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想いの開花~食いしん坊伯爵は人形令嬢を満たしたい~

作者:間孝史
「君を愛する事は出来ない――――が、心はともかく、君のお腹は満足させよう、絶対に!」
 
  『人形令嬢』アリーシャは困惑した。それはもう大いに戸惑った。
 何故なら、夫となるべき男がそんな事をのたまったからだ。

 無機質・無表情・無感情。心を持たぬ芸術品とあれ、と育てられ、社交界では見世物として畏怖される自分だ。
 女として愛されることなど初めから期待していない。これは政略結婚。男女間の恋愛感情などそこに在り得る筈が無い……のに。そも、この旦那様が恋するのは人でなく食べ物だった。もう一度言う、食べ物だった!
 『美食伯』セシル・シュトラウス伯爵。彼は、美味しい物を食する事に己の全てをかける、稀代の変人貴族だったのだ!
 
「我が血、我が肉と為すこの世の食材全てに、私は敬意を捧げている。それ、すなわち愛だ」
 
  ――どうしよう、どうしよう。この伯爵様は変な人だ。もの凄くおかしい人だ! 
 そうして始まった結婚生活は不可思議そのもの。
 見たことも無い料理をたらふく食べさせられ、その薀蓄を語られ、嬉々としてアリーシャに構う伯爵に振り回される。
 けれど、そんな日々が『人形』の凍てついた心に確かな変化をもたらして――

 これは心を持たぬ人形として躾けられた令嬢が、食べる愉しみと生きる悦びに目覚め、幸せを知る物語。

※前・後編合わせて二編の短編となります。
前編
2022/11/19 17:30
後編
2022/11/20 12:07
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