ボスとの戦い
皆様ごきげんようじょ、かいちよです♪
ついに、戦闘回です。
戦闘描写は初めてに近いので
拙いですが読んでくれると嬉しいです!
それでは、どうぞお楽しみ下さい!
【ポイズンフロッグクイーン】毒オオヒキガエル。ポイズンフロッグ、ポイズンタッドポールの女王。魔法耐性が非常にたかい
《フィールドボスが現れました。》
きた!やっときたよ~!
ながかった、ここまでが本当にながかった!
やっと温存しなくてすむ!
ということで
「咲ちゃんは神の裁きおねがいします!」
「え!いきなりですか?」
「うん、もう正直帰りたいもん。」
「まあ、それには同感ですが・・・」
「というわけで、咲ちゃんおねがいします!」
「わかった~♪」
いくら魔法耐性が高くてもLv10の魔法だし倒せるよね!
さっさと倒して帰ろう!
「いくよ~【神の】~!」
そう言って咲ちゃんが両手を上にあげると
咲ちゃんを中心に円形に光が注いだ
そして少しずつ光が強くなる
おお、きれい
光の中心にいる咲ちゃんは本物の天使みたいだ
でも、どうやら魔法が完成するまで少し時間がかかるみたい
まあ、最上級魔法だしね
その様子をみていると、ボスは身の危険をを察知したのか
『ゲコォォォォォォォ!!』
天に向かって鳴いた
すると、
バシャバシャ
周りのオタマジャクシ達がボスの元に集まってきた
「え?なに?」
「何かするようです、警戒しましょう」
「わかった!」
そして様子をみてみると
オタマジャクシ達がボスに飛び付いた
「え!?どういうこと?」
「わかりません、こんなときに仲間割れでしょうか?」
そして、オタマジャクシ達はどんどんボスに飛び付いていき
まるで黒い塊のようになったとき
魔法の準備がととのった
「【裁き】!!」
そして、咲ちゃんが腕をふりおろすと
敵一体一体に強烈な光が降り注いだ
その様子はさながら光の雨のようであったが、その神秘的な見た目とは裏腹に、その光に当たったてきは蒸発したように消えていった。
うわっ!つよい!
さすが最上級魔法!
そしてボスの方をみると
しっかり光が当たっているが、黒い塊の表面のオタマジャクシだけを倒してる
「なっ!もしかして!」
そして魔法の効果がおわると
そこには
ところどころボロボロだが、確かに生存しているボスがそこにいた
「うそ・・・」
「・・・なっ!」
「倒せなかった!」
『きゅ!(つよい!)』
まさか、味方を犠牲にして耐えるなんてっ!!
『ゲコォォォ!!』
驚愕に僕たちが動けないでいると
ボスは再び天に向かって鳴いた
すると、ボスの目が赤くなり、皮膚はどす黒くかわっていき表面のからぬるぬるした液体をだしはじめた
そして、遠くからはまた無数のオタマジャクシが現れた
「う、あれで倒せないなんて」
「そうですね。ポイズンタッドポールがいたとはいえ、倒せないとなると、そうとう高い魔法耐性を持っていたようです。しかしだいぶHPは削れたみたいですよ。多分、HPが少なくなったのであの状態になったのでしょう。しかし、ポイズンタッドポールがまた増えるとは厄介ですね」
「うん、ボスを相手しながらあの数を捌くのはさすがにむずかしいかも」
「それなら、ポイズンタッドポールの方は私が相手しますので、雅様と咲様でボスをおねがいします。」
「え?白雪さん一人で大丈夫?」
「はい、いざとなれば【戦闘モード】もありますので」
「ん、それならお願い。じゃあ、白雪さんはオタマジャクシを私と咲ちゃんはボスの相手、うーちゃんは回復担当でいい?」
「はい」
「わかった!」
『きゅう(まかせて!)』
そして、僕たちはボスのと対峙する
すでに白雪さんはオタマジャクシ達を倒し始めている
よし!まずは
「【この人嫌い】!」
敵に黒いもやがかかる
『ゲコ!』
すると、ボスが一直線に僕たちの方に跳んできた
は、はやい!
その動きは思ったよりはやく、立て直せないでいると
「【鉄壁】!」
咲ちゃんが僕と敵との間に入り守ってくれた
「ありがとう咲ちゃん」
「おねえちゃんはさきが守るよ!えい!」
そして咲ちゃん敵を押し返した
よし!体制が崩れた今のうちに!
そして僕は敵へ右手の和傘をふるった
すると
ぬるっ
「え!?」
ガマガエルの体表を覆う謎のヌメヌメに和傘が滑り攻撃がそれてしまった
なにこれ!全然攻撃が通ってる気がしない!
そして、そのせいで僕の体制が崩れ
立て直していたボスの蹴りが僕の右脇を襲う
『ゲコ!』
「ぐはっ!」
「おねえちゃん!」
その攻撃は見事に当たり数メートル飛ばされる
「うぐ、げほげほ!」
うー、いたい!
このゲームで始めて攻撃受けたけど、こんなにいたいんだ!
それにHPもけっこう減ってしまっている
そうしていると
うーちゃんから緑色の光が飛んできてHPが回復した
遠いので目線でお礼を言う
すると、
「おねえちゃん!」
ボスから紫色の液体が飛んできていた
僕はとっさに和傘を開き身を守る
危なかった、あれ食らってたら絶対毒だよね
そして、和傘を閉じて毒を払い、ボスのほうを見てみると
やはり、咲ちゃんはぬるぬるのせいで苦戦していた
そのせいで、さっきの攻撃をさせてしまったみたいだ
うー、なんなのあのぬるぬる!
魔法も物理もだめならどうすればいいの!?
でも、さすがに倒せないボスにはしないはず、
どこかに突破口が・・・
まあ、とりあえず色々試してみよう!
「咲ちゃん!魔法つかってみて!」
「わかった!【レイ】!」
咲ちゃんの手のひらから光線がでる
しかし、ボスは避けようともしない
うぐ、やっぱり魔法耐性が高い!
Lv3のレイであれだから、最低でもLv5以上じゃないとまともにHPを減らせないかも
くっ!こうなったら、奥の手!!
「咲ちゃん、よけて!」
「わかった!」
そして、咲ちゃんが離脱したのを確認して
「【ランダムマジック】!!」
いけ!奥の手、ランダムマジック!
お願い、いいの来て!
ガラガラガラピロン!
『火魔法Lv1 ファイアーショット』
扇をから一つの火の玉がボスへ向かう
そして、ボスはそれを難なく避けた
えぇぇぇぇ!!一番ダメなのがきてしまった!
でも、ランダムだから仕方無いか
僕の幸運を信じすぎてしまった
「ごめん!咲ちゃん!!」
「だいじょうぶ!」
咲ちゃんはまた攻撃しはじめる
うう、不甲斐ない姉でごめんよ~
奥の手がダメだと本当にどうすれば!
そう僕が考えてる間にも
咲ちゃんは懸命に戦っている
「【レイ】!」
咲ちゃんはたまに魔法も使うがボスは避けず、まったく気にしていない
ってあれ・・・・?
咲ちゃんの【レイ】は避けないのに、なんで僕の【ファイアーショット】は避けたんだろう?
【ファイアーショット】のほうが弱いはず・・・!
ただの気分かもしれないけど、なんか気になる
幸運が売りの僕の【ランダムマジック】でファイアーショットがでたし
なにかあるのかな・・・?
なにか理由が・・・
そう考えていると
「もう!このぬるぬるいやだ!!」
咲ちゃんが叫んだ
うん、完全に同感!なんなんだこのぬるぬる!
え、てか本当になんなのこのぬるぬる!
そうだ!詳細を見てみれば
そして、僕は和傘についたぬるぬるの詳細を見てみる
すると・・・・
っ!!
これはっ!!
見つけた!突破口!!
そして、僕はボスのもとへ走る
「咲ちゃん!私がボスの攻撃防いだら【ブレス】使って!」
「え、でもこのばしょじゃ・・・」
「お願い!咲ちゃん!」
「う、うん、わかった!」
『ゲコ!』
走ってきた僕に気づいたボスは
蹴りを繰り出してくる
その攻撃に僕は和傘を開き両手でもち耐える姿勢をとる
そして
『ゲコォ!』
ガンッ!
和傘と蹴りが衝突する
「くっ!」
お、重い!気を抜くと飛ばされそう!!
でも、これをなんとか耐えれば
「う~、このぉぉ!!」
そして、体の力を振り絞りなんとか押し返し
敵の体制を崩した
よし!今だ!
「咲ちゃん!」
「わかった!【ブレス】がぁ~!」
咲ちゃんの口から炎がでる
ボスは体制を崩していて避けられない
そして、炎がボスの体表に触れると
『グキャァァァァ!!!』
ボスに炎が引火した
「やった!」
ボスが苦しげに転げ回る
「え?おねえちゃん、どおして?」
「ふふふ、実はねあのぬるぬる、油だったんだ!」
【ポイズンガマ油】毒。体表に塗ると一度だけ物理攻撃を受け流す。ガマ油だが何故か可燃性。
「そうだったんだ!おねえちゃんすごい!!」
咲ちゃんが拍手して誉めてくれる
「ふふふ、咲ちゃんもおねえちゃんを守ってくれてありがとう、咲ちゃんのおかげだよ♪」
そういって、頭をなでる
「えへへ」
咲ちゃんは照れながらはにかんだ
か、かわいい!
もっと撫でたい!けど、いまは・・・
「とりあえず、これで、ぬるぬるはなくなったからボスに倒そう!全力でいこうね!」
「うん!さきもとっておきだすね♪」
ん?とっておき?
そういうと咲ちゃんは
「【リミット解除】!!」
わっ!本当にとっておきだ!
すると、スキルを使った咲ちゃんは
その水色の髪が淡く光り、瞳の色が碧から金色になり光った。
か、かっこいい!
それに、かわいい!!
「いくよ!」
そして咲ちゃんは空へ跳躍して
転げ回るボスへ一直線に落下し
「えいっ!!」
天使の輪を装備した拳でボスを殴った
ドゴンっ!!!
『グキャッ!!』
ボスがぺしゃんこになった
《フィールドボス「ポイズンフロッグクイーン」を討伐しました。》
《レベルが上がりました。ステータスを確認して下さい。》
え?
うわ、わたしの妹強すぎ・・・・
てか!僕の出番は!?
すると
「えへへ、ぶいっ!」
咲ちゃんは僕に向かってピースをした
うん、かわいいから許す!
読んでいただきありがとうございました♪
美味しいところはすべて咲ちゃんが持っていきました!かわいいから許す!
戦闘描写ははじめてに近いのでこれでいいのか不安です。大丈夫でしょうか?
うう、もっと色々書けるようになりたいです
えっと、次回は戦闘その後です。
新キャラと新スキルを出せたらいいな~と思います。
それでは次回もよろしくお願いします♪




