プロローグ
「ごめんね、ごめんね、大好き」
そんな言葉が薄れる意識の中でずっと響いていた。
その声は女性のような声だったからきっと母の声なのだろう、そう思ったとこで意識を手放した
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「からだいってぇー」
目が覚めたのは、アルコール特有の匂いがする病院の病室だった
「あっ目が覚めたんですね、少し待っててくださいね〜」
そうして目が覚めてからは、結構早かった。どうやら事故にあったようで助かったのは、俺だけで母も父も出血多量でなくなったそうだ。
ただ泣くほどの悲しさは湧いてこずただただ虚無感が俺を襲った。
事故の原因は、路面の凍結によるスリップ事故という12月にはありふれた事故だった。だがおかしな点もありその場で過去にスリップ事故が起こったことは、一度もなく雪の結晶が落ちていたそうだ。
結局退院した後は、もともと住んでいた家に1人で住むことになり近くの家の祖母が1週間に会いに来るというので落ち着いた。
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「結局あの声は、なんだったんだ。」
あの事故から3年後の高校一年になった今でも俺の一つの疑問だった
この作品を貴重な時間を使って読んでいただきありがとうございます。
初作品なのでぐだくだや誤字、読みづらいなどがあると思いますのでありましたらご指摘のほどお願いします。
だいたい1日一個更新していこうと思います。