第六十一話
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「!?」
奥深くに感じたそれは……恐らく勇者の魔力の源。
神は分かると言った。
ついにその時が来たのか……。
そう、きっと新しい勇者が現れた。
身体から力が流れ出ていくような感覚。
流れ出るのを止めることは出来ない。
徐々に流れ出る感覚が増えていく。
掌を見ると徐々に透けていった。
部屋を飛び出した。
「ルナ! オブ!」
外に駆け出し叫んだ。
少し離れた場所で訓練をしていたルナとオブはこちらを向いた。
「ルナ、オブ、大好きだよ! 今までありがとう!」
力が流れ出るのと合わせるように、身体が徐々に消えていく。
ルナとオブは驚きこちらに駆け寄って来る。
『ユウ!!』
二人の姿も何だかボヤけて見える。
あぁ、もっとみんなといたかったな。
ルナ、オブ、本当に大好きだよ。
いつも一緒にいてくれてありがとう。
最後に誰か…………、
ディルアスに会いたかったな……。
笑顔見れなかったな……。
あぁ、そっか……、私、ディルアスのこと……。
二人が叫んでいる声はもう届かなかった。
その日ディルアスがやってきたが、結界がなくなっていることに気付き、慌てて走った。
そこにはもう「ユウ」の姿はなかった。
泣き崩れ地面に蹲ったディルアスは血が滲む程拳を握り締めた。
「……ユウ……俺は……」
一面に広がったメランの青い花弁が突風と共に舞った。
こうして日暮由宇は消えた。
だいぶ短くてすいません。
ついにユウさん消えてしまいましたが、まだお話はもう少し続きますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。
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