表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠者のプリンセス  作者: ツバメ
隠された封印、お助けシャルちゃん
70/111

隠された封印、お助けシャルちゃん 2

今日は2ページ投稿です。一個前に始まりの部分があるのでご注意を。前半真面目あれ?前を取ると?

「落ち着いた?」

「……このまま夢の世界へスリーピング……」


 パッ、


「よしっ、行こっか?」

「そんな!?」


 そのまま寝落ちしようとしたので、フィーを離したシャル。フィーは凄く残念な表情でジタバタした。


「そう言えばシャル様?この氷原には何をしに来たんでごぜーますか?」

「あれ?言ってなかったっけ?変な建物があったから見に来たの。」

「変な建物?」


 フィーはシャルの言葉に首を傾げた。


「ここにはあの死霊術師が封印されていた洞窟と、封印の結界以外無いはずでごぜーますが?」

「え?フィーはアルス(・・・)さんから何か聞いて無いの?」

「……シャル様?その名を何処で……」


 かなり驚いた様子で、シャルに問いかけるフィー、


「イビル・マリオネットが言っていたのよ。」

「な、なるほど……そんなケースもあるのでありますな。」

「もしかして、名前を言ったらいけないの?」

「ああ、いえいえ……キューマスターは自分の名前が出回るのは恥ずかしいと、“黒の奇術師”という名を世界中に広めたので、キューマスターの名前を知るのは今や限られた者だけだったでごぜーます。それをシャル様が知っていたので驚いたでありますよ。」

「なるほど。」


 ゆっくりと歩きながら納得するシャル。


「で、変な建物でごぜーましたな?わっちはキューマスターからそれに関しては何も聞かされていないでごぜーます。」

「そう……」


 そう言って、シャルは自分の視界に入っている遠くの建物を見つめる。


「とにかく、行ってみましょう。何があるのか気になるし。」

「了解でごぜーます!……所でシャル様?」

「なに?」

「さっきから迷いなく進んでいるでごぜーますが、この氷原には氷の破片を手に直接持たなければ、わっちですら惑わされて迷わされ、同じ所をぐるぐる回る術式があるでごぜーますよ?見た所シャル様は何も持っていないでありますよね??」

「ああ!それね。」


 氷を手に持ちながら疑問に思うフィーに、思い出したかの様に声上げると、


「どうやら私、アルスさんの結界やら術式やらを全部無効化・・・しているみたいなの。」

「何故に!?ホワイ!?」

「それは私もわからないわ。同じ魔力を持っているのが原因かもしれないけど。」


 そう言いながら、スタスタと歩くシャル。


「とにかくね?そのお陰か所為か分からないけど、氷原に来た時にあそこにある建物を見つけたの。ギルスに聞いても知らないみたいで、おそらくイビル・マリオネットも気付いていなかったみたいなの。一度も話題に出た事が無いらしいから。」

「ふ〜む?ますます気になりますな。」


「そう……フィー?こっちよ?」


「ぬぬ?シャル様の隣にいるでごぜーますよ?」

「……氷、持ってるのよね?」


 建物に近付き始めた所で、氷を持っているはずフィーが何故か惑わされていた。シャルから少し離れた位置にいるフィーに呼び掛け、歩き出した。


「……洞窟のある方向とは違う方向でごぜーますなぁ……」



 コツン、



「……あーシャル様?今度は壁がある様なので、氷を投げるであります。」

「あっ、そっか。良いよ。」



 ヒュン……コロン、



「通り抜けたわよ?」

「ふむ……シャル様?道が開かないのでごぜーますが?」

「でも、道はこっちなのよね。」

「ちなみに今絶賛シャル様の姿を見失い中でごぜーます。声は聞こえるでありますよ?」

「うん?……手を繋いだ方が良いのかな?」

「是非!!」


 何故か一緒に行動出来ないので、何となくで提案したが、物凄い嬉しそうな顔で頷かれた。


 キュ、


「照れるでありますなぁ。」

「そう言われると私もちょっと照れるんだけど……どう?何か変わる?」

「ふむ……とりあえずシャル様は見えるでありますな。」

「壁があるのよね?それは抜けられそう?」

「ぬ?……」


 コツン、


「駄目でありますな。」

「契約している者同士で魔力の共有は出来るのかな?」

「共有は出来ないでありますが、感じる事は出来るであります。」

「う〜ん……何かの魔法に掛かっていると想定して解除と唱えてみる?」

「挑戦であります!」

「分かったわ……え〜と、『フィーに掛かっている何かの魔法よ解けろ〜』。」

「驚くほど雑!?……てっ…………ふぁぁ!?」


 適当に唱えた呪文らしきものだったが、フィーの反応を見ると成功した様だ。


「ふぇ!?何この綺麗に整備された二つ道は!?あっちが洞窟で……え?……あれは一体全体何でごぜーますか!?銀色ドーム!?シャル様ア〜イはこれが常に見えていたでありますか!!?」


 そう、シャルが常に見えていた建物は、銀色の大きなドーム型の建物だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ