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心象詩編  作者: 怜梨珀夜
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悲観主義バレット



 見てくれだけの拳銃の

 銃口自分の頭に当てて

 引き金何度引いたって

 世界は何も変わらない


 雑音ばかりのこの空に

 琥珀の夜が満ち満ちる

 寝台列車に繋がる糸が

 かたん、かたんと切れていく


 愚かしき世にサヨナラを

 素晴らしき世にハロ・ハウロー

 どうせこの輪はみな盲目

 しゃなり、しゃなりと堕ちていく


 小さな自殺を繰り返し

 僕らは生にしがみつく

 レガート、アレグロ、アレグレット

 駆けるような速さで

 墜ちるような速さで

 今日も狂気へ第何百歩


 何も要らない、何も欲しくない

 ただ、もしも救いがあったなら

 死にたいって

 殺してくれって

 泣き叫んでるその左胸に


 どうか、優しい終焉を



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