アメリカこそが幕藩政治
大統領選挙をみて感じたのは、アメリカこそ江戸時代の幕藩政治そのものだということだ。民にとっては将軍よりも藩主が誰かのほうが問題なのだ。藩主が変わらなければ、将軍が誰になろうと構わない。
選挙は競馬のようなもので、自分の押してる馬が負けたからと言って、喧嘩になるわけでもない。勝っても負けても、同じ藩や町内の人間として、しれっと暮らす。負けたものとわざわざ心中するのは、ほんの一部の人間で、あとは普通に暮らすだけだ。
決着したら、とにかく自分の生活を守る。これが最大の関心事。州の法律に従っていれば、国の憲法などお題目程度にしか考えていないのだろう。