世界の説明
ループ現象は毎年7月11日の11時11分11秒に世界の何処かで起こっている事象となっています。
ループには以下の特徴があります。
・この物語ではループしている世界を継続して認識している人の事を、一部の話でルーパーと呼んでいます。
とはいえルーパーだけでなく、世界中の人がループしており、誰でも死のうが怪我しようがループすると元に戻ります。会話など接触した事実も無かった事となります。
・現象に必ず巻き込まれるのは11月11日生まれの人で、この人物が現象の核となります。
・現象は前年の現象の核となった人物に纏わる場所に11月11日生まれの人が7月11日11時11分11秒に事故に巻き込まれる事で引き起こされます。
・同時刻に死亡したら共にループ現象に巻き込まれます
・同じ事故にあったとしても死亡のタイミングがズレていたらループ現象に巻き込まれません。
・巻き込まれた人物の誕生日は皆11日生まれの事から、巻き込まれたと言うより、巻き込まれるべくして巻き込まれているようです。
・巻き込まれた人の誕生日の月は実は前年度の被害者の、生まれ月の一ヶ月後の月となっています。
・ループして戻れるのは,それぞれが起床した時間でそれより前には戻れません。
・ループの回数だけ,外の世界でも時間が経過していっています。
・その為一年後の核と繋がれるのは365回ループした後。一年後の核がループ現象に巻き込まれたからでないと繋がれません。
・核となる人物同士はネットなどにより連絡がつき繋がることができます。
・ただしループ現象の中で生み出されたもので繋がれるのは前後一年の核のみ。
・過去の核がループ現象に陥る前に作りだしたモノに関連した場所では以降の核同士出会うことが出来ます。
同じタイミングで同じ場所にいないといけないので、出会うのはかなりの奇跡。
関連した場所に立つ核の人物は,異なる年の複数の未来の核の人物を一度で会うことできますが、そこに集う年の違う未来の核同士は合うことが出来ません。
実は【美しくて優しい世界】において,十一残刻が自分の作品の所に一年後の核である不死原渉夢と共に二年後の核である貢門命架を待ち受けていましたが、不死原渉夢は貢門命架の姿は見れませんでしたし,貢門命架は不死原渉夢を確認できませんでした。
・過去の巻き込まれたルーパーが自分の時代に生きている核に働きかけると,そこから派生した並行世界が生まれる,その世界はその次の年の7月11日にループに突入する動きをしないと11:11:11分に消滅する。ループに突入する行動をすると,そのままループを続けるもう一つの世界が出来上がる。並行世界で起こった記憶は,該当の核の人物の夢やフラッシュバックとして現れるようになり記憶に刷り込まれる。
・また果てしなく同じ日を繰り返すことで精神的に疲弊して、狂っていきます。弱い人程精神を病み狂気が極まると廃人になります。
・核となった人が精神崩壊すると、その時代のルーパー全員の記憶がリセットされループ1回目な日を始める。とはいえこれはループ1回目に戻ったのではなく単に記憶がリセットされたから1回目と同じ行動をしたに過ぎず、ループ世界にいつづけているだけの状態。
・リセットしても完全に記憶が消去されるわけではなく、それまでの記憶の残滓が残りそれが前よりも早く狂気を進めるようになる。
という現象になっています。
この設定だと,日廻永遠は飛行中の飛行機の中にいるので会うことは難しい。
佐藤宙と土岐野廻が作り出したものの関連が深いために,二人が関連した場所に十一残刻を呼び出しネットで不死原渉夢と繋げば四人で話せる状況は作り出せます。
しかし一つ問題なのは,土岐野廻がその日,会社で大変な事故が起きているのということ。関係者である彼が他のチェーン店で飲み会できるかというと少し難しい状態かもしれません。変装していく必要があるかもしれません。
後、十一残刻の作品があるニシムクサムライの店舗だと四人で会うことはできるかもしれません……。ただその場合、渉夢は周子さんを連れていけばいいけど、残刻は一人飲み会しているかのような絵的に寂しい感じになるかな? 後ニシムクサムライの店員さんは、社長の弟や不死原本家の人物が来ているということでざわつくかもしれません。
慈悲心鳥崖の十一残刻の作成した像、モデルが不死原渉夢なので会いやすそう思えますが、残時と渉夢は問題なく会えますが渉夢の年の11:11:11過ぎると像の前の崖が崩れ落ちてしまうから危険であること。
それ以降の年は像が別の場所に移動しているので、それ年の核とここで会うのは難しそうです。
次は時間についての解説です