上陸、魔大陸!魔王と四魔公 8
◆◆◆◆
作戦会議室。過去の戦争があった時代の名残で残っているが、現在は打ち合わせをする純粋な会議室として利用されていた。もちろん竜族も入れる程広い部屋だった。
「さて、まずは彼女が何者であるかを説明する前に。重要な話をします。」
「「「え?関係ないの!?」」」
凄い関係がありそうなのに重要な話とは関係ないと関節的に説明され驚く三人。実際には関係があるが、それを明かす訳にはいかない。ダルディン、デリドラ、ミルフィオーネの三人はテスカトーレの言葉を待った。
「ええ、彼女の事も重要ではありますが、もっと重要な話がありますよ。」
テスカトーレは真剣な表情で三人に伝える。
「例の封印が解けかけています。」
「「「な!!?」」」
その言葉に三人は衝撃を受けた。
「……本当なのか?」
「ええ、魔王様がガングリフォン様から直接伝えられたそうですから。」
「対策は?」
「これからです。魔王様が単独で阿保な事をしていたので一度戻って来ました。」
「……すまん。」
「何をしてたんだ。」
「実は……」
「「「…………。」」」
ベルフェゴーレがしていた事はテスカトーレから包み隠さず明かされた。その内容を聞いた三名は凄く呆れた表情をした。
「……魔王様。」
「我らに一言告げるべきだろう。」
「流石に擁護出来ないわね。」
「……すまなかった。」
威厳のある姿は何処へやら、今ここに土下座をしている魔王が降臨していた。
「……で?その対策はこれからするとして、そこにいる嬢ちゃん……でいいのか?何者なんだ?」
「そうね、そろそろ聞きたいわ。」
「うむ。」
「そうですね。クレハさん。」
「はい。」
「「「!?」」」
名前を呼ばれたシャルは椅子から立ち上がった。一言だけだがその綺麗な声を聞いた三人は驚きの表情を浮かべた。
「皆さん初めまして。名をクレハと申します。いつもおじ様……えっと、ベルフェゴーレ様がお世話になっております。以後お見知りおきを。」
「「「おじ様!?」」」
封印程の衝撃ではなかったが、おじ様というワードは三人を驚かせるには十分だった。
「という訳で、こちらにおられますのはクレハ様。魔王様の姪です。」
「ま、待て!」
「どうしました?」
「なんだその面白そうな話題は!?」
「「そういう突っ込み!?」」
ダルディンが三人を代表して突っ込みをいれたが、思っていたの違う突っ込みにデリドラといるミルフィオーネはダルディンの方を向いて突っ込みを入れた。
「もう、ダルディンは少し黙ってなさい……それで?彼女の事を知っているのは?」
「魔王様、私、ドロルさんです。」
「それだけなの?彼女は誰の隠し子?」
「それは言えません……というより、彼女は本当の姪ではないんですよ。」
「「「「え???」」」」
テスカトーレの発言に、他の四魔公のメンバーだけでなく、ベルフェゴーレも驚きの声を上げた。
「彼女は魔王様の妹君です。」
「「「えぇ!??」」」
「いやっ、テスカトーレ?テスカトーレくーん?」
いきなりそんな事を言い出したので、ベルフェゴーレは慌ててテスカトーレを部屋の隅に連れて行った。
『な、なんでそこまで言ったの?』
『私一人では誤魔化しきれるか自信がありませんから、彼らも巻き込もうと思いまして。』
『ちょっと智将!?魔大陸で智将と呼ばれているテスカトーレさん!?』
『魔王様はボロが出ない様に必要な事意外喋らないで下さいね。』
『えぇ?』
とりあえず。二人は元の位置に戻って。続きを話始めた。
「……という訳だ。」
「「「いや、どういう訳ですか!?」」」
この後、彼らを鎮めるのに、二時間近く掛かった。
〜二時間後〜
「……それで?封印の事もそうだけど、クレハ様の事も内密に動こうとしていた魔王様?私達はどうすれば良いのかしら?」
「そうだな、あれだけ団体行動を心掛けよとか言っていたのに、当人は単独行動をしていた魔王様?」
「ああ、肝心な時に部下を頼らない魔王様。」
「すまなかった!すまなかったから質問しながら帰ろうとしないで!!……テスカトーレ!?何でお前もさりげなく帰ろうとしてるんだ!?」
(……ひどい絵面ね。)
今シャルの目の前で繰り広げられているのは、部下から冷たい目で見られながら必死で部下を引き止めようとする威厳の無い上司の図。今ここで彼が魔王だと言っても誰も信じないだろう。
「さっき一旦鎮まっただろう!?何故帰ろうとする!?」
「「「「再熱しました。」」」」
(う〜ん。時間が掛かりそう。)
このままだと拉致があかないので、シャルから話し掛ける事にした。
「えっと、そろそろ話しを進めても宜しいですか?」
「「「「「……あ。」」」」」
シャルが話し掛けると、全員が魔王の妹の存在を思い出し顔を向けた。
「申し訳ありませんクレハ様。私とした事が。」
「すまねぇ。」
「すまなかった。」
「ごめんなさいね。」
「すまない。」
そして素直に謝った。
「いえ、おじ様…………ちょっと失礼しますね。」
突然シャルは、ベルフェゴーレを部屋の隅に呼んだ。
『おじ様、妹という事は“兄様”と呼んだ方が良いですか?』
『ぐっ!?そ、そうだな、上手く言い方を使い分けてもらえればそれで……』
『えっと?分かりました。』
ベルフェゴーレは何かのダメージを負ったが、シャルには理由が分からなかった。
「すみません、突然話を区切ってしまって。」
「なに、気にする事はない。」
「ああ。」
「ええ。」
何の話をしていたかは分からないが、すぐに終わったので大した事では無いだろうと軽く返事をする三人。
「では、改めて。ベルフェ兄様……」
「ぐはっ!?」
「…………が、ご迷惑をお掛けしたのは事実なので、お気になさらずに。」
とりあえず話しの腰を謎の叫びと共に折るベルフェゴーレをテスカトーレが対応し。ダルディン、デリドラ、ミルフィオーネが代表して話を聞く事にした。
「まず私がこの地に来たのは、封印が解けかけている事を知ったからです。」
「クレハ様……で良いのか?」
「気楽に呼んで頂いて大丈夫ですよ。」
「お、おう……なら、クレハ嬢。封印の事をどうやって知ったのかはまぁ、魔王様の妹だからだと思うが、厳しい事を言うがクレハ嬢に何か出来るのか?」
それは心配してという気持ちが強く感じられた。顔はフードで隠れて一切見えず。怪しい雰囲気ではあるので、ある意味強者かもしれないと思うかもしれない。
ただシャルから漂う優しい雰囲気は、とても戦闘が出来る様には思えなかった。
「それについては問題ありません。」
「ほう?魔王様の妹だからか?」
テスカトーレの言葉にデリドラが代表して聞き返した。
「ええ、そうです。私も実際に拝見した訳ではありません。ですが、実力通りなら魔王様より上の筈です。」
「「「魔王様より!?」」」
魔王ベルフェゴーレより上。それは彼らを驚かせるのには十分な情報だった。魔大陸において最強とされるのが、前魔王ガングリフォン。そして色々と愚痴を言われているが、ガングリフォンの次に強いのがベルフェゴーレだ。
そのべルフェゴーレよりも強いと言われた魔王様の妹クレハ。実力は読めないが、衝撃は大きかった。
「よし!俺が確かめてやる!クレハ嬢!訓練場に行こう!!」
((((……言うと思った。))))
呆れた表情でダルディンを見る、ベルフェゴーレ、テスカトーレ、デリドラ、ミルフィオーネ。強い相手とはつい戦いたくなる性分らしい。シャルはフードの奥で苦笑いしつつ。言葉を返す。
「手合わせしたいのは山々ですが、戦いに備えて力を温存しておきたいので。」
「ゔっ、そうだよなぁ。」
手合わせはしたいが、彼女の言い分も最もなのでうずうずしながらも諦めるダルディン。
「あっ、そうだ。ダルディンさんとミルフィオーネさんに娘さんからお土産を頼まれていたんです。」
「「お土産?」」
そう言ってクレハは、エルとベリーから受け取ったお土産を取り出した。
「ダルディンさんには干し肉、ミルフィオーネさんには料理のレシピが書かれた本です。」
「おぉ!!」
「あら!」
干し肉は袋一杯に詰め込まれており、小さくエルからのメモが備え付けられていた。『あたしお手製だ!』と。そして、料理のレシピ本にもベリーからメッセージが書かれていた。『これでお母様はもっとモテるわ。』と。
「なんだ。クレハ嬢はエルと仲が良いのか!……むぐ……いや〜、娘の手作り!最高だなぁ!!」
「あらあら!見た事のないレシピがいっぱい!これならうちの人も大満足ね!!」
ダルディンは干し肉を頬張り、ミルフィオーネは本を熟読。完全に娘からのお土産に夢中である。
「なぁ、クレハ殿?我にも何かないか?」
「えっと、ごめんなさい。デリドラさんもリース大陸にお子さんが?」
「ああいや、二人だけお土産を貰って我だけないのは寂しくてな?」
「デリドラもネオ大陸にいる娘さんに手紙を送ったらどうです?何か貰えるかもしれませんよ?」
「良い案だなテスカトーレ。ふ〜む、なら早速……」
「後にして下さいね?まだ肝心な話が出来てないですから。」
「……分かった。」
和やかに会話は進み、少し時間が経った。その頃にはダルディンは干し肉を食べ終わり、ミルフィオーネは本を一応読み終えた。
「……私の立場がないな。」
「今は休んでおいて下さい。後でたっぷりと書類の仕事が残っていますから。」
「テスカトーレ、手伝ってくれない?」
「その話は後でしましょう。」
「では話を続けましょうか。」
一応クレハが進行を進める事にした。
「封印は解けかけています。本当はその封印の地に行ければ良いんですが……」
「封印の地の立ち入りは禁止されています。元々魔王様しかガングリフォン様の所へは行けないのですが、魔王様の話では今は誰も足を踏み入れてはいけないそうです。」
クレハとしては封印の地に直接向かう事が出来れば何かしらの対策を立てられるかもしれないが、誰も足を踏み入れる事が出来ないのであれば、迎え討つ準備をしなければ行けなかった。
「封印されている存在は、魔剣……でしたか?」
「ええ、魔剣“イビル・ナイトメア”。精神支配を得意とする存在。かつての記録ではガングリフォン様を筆頭にほんの数千人しか生き残れなかったという話を聞いています。」
「こんなに大きな大陸で?」
「ええ、数百万という魔族が精神支配により殺し合いを行い、残った者が配下として大陸に君臨していたと聞いています。」
「……そうですか。」
(やはり、凶悪な力を持っているのね。)
今でこそ、このウォース大陸は500年前と同じ人口にはなっているが、かつての災厄で生き残りは数千人。それはあまりにも酷な内容だった。
「私はこの地を守りたい。ただ今この大陸は、他の地からの来訪を制限し始めています。」
今はまだ他の地から訪れている者がいるが、それが無くなるのは時間の問題だった。ベルフェゴーレがガングリフォンからのもたらされた情報は、操られる者が多ければ多いほど危険になるという事。ゆえにこの大陸への来訪を制限する必要があった。
「今いる者を逃す手立ては?」
「それについては私から説明しましょう。各街や村の代表にこの事を伝え誘導。他の大陸へ逃します。」
「そんな事が出来るのか?」
「大きな催し物を行うとでも伝えましょう。とにかく、今いる魔族は皆リース大陸へと避難させます。」
「避難場所については、“ブルーマリン”を避難場所とします。現状、もっとも安全な都市になりますから。受け入れについては私が話をつけておいています。」
連絡用の魔導具はこの城にもあるので、オリビア達に伝えておけばなんとかなる筈だ。
「それと、精神支配はどの程度の範囲まで有効なのかが心配になります。もし、他の大陸に行っても有効なら……」
「それは問題ない、理由は分からないがガングリフォン様が言うにはこの大陸にしか影響は出来ないらしい。」
「なら、他の大陸に行った方が安全ですね。」
(イビル・ナイトメアの能力の問題なのか、それともアルスさんがあのイビル・マリオネットに施した様な術式の影響なのかしら?)
おそらく後者の可能性が高い。そのおかげで、逃げ道があるのは幸いだ。
「私、そしてリース大陸にいる仲間全てが皆さんに協力します。是非、皆さんの力を貸して頂きたいのです。」
そう言ってクレハは、頭を下げた。
「何言っているんだ。協力するのは当たり前だろ?俺の部下達は力自慢ばかりが集まってい
る。力仕事なら任せとけ!」
「我の部下空を飛べる。連絡用の魔導具が無い街や村に伝達する事が可能だ。任せておけ。」
「私の部下は魔法が得意な可愛い子達が多いから、護衛とリース大陸へと誘導する係をするわ。」
「ありがとうございます!」
ダルディン、デリドラ、ミルフィオーネの三人は、それぞれの役割を伝えクレハに協力する意志を見せた。
「では、私は全体の指揮を致します。元々そういう役割ですからね。皆さん状況は逐一私に報告して下さい。あくまで行うのは大きな催し物を行う為の大移動。危険な状況である事を伝えずいかに安全にリース大陸へと誘導するかが重要です。宜しいですね?」
「ああ!」
「分かった。」
「ええ。」
そう言って、四魔公は散開した。
「頼りになる方達ですね。」
「ああ、自慢の部下だ。」
この場に残ったのは、クレハとベルフェゴーレ。これから避難誘導は四魔公のメンバーが行なってくれる。自分も協力したいが、下手に動けばガングリフォンを刺激して厄介な事になるかもしれない。
「とりあえず私はオリビア達に連絡を取ります。」
「ああ、私の部屋にある連絡用の魔導具を貸そう。」
「それと……どうしましょうか?下手に動けないので待つ事しか出来ないのですが。」
「う〜ん。それなら客室があるからそこで待機してもらうか。城を案内したい所だが、万が一息子や姪に見つかったら騒ぎになるからな。」
「分かりました。何か協力が出来る事があればいつでも言って下さい。」
「ああ、すぐに伝えよう。」
イビル・ナイトメアの復活に向けてリース大陸避難計画を実行する事になった。クレハは待機だが、四魔公が上手く動いてくれるだろう。ただ、ベルフェゴーレはこの後別の部下に捕まり溜まった書類仕事をさせられる事になった。
◆◆◆◆
〜ミルフィオーネ〜
「みんな〜、ちょっと良いかしら?」
「「「「「はい!ミルフィオーネ様!!」」」」」
最初に動き始めたのがミルフィオーネだ。城の大部屋で作業をしている自分の部下達に声を掛けた。ちなみにミルフィオーネの部下は女性ばかりである。
「実はねぇ?リース大陸で大きな催し物があるの。それで大陸全体に呼び掛けたいんだけど人手が足りなくてねぇ。みんな協力してくれるかしら?」
「「「「「はい!」」」」」
「良い返事ねぇ。じゃあちょっと派手に呼びかけするから目立つ衣装を着てきて。」
「「「「「分かりました!」」」」」
ミルフィオーネが考えているのは、派手な衣装を着て街中を行進する事だ。周囲の目も引くし深刻な雰囲気も感じさせずに誘導する事が出来るだろう。
〜デリドラ〜
「さて、リース大陸で大きな催し物がある!我等は空を飛べる!遠くの地に呼び掛けるのだ!」
「「「「「はい!」」」」」
「ただ、普通に飛べば皆を不安にさせるだろう。大きな垂れ幕を脚に付けて飛び声を掛けるぞ!」
「「「「「分かりました!」」」」」
デリドラの部下は空を飛べる。足では呼び掛けが難しい遠くの地へ飛んで行ける彼等は重宝されるだろう。
〜ダルディン〜
「よ〜し!お前達!リース大陸で大きな催し物がある!一部はミルフィオーネの考えている行進で移動式の館を動かすのを手伝うんだ!」
「「「「「押忍!」」」」」
「他はリース大陸に荷物を持って行くのに力仕事が必要な者達に手を貸すんだ!」
「「「「「押忍!」」」」」
ダルディンの部下は力持ちばかり。リース大陸に移動する人のサポートを担当する。
〜テスカトーレ〜
「さて、魔王様の監視係は貴方達にお願いします。大きな催し物ですからね。浮かれてまた逃げ出さない様にして下さい。」
「「「はい!」」」
「貴方達は予算の計算を。今回国からも予算を出して行うので、今回の催しでいくら掛かるのか計算しておいて下さい。」
「「「はい!」」」
「他の者達はミルフィオーネ、デリドラ、ダルディンの状況を報告。あと、私からの指示を伝える係を担当して下さい。
「「「「「かしこまりました!」」」」」
テスカトーレの部下は経理や、情報収集等が得意な者ばかり。今回の催し物の全体的なサポートを行う事になる。
(これから忙しくなりますね。いかにらしく見せるかが鍵ですね。)
一部の各ギルドマスターや町長には今回の本当の理由は明かすので、かなりの人数がリース大陸に移動する事になる。前魔王ガングリフォンにシャルの存在を隠しつつ、避難を成功させるのは動けない魔王に代わり、四魔公に委ねられていた。
◆◆◆◆
「…………。」
──ガチャッ、
『妾だ。』
「あ、オリビア?私よ。」
『おお!シャル!ウォット大陸にいるのは聞いておるぞ。どうした?』
「実はね……」
シャルは、客室にいた。ベルフェゴーレから連絡用魔導具を借りてオリビアに連絡をとっていた。現在の封印の状況。今回、大きな催し物と称してリース大陸にウォット大陸の人達を避難させる事など、近況を伝えた。シャルの話を聞いたオリビアは、真剣な声色で応えた。
『ふむ。やはり封印は危険な状態じゃったか……』
「うん……けど、表向きは隠さないといけないから、皆には協力して欲しいの。」
『分かった。丁度薔薇の集いが集まっておる。すぐに伝えよう。』
「ありがとう。」
『構わぬ。大陸の危機じゃからな。こちらも下手に混乱を招くと良くないからな、大きな催し物と称して動こう。皆娯楽に飢えておるからな。』
「オリビアも含めて?」
『う、うむ!だ、だが羽目は外さぬぞ?』
「ふふっ、別に良いのよ?」
王女としての公務に疲れていたのだろう、オリビアの声色は少し明るかった。こちらは大変な状況ではあるが、出来るだけ危険な事には巻き込みたくなかった。オリビアを安心させる様にシャルは言葉を返す。
「こっちは任せて、必ず危機は回避する。」
『うむ、頼んだぞ。』
そう言って、通話を切った。
(私は待機……とりあえず、イビル・ナイトメアの対策を考えないと。)
精神支配、どれ程の力が想像がつかない。だが恐らく、アルスの力によって弱体化はしている筈。封印が完全に解ける前に、打てる手段は打っておきたい。
(前世でも、無差別だったけど精神支配を使う存在はいたわね。)
参考になるかしら?と、自身が今まで戦ってきた存在を思い出しながら作戦を考える。




