天と地と
全てを焦がす戦火の炎、等しく滅びを与える慈悲なる破壊。
誰が望み、誰が欲したのかは解らない。
それは遠い昔に起こされた小さな種火。
それを手にし、誤る事なく使えば恵みを与える助けとなる。
しかし、種火を小さな炎へ変え、世界を包み滅びを与える戦火へと変えたのは……
紛れもなく、この世界に住まう者達。
遥か彼方にある神々が住う場所を見るように、天を仰ぎ恨む様に王は呟いた。
「神よ、貴方は何を望んでおられる」
白銀のフルプレートを身に付けた騎士達は、此方に歩きながら陣形を組む。約二十人の塊を三つ作り、ロドスを守る様に前と左右に移動する。装備はロングソードとタワーシールドと基本的な物だが、相手は魔導兵器で油断は出来ない。
「アドレアさん、矢を放って貰えませんか?」
静かに頷くと背中の弓を手に取り、腰の矢筒から一本矢を取り出し構える。
エルフは精霊に祝福され、森で生活して居る者が多く弓の扱いには長けている。アドレアも例外ではなく、長寿でもあり研鑽を続けた腕前は頼れるもの。
弓を引き絞りアドレアが放った矢は、先頭を歩くフルプレートの肩を穿つ。矢の勢いに押され倒れかかるが、背後の者が支え陣形を乱すに至らない。徐に刺さった矢を片手で引き抜くと、ペキリと二つに折り投げ捨てる。何事も無かったかの様に、再び辺りに不気味な金属音を規則正しく響かせ始めた。
「見事な統率ですね。彼等に恐怖は無いのでしょうか……」
「感情抑制術を心得た歴戦の猛者、という可能性もありますから……油断は出来ませんね」
「話は聞いたけど、実力は目にしないと解らないわね」そう言うと眷属達を走らせ、一団に攻撃を掛ける。アリッサは思考内で二つに分けた陣形を一つに纏め、眷属に命令を下し中央のロドスに向け一点突破を図った。
後には機動要塞グラン・タイラントが控え、それに搭載された兵力も解ってはいない。極力不安や負担を掛けずにいたかった為あわよくば、この攻撃で早々に決着を付けるつもりだった。
眷属が猛然と襲い掛かる中、彼等は一斉に盾を構え剣を抜き密集隊形で防御態勢を取る。
眷属の攻撃を防ぐと盾の隙間から突きを繰り出し、一体ずつ確実に仕留めていく。振りかぶり放つ斬撃は出さず、隙を見せない堅実な攻撃。隙が生じた時には身体ごと盾を捻じ込み、防御しながら陣形を再編する徹底した堅牢な守り。
派手な破壊力は無いかも知れないが、全体が一つの生物の様な流れる連携。味方であれば、信用に足る部隊だと思わせるには充分だった。
攻勢に出た眷属は徐々に数を減らし「ダメージを与えられない、不味いわね」アリッサが顔を曇らせ口を開くと、「私も行きます」そう言葉を残しヨシュアは疾風の如く、弾けるように駆け寄り騎士の目の前で止まると、盾に掌を当て気を放つ。
しかし、体勢を少し崩すだけで凌がれ、技後硬直の僅かな隙を狙い盾の隙間から突きが襲い掛かる。
ヨシュアの右肩に剣の切っ先が疾り、それと共に鮮血が舞い散る。だが、盾から姿を現した腕を見逃さず、左手を伸ばしその腕の肘に当て関節を外そうと試みる。その刹那、後ろに続く騎士が突きを繰り出し「チィッ」とその声と共に中断し、左頬を斬り裂かれながらも躱し後方に飛び退いた。
徐に右肩に手を翳し「急速回復」を掛け傷を癒し。その効果を継続させながら、左頬の傷を指でなぞり消し去る。その横を疾った炎の弾丸は騎士に命中すると、その身を火に包み込む。しかし、騎士は呻き声一つもあげる事は無かった。
その様子を見て「やれやれ、私とは頗る相性の悪い方達ですね」嘆く様に呟く「あら? 鮮血の死神でも苦手なものはあるのね」アリッサは意地の悪い笑みを浮かべながら言葉を掛ける。
「茶化さないで下さい、嫌味眼鏡の方がまだマシです。話は戻しますが先程、触れて感じたのですが、あの方達から生命の息吹を感じないんですよね。非常に中身が気になる所です」
「確かにね、火に包まれても気に留めない。そんな人間なんて居ないわ。あのサイズだと「泥人形」かしらね」
「いえいえ、「泥人形」にも微弱ながら生命の息吹は有りますし、連携が取れる程知力も高くありません」
視界にある困惑するヨシュア達と、後方から聞こえる大地の響きを耳に捉え、不敵な笑みを浮かべロドスは口を切る。
「貴様らに残る小さな希望は胸の中から消え去った! 貧相な魔法では騎士に効果は無い、身体を震わせ呪いながら死ぬが良い!」
その言葉は取り返しのつかない状況を示し、絶望感を嫌でも抱かせる。それでも尚、膝を屈せずに戦おうとする姿を凌二は見つめていた。
三人が戦っている、俺も出来る事なら一緒に戦うべきだと思う。だけど、足を引っ張るだけ、俺の力は国綱に頼ったもので自分自身の力は無いに等しい。
騎士達を倒した剣技、「疾閃刃」は剣聖レベルのもので本来なら俺は使えない。もう一度放てと言われても、無理な話。紬に頼み込んで力を借り、自分が持つ魔力全てと引き換えに使った。ただ、策を成功させる為に、どうしても力を示し王と見せる必要があったから……
そして、策が成功した。と言っても、稼いだ時間は大したものじゃ無く。王達を助ける事は出来たが、結局は進軍を止める事は叶わない。ヨシュア達の戦う姿を見て、自分がどれ程無力なのか思い知らされる。
凌二の思考を遮るように、地響きと共に城が崩れる音が響き渡り。ロドスの背後から機動要塞グラン・タイラントが姿を現わし、遠目からでも解る長い砲身は既に此方に向いていた。最早、絶望感しかない。
しかし、吹っ切れたのか。王と凌二を一秒でも永らえさせる為、エレナ達は武器を手に敵に走り出した。その背中と覚悟を見届けた凌二は天を仰いだ瞬間、陽の光を遮られ影に包まれた。
そして、機動要塞グラン・タイラントの指令室で戦況を見た、隻眼の男は感嘆の声をあげる。
「これだけの戦力で、よくも闘うものだ」徐にロドスに視線を向けると、溜息を漏らし「我々を加えると過剰戦力にも程がある、戦とは言えん」嘆く様に呟き席を立とうと腰をあげる。
「熱源反応あり、魔力反応……この大きさは魔導炉です!」観測兵の報せに腰を戻し、冷静に状況を把握しに掛かる。「姿は確認出来るか?」そう観測兵に聞くと、魔鉱石を薄く削り長方形に張り合わせた、大きなモニターの様なものにその姿が映し出される。
「あれは……鳥か?」雲の隙間に見える姿に、その場に居る者は目を奪われる。
空に漂う一羽の鴎。
地上の荒事に我関せずと言わんばかりに、悠然と風にのり白い翼を羽ばたかせ、天空へと舞い上がる。その自由な姿に憧れた。それは幼い頃に抱いた、懐かしいカミラの思い出。
そして今、戦場の空に現れた一羽の鴎。その陽に照らされた翼は白く輝き、風を受け悠然と飛ぶ姿は美しく。そして、竜を思わせる大きさは、美しさと共に人の目を集めた。
「どうやら間に合った様だよ、凌二ちゃん待たせたねえ。寂しかったろう」
「おっ待たせ〜 宗方君!」
「かっ、カミラさん? サラさん?」
耳に付けられた通信用の魔鉱石から聞こえるカミラとサラの声に、凌二は我が眼を疑いながら間の抜けた返事を返す。カミラはその反応が嬉しかったのか、サラに視線を向けるとパチリとウインクしながら口を開く。
「ほえほえ、これが完成するとは嬉しいねえ。魔導炉の制御術式が難題だったんだけど、サラちゃんのおかげだねえ」
「えへへ、私も苦手な方なんだけど、氷見野先生に仕込まれたからね〜 ぶい!」
「ほえほえ、私も会ってみたいもんだねえ」と呟いたその瞬間、砲撃が直撃し眩い光と共に爆音が響き渡る。しかし、魔法障壁により防がれ、被害は無いものの振動が伝わる。
「与えた損害……ありません」機動要塞グラン・タイラントの指令室で報せが響く。「再度装填急げ! 終わり次第直ぐに放つぞ!」命令を下し、隻眼の男は歓喜の声をあげる。
「はっはっは! そうだ! 戦はこうでなくてはな! 退屈に殺されるかと思ったぞ!」
「カミラ艦長! 機動要塞グラン・タイラントからの砲撃です!」観測士からの報告を受け「長距離魔導砲かえ、対空砲撃もできるとはねえ。被害状況の報告と砲撃の装填時間の算出を頼んだよ」冷静に努め、落ちついた声でカミラは指示を出す「大丈夫、被害は無しだよ!」サラは間髪入れずに返事を返し、微笑みながら尚も続ける。
「障壁も氷見野先生仕込み、安心してね。後こういう時はね、弾幕薄いぞ! 何……」
「やってるのかしら? 遅いから心配したわ」と言葉を遮るようにアリッサからの通信が入る。その声色は、何時もの背筋に冷たい汗が流れるものより、数倍も恐ろしく感じた。「其方で機動要塞グラン・タイラントの処理を頼めるかしら?」と淡々とかけられる口調が更なる恐怖を与え始める。
「どっ、どうしたのアリッサ? 私なんかしたかな〜?」
「ふふっ、大丈夫よ貴女に罪は無いわ。罪があるとすれば、私の目の前にいる干からびた老人かしら。人に発育不良と罵った罰を与えないとね。うふふっ……」
先ほどロドスが放った言葉は……
「貴様らに残る小さな希望は胸の中から消え去った! 貧相な魔法では騎士に効果は無い、身体を震わせ呪いながら死ぬが良い!」
だったが、機動要塞グラン・タイラントの地響きにより。
「……小さな……胸の……貧相な……身体を……呪いながら死ぬが良い!」
アリッサに言葉が届く頃には、奇跡の改編が行われた。
ブツリと音を立て途切れた通信を後に、通信士は顔面蒼白で「人ってこんなに怖くなれるのか?」とサラに問うが、「乙女の機微には気を付けなさいねえ」とカミラは貫禄を漂わせ答えた。その直後に再び砲撃を受ける。
「艦長! 装填時間は約三十秒です! 装甲に若干の損傷あり!」それを聞いたカミラは「進路このまま、突っ込むよ。カウント開始、次弾を受けた後反撃するからねえ。サラちゃん行けるかい?」
「うん、こっちも充填開始してるよ。今、魔鉱集積回路、魔力の充填五十パーセント」そのカウントを受けると、カミラの指示に従い下部に格納された砲塔が姿を現わす。
隻眼の男はその様子を見ながら笑みを浮かべ「中々堅いが反撃が無いな、その身に携えた砲身は飾りではあるまい。射程が短いのか?」そう呟き、思考を巡らせ命令を下す。
「威力は落ちても構わん、魔導機関砲の射程を伸ばせ! 調整の終わった砲は直ちに射撃開始、反撃の時間を与えるな!」
「カミラ艦長、旋回もしくは速度を落としますか? このままだと落とされる可能性があります」操舵士からの助言を聞くと徐に首を横に振ると口を開く。
「武器は一つしか積めなかったんだよ。強力だけど一発だけの使い切り、射程も短いしねえ。しかも、この鳥は早く動く事は出来ないからね。性能や行動が知られていない今しかないんだよ」
「残り二十秒です!」砲撃までのカウントダウンが響く。
「魔鉱集積回路の魔力充填完了! 続けて魔導石に魔力装填開始するよ! 一……五……十五……二十」
「各部、回せる魔力は前方障壁へ集中! 砲撃に備えるよ!」
「九十……九十五……魔力装填完了! 砲塔展開、術式起動、臨界まで十秒……きゃ!」
言葉を遮るように振動が伝わる。サラの悲鳴と共に「砲撃かい?」と叫ぶ様にカミラは観測士に問い掛け「いえ、魔導機関砲です、損害軽微!」その返事を掻き消す勢いで、次々と光の弾が襲い掛かり障壁を削り始める。
「残り十秒!」
「どうやら相手は勘がいい、射程に入るまでにケリを付けるつもりか……距離が詰まってる分、被害が出てるねえ。障壁は持ちそうかい?」
観測士は徐に首を横にふり「機関砲は耐えれますが、このままでは次の砲撃には耐えられないかと」厳しい現状を告げられる。
「残り五秒!」
「滑空飛行に切り替え! 動力への魔力も障壁に回すよ! 最小限の面を再構成、強度上げ!」そう指示を出すとサラに視線を向ける「いつでも行けるよカミラさん!」返事を受け頷くと、此方に向けられた砲門を視界に捉える。
「残り三秒!」
このまま撃てば落とせる。しかし、それは此方も同じ事。障壁に砲撃以外の全ての魔力を注いでいる為、撃ち勝てても結果は同じ。これは凌二ちゃんに叱られるねえ。
「残り二秒!」その言葉を聞いた瞬間、カミラは砲撃の指示を出そうとしたが、遮る様に凌二の言葉が響く。
「脚元を狙うんだ!」言葉の意図を知る事も無く、サラは即座に指示に従い狙いを定め引き金を引いた。
「残り一秒!」その言葉と同時に機動要塞グラン・タイラントの右足に着弾すると爆発を起こした。体制を前方に崩しながらも砲門は此方を捉え続ける。「砲撃来ます!」砲門の奥に光が見えたかと思うと、それは一筋の光の矢に変え放たれた。
だが、その矢は目標を貫く事なく、流れ星の様に空を駆けてく。
砲撃が放たれる直前。機動要塞グラン・タイラントは、右脚部破壊と共に足元の大地を抉られ体勢を崩し倒れ込む。その状況下で砲門の誤差を修正し砲撃する。そして、砲撃と共に衝突すると思われたカミラ達は、着弾した砲撃の爆風が気流を生み思わぬ軌道を取り上昇する。
一秒の差を膨らませる事が出来た幸運、僅かな差ではあったが鴎は再び空に舞い。凌二はその一羽に微笑みを贈る。
脚を失った機動要塞グラン・タイラントは、自重を支える事が出来なくなり倒れ込み行動不能となり。隻眼の男は全連絡網を開くと退艦命令を出す。
「敗戦」それは指令官として、眼を逸らしたくなる程の屈辱だろう。しかし、隻眼の男が浮かべる表情は晴々としていた、新たな時代の幕開けを期待させる若き王を祝福しているかの様に。
そして、機動要塞グラン・タイラントの敗北を目にしたロドスは、驚きを隠せなかった。
フルクランダムの戦力を軽視し過ぎた、まさか魔導兵器を所持しているとは。飛行能力を持つ兵器は、竜族以外の国は持ってはいない……だが、あの様子だと大分消耗したようだ、あれではもう戦えまい。大丈夫だ状況は変わらない、私にはまだ騎士達がいる、帝都に戻りもう一度やり直せば良いだけの話だ。
冷静さを取り戻しヨシュア達に視線を向け、再び戦闘を再開させようとするが、先ほどまでいた眷属が消えている事に気が付く。そして、辺りを飛ぶ梟の様な影を視界に捉えると、視線で行き先を辿りアリッサの肩に止まると霧散して消えた。
「ふん! 加勢する人間が増えようが、眷属や使い魔を使った所で、お前達は騎士達に勝てはしまい」
エレナさん達も合流し戦力は増したが、あの老人が言ってる事は正しいですね。ダナさんが居れば否が応でも、力で陣形を崩してもらえるのですが……
ヨシュアの思考を遮る様に「嫌味眼鏡下がりなさい」と、静かな口調で声を掛けアリッサは俯きながら、徐に騎士に向け足を進める。
「一人では無茶です、私も行きます!」エレナは腰の細身の剣を抜き、助力を申し出る。徐に視線をエレナの胸部に向けると、微笑ながらアリッサは口を開く。
「解ってもらえないかも知れないけど、これは私の細やかな復讐なの」
その言葉が発せられると、辺りに冷たい空気が流れた。只ならぬ雰囲気に一同は息をのみ、身体を硬直させる。視線をゆっくりとロドスに戻し、優しく語り掛けながらアリッサは歩を進める。
「貴方は名にフィードを冠する意味を知ってるかしら?」
「何だと? そんなもん知らん、黴の生えた慣習に興味など生まれるか」
「そう」と短く返事を返し「闇に見初められし瞳」そう口遊むと、黒い瞳がまるで赤い宝石の様に輝き、鈍い紫色の仄かな光が陽炎の如く揺らめく。その眼を見たロドスは魔王と呼ばれた、一人の魔族を思い出した。
「私の名はアリッサ・グレイフィード。フィードは、古の王都の言葉で「支配」を意味するの、グレイは「氷」ね……ここまで聞いたら、解るかしら?」
アリッサの足音が次第に高い音へ変わり、それに伴い辺りの空気も冷たくなっていく。
「そっその目、せっ赤眼の悪魔! 奴は英雄王と共に死んだ筈だ、偽物に決まっている。そっそうだ、はっ早く始末してしまいなさい!」
ロドスは騎士達に命令するが反応を見せない。アリッサの高く鳴り響く足音に気が付き、視線を下に向けた時には手遅れだった。草原だった足元は姿を変え、永久氷土を思わせる氷の地面が広り、騎士達は凍りつき自分の脚も膝まで凍っていた。
「さっきの梟は魔力を補充する為のもの。この瞳は発動させるまでに、多くの魔力が必要だから。だけど、発動させる事が出来れば、その間は魔力の消費は無くなるの。だから、「悠久の氷柩」といった特別な魔法も簡単に使えるわ」
クスリと笑みを浮かべ優しく語り掛けるが、ロドスは自分の末路を想像し声を失う。
指を鳴らすと共に満面の笑みで「砕け散れ、煮干野郎」と吐き捨て、騎士達は氷の粒となり消え去る。そして、ロドスは両足を砕かれ、恐怖に包まれていた。
「まあ、貴方には魔導兵器の情報も聞き出さないとね。取り敢えずは生かしといてあげるわ、感謝しなさい」
機動要塞グラン・タイラントに続き、ロドスと騎士達の敗北により、敵兵は本格的な撤退を始め。前線で散り散りとなったファムファーレン兵の集結も有り、それは迅速に行われ戦の終わりを告げた。その頃には陽は傾き、辺りは暖かな橙色に染められていく。
平和の訪れを告げる夕陽は勝者と敗者分け隔て無く、労う様に優しく光を注ぐ。
そして、戦の終わりを喜ぶ凌二達に向け、歩み寄る者の姿を照らし。鈍い光を放ち漆黒の鎧の輪郭を浮かび上がらせた。




