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少女の幻想文学  作者: trinity
8/82

*魔法の価値を問う2

挿絵(By みてみん)


マオリは、ハルの言葉を全く聞き逃さないよう、心がける。

先ずは、彼の言う通りにしなければならないのだ。

だんだんと、不安と緊張が、募る。

「マオリと同じように、先日、荷物が送られた、お前の父親の幻術魔法によって」

ハルはふたつ折りの硬い藁半紙を渡した。

それを受け取ったマオリは、震えながらも、丁寧に書かれた文字を、声に出してみる。

「……ハル、荷物は全て、マオリ、私の娘に、お前の世界での生き方を教えろ……」

そう、読んでみても、全て意味を理解したわけではない。

だが、その手紙、言葉は、まおりに、お父さんを思い出させた。

今まで我慢してた分、涙が溢れてくる。

「う、うぅ、じゃあっ、マオリはひとりなのっ、家族も、誰もいなくって、どうして、こんなところっ」

「あぁ、すまない、マオリには、もっと伝えるべきことがある、から、少し落ち着いて」


ハルは、自分の手を、マオリの頭にのせてやった。


読んでくださってありがとうございますね。


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