わたしは まだ

つらいすきは よくわかんないや

てんこうするって きいて かなしかったけど

オルゴール もらえて うれしくて


うん

あなたの すきは

たのしい すきに なれたんだね

きらきらな おとした オルゴール

きらきら ひかってる あなたのすき

どっちも すてきだね


えへへ ありがとう

すきの ようせいちゃん

わたし がんばってくるね

わたしの すきの ために


うん がんばってね

わたしは すきのようせい

あなたの すきの そばに

いつでも よりそって いるからね

また おはなししようね

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 転校して一時的に離ればなれになっても、プレゼントのオルゴールや会う約束の書いた紙に込められた好きの感情に関心を抱き、時に悲しい気持ちに寄り添うように話を聞いてくれる魅力的な妖精さんの物語に、読んでる…
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