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第三殲滅隊隊長は鬼教官  作者: 鳳月 眠人
2章 ── Carpe diem.
14/15

12.逃げたい

毎度更新お待たせしてますm(_ _)m

星・評価・ブクマ本当にありがとうございます(;∀;)嬉しい……


「ユイガ?」

「……、アイ先輩、お久しぶりです」



 耳当たりのよい声が名を呼び止める。

 振り返ったユイガの目の先には、第二警衛隊長がいた。


 以前は腰のあたりまであった長い髪は、思いきられたように肩上に切り揃えられてすっきりとしている。


 雰囲気をガラリと変えていたために、目の前の人物を脳内検索したユイガは反応が一瞬遅れた。



 今しがた、合宿地から軍本部の輸送ポートへ帰還した第三殲滅隊。少女たちは荷物を搬出しながら、墜落の恐怖と乗り物酔いから身体を醒ましていたところだった。


 そこへ、同じく空機で帰還してきたらしい第二警衛隊が降り立ち、第三殲滅隊の側を通りすがったのだ。僻地への遠征に出ていたのだろう。



「お……ゼスにーさん」

「ようノイ、元気そうだな」

「いやさっきまでゲロってたんだけど。見て? 顔真っ青なんだけど」

「地黒だからわかんねーよ」

「ひどすぎない?」


 警衛隊は殲滅隊とは対照に、ほとんどの下官隊員が男性。

 通りかかった第二警衛隊には偶然、ノイの親族が配属されていたようだ。彼もやはり翠ベースの、派手な髪色をしている。


 まぁ、パロットピジョン家の人間は、この2人だけでなく、軍に非常に多く所属しているのだが──



「パロットピジョンシリーズの妹か。小さくて可愛いな、ゼスと違って」

「ほ、ほあ……」


 クールな印象の美人な女隊長に頭を撫でられ、ノイの顔は蕩けゆるむ。全く節操がない。

 しかしそんな少女の様子に気を良くしたのか、第二警衛隊長は微笑んで少女の頭を撫で続けながら、ユイガへ問う。



「……上位奇数の隊は連休じゃなかったか?」

「合宿帰りです」

「あ、あー……例のヤツ。……みんな、頑張ったな。スライムも降下も、初めてだったんだろう? 無事生還したことを、殲滅隊OGとして誇らしく思う」


 ユイガの言う"合宿"に関する、"事情"と訓練内容を知る彼女は、 清んだアイスブルーの瞳を柔らかに少女たちに向けた。そして、ユイガからは決してもらえないであろう労りの言葉をかける。


 少女たちからの第二警衛隊長への好感度は、ぐんぐん上昇していく。



「なぁユイガ……今から空いてるよな? 付き合え」

「……手柔らかにしてください、明日から本始動なんで」

「わかってるよ。私は明日から休みだけどな」

「…………第三殲滅隊、解散。明日から本始動だ、気合い入れてこい」

「第二警衛隊、解散。……ついてくるなよ、いいな」



 第二警衛隊、第三殲滅隊が、一斉に敬礼姿勢をとる。



「──ヴァンの所へ許可証とか、返しに行くんだろう? その前に一発やらせてくれ」


「先輩……言い方」



 敬礼姿勢から直り、先に輸送ポートを去らんとする、宵國の夜色の髪の上官二名。

 うち、一人──ユイガが、顔だけで振り向いて、思い出したように言を放つ。



「ああ、ラヴィーネ、それからルチル。降下訓練中事故の報告書を明後日までに提出しろ」


「了解しまし、」

「はァッ、反省文ッ!? 冗談じゃなかったのかよ!」

「うるさいわ……ルチルレット一士」



「何があった」

「揉めて被爆したようです」

「……本当によく無事だったな……」



 気心の知れたようなやり取りをする、二人の後ろ姿。それが隊員たちの視界から無くなってから、隊員たちは敬礼姿勢を解いた。

 直後、ゼス、と呼ばれていた少年がノイに囁く。



「おい、ノイ。追っかけるぞ。お前の目も貸せ」

「え~っしんどいんだってもー。なんなんスかあ」

「気にならないのか!? 隊長の動向が! 『付き合え』って言ってただろ! その上、や、『やらせろ』、とか……!!」


 小声ながらずいずいと迫る兄に、さしものノイも気圧される。


「ええ……隊長のことだから『やらせろ』っつっても脳筋な模擬戦闘とかじゃ」

「甘い!! あんな、あんな距離……!! 並んで歩く距離が! 近い!!」

「ひぇ」


「隊長はあの美しさ! そして色気! が、サバサバした格好良い口調と性格! 優しいのに鬼強い! お前もデレデレだったろ! 魔性なんだよウチの隊長は!」


「えへ、確かに美人格好よかったけどぉ……でもプライベートぐらいあるでしょ……あ、みなさーん、先お帰りになっててくださぁい。にーさんは多分びょーきでぇす、うぉえ」


「や、やりすぎです、パロットピジョンご令息……」



 肩を掴まれガクガクと揺らされる少女の顔色は、一旦落ち着いていたのにまた悪くなってきた。


 セラがやんわりと止めに入ったその時、第二隊の中に見知った顔が控えていることに、彼女は気付く。自領の臣下だ。


「まぁ、エリセイ様」

「お久しぶりです、ウーラニア次期聖下。おかわりなく」


「セラ、で良いと申しておりますのに……」


「……セラ様……そちらの小鳥を一羽お借りしても? 早急に隊長を追わねばならないのです」


「……小鳥……?」


「第二警衛隊って、みんなびょーきなのかな」


こいつ(ノイ)に病気って言われんの、相当だな」




* * *




 金色の環が輝く、二人分の瞳の光彩。しぶしぶ、空高く広域を視渡し始めたノイの視界を共有し、ゼスはその視界に写る建物の内部を"探知"してゆく。


 さあ、俺たちの隊長はどこへ向かう。

 うーん、ここにトィリエ兄さんがいたら数分後の動きまで視られて楽なのに──


 ここは、ヘルーワィム研究機関や医療機関を兼ね備えた、軍本部。人の量も流動も、皇都下町のように目まぐるしい。

 転移装置を連続して使われてしまえば、経路を追うのはなかなか難しくなる。

 ゼスはその数多の情報を脳内で捌く。


「いた……」


 そうして見つけた隊長たちが向かう先は。


「プレートキー借りて……第10訓練場……か?」

「んなっ、密室で二人っきりの特訓だと!?」

「思春期拗らせてんなぁ兄さんたち」

「急行だ!!」

「っおぇっ!? もう私いいでしょおおお」


 小柄なノイの身体は青年たちに担がれて、やすやすと拉致された──





「ほーーーら脳筋戦闘だったじゃん」


「嘘だろアイラ隊長……今日ヘルーワィム20回は撃退したのに……まだあんなキレで動けるなんて、はぁぁあ美しすぎる。録れてるだろうな、ヴァルツ?」


「超高画質 録画中」

「なにこの隊、マジでびょーきじゃん」


 半笑いで思ったままを口にしたのはルチルだ。

 ただ、面白半分で着いてきたのは、ルチルだけではない。


 黄色の少女の横には、『隊長同士の脳筋トレーニング』が見られることを期待して着いてきたアリス、問題を起こさないか監視すると言う名目で着いてきたラヴィーネ、そしてなんとなく──そわつく想いに動かされたナイリがいた。他のメンツは先に帰寮だ。



 録画までしている第二警衛隊員たちと、少女5名の大所帯がその場にいたとしても、隠れ蓑には困らなかった。


 なぜなら、一般的な体育館のような構造の訓練場には、早くも上階キャットウォークに軍関係者のギャラリーが出来ていたのである。


 美貌と強さを兼もつ第二警衛隊長と、新任で注目されている第三殲滅隊長の実戦模擬戦闘となれば、それは当然のことだった。



 アイラ=レイデルカイン。

 角行クラスの彼女は、隊長として指示を飛ばしながら、時に自ら前線で敵を屠る。警衛の実績は高く、その功績から、じきに準貴族の『騎士(リット)』の名を叙爵されるのでは、と言われている女性だ。


 彼女の鋭い刀捌きは、ユイガの意識の外にある死角から、的確に急所を突く。それをほとんど勘だけで、ユイガは既のところで防ぎ薙ぐ。強烈な雷撃が銃弾のような音を放ち、分厚い障壁が一瞬で展開されて、散る。


 共にハイベルデニスの二人が、本気の戦闘をしている。両者の刀が合わさる度、己の瞳の色彩をそのままエネルギーに変換したような烈蒼(れっそう)苛紅(かこう)が激しく訓練場を満たす。


 現役軍人でも目で追うのがやっとの動きは、戦闘のはずであるのに美しく、どこか息があっているようにさえ見える。まるで高速再生の競技ダンスのよう。


「すご、い……」

「アイラ隊長、笑ってる。クッソ美人」

「目から血の出る竜種(トカゲ)になるからそれ以上言うな」


 下官の自分たちでは、隊長とこんな風には戦えない。それは青年たちも──少女たちも理解し、それぞれ胸の内に想いが宿った。なぜか、痛みを伴う種類の感情だ。



 熾烈な戦いの末、果たして勝負が着けられる。

 一際大きな衝撃と閃光に、ギャラリーの目が(くら)む。視界の戻った者が目にしたのは。


 ユイガの首筋に刀をすらりと当てがっているアイラと、──そのアイラに馬乗りになって、刀の切っ先を彼女の喉元に突きつける、ユイガ。


 静寂の中、息の上がった二人はギラつく瞳で目付けをし合い、その後どちらともなく刀を納める。



 は、と息を着いた見物人からの賛辞や拍手が、二人に注がれる。


 ──息をのむ戦いだったな──

 ──"蒼紅一対の魔晶石"とはよく言ったものだ──



 ギャラリーの散り始める前に、尾行の隊員たちは一旦その場から退却し、影を潜めた。





* * *





『隊長たいちょーー!! アイラたいちょー!? 敵襲ですよー!!』

『ばっかお前……いつもお前の声で逃げられんだろ!』

『もう少しマシな嘘をつけ、敵襲だったら先に隊長のインカムへ警戒音が入るだろう』


 わんぱく盛りは卒業しているはずの年齢の隊員たち。

 しかしなんというかどこで何を間違えたのか。


 束の間の休憩時間。交戦後処理や書類が溜まっているわけでもなく、今のところ襲来もない。たまには落ち着いて一人で食事を取りたい、それだけなのに、何故。


『早くしないと飯の時間終わる』

『また俺の出番だな』


 腕の立つ、彼女の男子隊員たちは、若干──否、かなり──


『……なんだ、そこに隠れてるじゃん! さすがアイラ隊長、気配が全然読めんかった』


『マジか!』

『確保』

『ほーらみろ、また味気ねえもん食おうとしてた!』

『没収』

『はいこれ! 今日は気合い入れてキャラ弁作ったっス! 褒めて!』

『すげえなゼス、撮っていい?』


 ……懐きすぎている。



 :

 :

 :



「なんて日がもう、半期は続いてる。休憩時間も、貴重な休日も、誰かしらが押し掛けてきて一人で過ごすことがほとんどない……今ももしかしたら、どこかから視ているかもしれない。どこにいても、ゼスが突き止めてくる」

「ああ……」



 訓練場を後にしたユイガとアイラは、セッカの執務室へと赴いた。

 アイラは僻地遠征完了の報告の為に。ユイガは合宿の為に借りた物品を返却しに、そして昨日、降下訓練中に会敵したことを報告しに。


 その道中で、アイラはユイガに最近の目下の悩み、己の境遇を明かす。


 アイラにとって、ユイガは同じハイベルデニスで平民出身で、使用武器が同じで。非常に話しやすい相手だ。


 軍学校時代には──それはまた、別の話。


 ともかく、異性の隊員を指揮している境遇も似ているので、アイラは愚痴をこぼしていた。


「ユイガはそういうことはないか?」

「ありませんね、少し慣れてきた感はありますが、令威を撃ちまくってるので」

「女子隊員にか……?」


 しかし第三殲滅隊は編成して間もない。まだ、懐かれすぎるなんてことにはなっていないらしい。

 それどころか、女子隊員にも懲罰魔法を撃ちまくるような厳しい隊の様相を察して、アイラは少し引いた。



「……自分で言うのもなんだが、口調も男性のように固くしているし、女性らしい振る舞いには欠けているはずだ。……懲罰魔法は使ったことはないが、訓練も指示も厳しくしているし、隊員を甘やかしている訳でもない」


 目線を下げると目に入る、まな板に等しい胸。目付きはキツい自覚があるし、第二の数字を担う警衛隊長なのだ。自隊の男子隊員より強い自信もある。


「アイ先輩は″格好良い″が先に立ちますよね、どちらかというと」

「だよな……? だとしたら何か? 本気で生活力を気遣われているんだろうか」


 だとしても。アイラは口をつぐみ思考する。


 自分はさすがに、一般的でおさまるレベルの生活力だと思う。そんなに言うほど酷くないはず。

 それともまさか……″オタサーの姫″原理なのか。

 女子隊員と交流する機会が無さすぎるから、隊員たちはあんな残念な感じに……!?

 それは避けねばならない。隊員たちは、いいとこの令息が多いのだ。


「合コンをしよう、いや、させよう」

「はい?」


「ユイガの新編成の女子隊員と合コンさせてくれないか?」

「……相当アクの強い者ばかりですが」


「こちらも大概アクが強いから、その点は大丈夫だ多分」

「では合同演習させましょうか、昇級試験後の……このあたりなんかどうです」

「ワーカーホリックだなお前」


 合コンを提案して合同演習を具体的に持ちかけられるとは、真面目なのか天然なのか。


 まあ食事会の強制はしにくいか、と納得して、日取りを決めるためにアイラはユイガに身を寄せる。

 と、どこからか発せられた、張りつめるような重い寒気。


「…………」

「今、ぬるめの殺気が来ましたね」

「……ついてくるなと言ったのに……」


 やはり見られている。エスカレートしている気がする。なんなんだ一体。私のプライバシーはどこまで保てているのだろうか。

 そこまで考えて、アイラは少しだけ泣きたくなった。隊員たちに対して、変な恐怖だけは覚えないようにしなければ……


「純粋に……愛されてるんだと思いますが」

「……お前も冗談言うんだな?」

「多分そういうところですね」

「? なにが?」


 自身の放つ魅力に疎くて、強いのにどこか無防備なところが男性心をくすぐるんだと思う──


 なんてことを本人に教えたところで、訝しげな目で"酒でも飲んでいたのか"と聞かれるに違いなかったので、ユイガはアイラの問いかけに無視を決め込んだ。



* * *



 第一警衛隊控室。ユイガは、重厚な装飾の扉のセンサーに触れる。

 警衛隊も殲滅隊も、第一隊は主に緊急時の出陣と全隊の総括を担う。デスクワークの多いセッカは今日も、執務室で二人を出迎えた。(ねぎら)いの言葉を二人にかけて、本題に入る。


「ユイガ、さっき報告書確認したよ。上空で会敵したって?」

「湖礁地方にも……?」


 ミーミスヴルムでの訓練を幾度か経験しているアイラも、ユイガの報告に目を開いて呟いた。


「ああ。報告書No.59452。3小隊 敏捷β、γ欠け」

「観光に開いている区域ならまだしも、わざわざあんな空魚だらけの所に3小隊も襲来することなんて……まず無いんだが」


 ヘルーワィムの被害の多くは、エネルギー量の集中する都市部や工業地帯だ。

 そういう場所の空気は、もちろん工業的な基準はクリアしていても、大気の汚染はままある。そういった空域に住み着く空魚もいるものの、種類は偏り数も少ない。


 反対に、湖礁地方のような自然豊かな場所は空魚が豊富に生息する。

 ある程度食われた上で、あの3小隊が残ったのだとしたら、相当量でミーミスヴルムにやってきていたことになる。

 看過するには引っ掛かる、侵攻の仕方だ。


「訓練中、撃譜は?」

「3人で撃ちまくったが、特務隊訓練の撃数とは比にならない」

「単純にエネルギー量で引き寄せられたわけじゃないか……」

「私も感じていたことだが、このところ僻地遠征も妙だ」


 今回の遠征での所見を、アイラも述べる。


「波力種汚染型を倒していくら帰しても、再編成してきて同日に攻めてくることがあった。なんだか、そう……エラーが出たような、バグが出たような、そんな気持ち悪さを感じる」


「それは……襲来が以前にも増して活発化している、というより、……何か、嫌な違和感があるな……」


 アイラの話に、ゾク、と粟立った腕を撫で、セッカは考えを巡らせる。

 侵攻の仕方に新たな傾向がでてきたか。空魚に食われにくい新種が出たのか。それとも、惑星や生物への感染以外の──別の目的があるのか。


 考えられる可能性はいくつかあるが、情報が乏しい。


「ありがとう、他の辺境のデータも集めて調査する」

「仕事を増やして悪いな」

「休日出勤したヤツが何言ってるんだ」


 セッカが笑ったのを見て、ユイガも、無意識にしかめていた表情筋を少し弛めた。


「いや、なかなか悪くない2日間だった」

「へえ、あの問題児たちと上手くやれてるんだ?」

「まぁ徐々にな……」


 何より、少女たちから特恵の共振が返ってきたことが、ユイガにとっては大きなことだった。

 新しい絆の縒りを強いものにしていかなければならない。今、目の前にいる戦友たちとの絃のように。



「それはそうとユイガ、昨日、管制次長と整備課がキレてたぞ? 点数引かれるんじゃないか?」

「お前またやったのか、操縦桿(フライト)ハイ」


「…………」


 操縦が無茶苦茶な自覚はあるらしい。二人の言葉に、ユイガは苦虫を噛み潰した顔をした。


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おまけ

その他登場人物image画像(ちょっとずつ増える)*

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