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異世界で勇者になりましたが引きこもります【完結】  作者: きゆり
七章 ひきこもり

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第六十一話

ブックマークありがとうございます!

「!?」


 奥深くに感じたそれは……恐らく勇者の魔力の源。


 神は分かると言った。

 ついにその時が来たのか……。

 そう、きっと新しい勇者が現れた。


 身体から力が流れ出ていくような感覚。

 流れ出るのを止めることは出来ない。

 徐々に流れ出る感覚が増えていく。


 掌を見ると徐々に透けていった。


 部屋を飛び出した。


「ルナ! オブ!」


 外に駆け出し叫んだ。


 少し離れた場所で訓練をしていたルナとオブはこちらを向いた。


「ルナ、オブ、大好きだよ! 今までありがとう!」


 力が流れ出るのと合わせるように、身体が徐々に消えていく。


 ルナとオブは驚きこちらに駆け寄って来る。


『ユウ!!』


 二人の姿も何だかボヤけて見える。






 あぁ、もっとみんなといたかったな。


 ルナ、オブ、本当に大好きだよ。


 いつも一緒にいてくれてありがとう。


 最後に誰か…………、


 ディルアスに会いたかったな……。


 笑顔見れなかったな……。


 あぁ、そっか……、私、ディルアスのこと……。






 二人が叫んでいる声はもう届かなかった。




 その日ディルアスがやってきたが、結界がなくなっていることに気付き、慌てて走った。

 そこにはもう「ユウ」の姿はなかった。

 泣き崩れ地面に蹲ったディルアスは血が滲む程拳を握り締めた。


「……ユウ……俺は……」



 一面に広がったメランの青い花弁が突風と共に舞った。



 こうして日暮由宇は消えた。



だいぶ短くてすいません。

ついにユウさん消えてしまいましたが、まだお話はもう少し続きますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。

評価や感想もいただけると励みになるので、気に入っていただけたらよろしくお願いします!

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