時間の概念
このシリーズはループ現象が行われている為、シリーズ間の時間軸が複雑になっています。
それはループした回数分、他の世界の日数経過した世界と繋がっているからです。
ループ一回目は、ループしていない世界での7月12日という形で繋がっています。
その為、現象の核となった人物が次の年の核と繋がる為には365日待つ必要があります。
十一残刻は一年後過ぎた事で不死原渉夢と会話出来るようになったのもそういった理由です。
ルーパーに関わる場所ネット会うというのが、簡単に見えてタイミング的に難しい状態です。
不死原渉夢と十一残刻が。ループ後にも会えたのは同じ生活圏内に住みさらに言うと親しい間柄だったから。
渉夢は残刻の死後、残刻の自宅兼アトリエを譲り受け管理もしていた為に自由に行き来できたのも大きいようです。
それぞれのシリーズ同士の時間軸を図で示すとこんな感じになります。
こうして見ると年代的に早いのに佐藤宙の物語スタートの時間は、佐藤宙がループに巻き込まれて8年目でバッドエンド二作品と変わらない時間軸にあるのが分かります。
それは【バッドエンドはもう来ない】は一週間以内に前年の核と接触、そして一年以内にループ世界の検証をしてしまうとスピーディに物事を進められたのに比べ、【11:11:11世界の中心で】は厄介な仲間が居ることでその対処で検証が遅れたことと、リセットを一回している事で時間が無駄に過ぎています。
【世界の終わりで西向く侍】は一人で巻き込まれた事で相談相手がいないことと、自分が事故現場から逃げると何故か死者が出るという状況の為それを避ける対応に集中したことで検証が出来ませんでした。
【バッドエンドの向こう側】も【世界の終わりで西向く侍】と似た状況で女子大生一人で検証なんかできませんでした。更に核の人物が接触してきたもののその人物が不親切な為に説明もされないので何も分からないまま過ごすことになります。
【優しくて美しい世界】は主人公の状況がさらに酷く、元々狂っている為にループした世界にすら気がついてなく更に接触した他の年の核も彼女に何の情報も与られえる事もしないので、狂ったまま狂った世界を生きて行きます。
ということで,廻視点でバッドエンドの二人に会ったという表記がないという事は、佐藤宙・土岐野廻にバッドエンドの二人不死原渉夢と十一残刻コンビが出会うとしたらあと数年必要ということになります。
次は主要キャラクターとその関係についての説明です