私スタイルを貫き通す!
今回はちょっと、一人葛藤の小説風にしてみました。
私は過去に二度死んだ。正確には二度死のうとした。だから、逃げない。私は私スタイルを貫き通そうと思う。
有り難くもないニックネームを貰って、もう5日程過ぎた。
「こないねぇ、感想」
私がぼやくと、私の中の私が呟く
「そんな事言ってると、また『クレクレ君』だって言われるよ」
「分かってるよ。でも、私に感想がこないってのは皆にも感想が来てないって事なのかなって思うじゃん」
私が訴えていた事は、そう難しい事ではない。『小説家になろう』というサイトの中で、作品を読んだら感想を残そうって事だけだ。
「あんたは、いろいろ言ってるから、ウザイんじゃない? 他の人達には感想きてるかもよ」
私の中の私が横やりを入れる。
「でもさ、それを知る術は自分にくる感想の多さだけじゃん!」
私も負けじと応戦するも、私の中の私は負けていない。
「だから、あんたは『クレクレ君』なんて言われるのよ!! いいじゃない! あんたに感想がなくなって。読んでくれている人いるんでしょ!! それを励みにしないでどうするのよ!!」
確かに言われる通りだ。私の作品を読んでくれている人は沢山いるみたいだ。アクセス数を見れば、それは分かる。しかし、それでは、訴えている事が叶った訳じゃない。
私は作品を読んだら、感想を足跡として残しましょう! と訴えているのだから。
「あんたねぇ! 結局自分に感想欲しいだけなんじゃないの?」
私の中の私が痛いトコロを突いてきた。
「そんな事ない。……と思う。いや! そんな事ない! 私は皆の作品に等しく感想やPT評価がされて、あわよくば、レビューをされる事を望んでいるの!」
私がまくし立てるように叫ぶと、私の中の私は
「まっ、別にいいけどね!」
と、素っ気ない素振りを見せた。
「ちょっと! 信じてないでしょ!」
と、言うと
「そんな事、些細な問題じゃん。皆の作品に感想やPT評価、レビューが行き渡ってたら問題ないんでしょ! じゃあ、ここで論議してても、しょうがないじゃん! 言ってやりなよ! もう一度。何度でも。あんたの訴えをさ」
と、ポンッと背中を押された気がした。
「そうだね。じゃあ、もう一度訴えるね!」
私の訴えは作品を読んでくれた読専の方、著者兼読者の方々へのお願いです。他者の作品を読んだら、感想やPT評価、レビューを自分が読んだ足跡として残しましょう! 無理強いをするつもりは、ありません。でも、書ける時は、なるべく書くように心掛けませんか? それが次なる作品への支えとなる著者もいるのです。どうか皆さん耳を塞がないで聞いて下さい。目を覆わないで見て下さい。あなたの気持ち一つで、この『なろう』の中をもっと活気溢れたサイトにしていきましょう! 書けない時もあるでしょう。感想文が出てこない事もあるでしょう。そんな時はPTだけでも残してあげましょう! それが支えになるかもしれないと思って!
「はい! よくできました。皆さん私達のお願いを聞いて下さいね。無理にとは言いませんよ。押し付けるつもりもありません。でも、私達は皆に等しく感想を! と訴えているのですから……」
「こらぁ! 締めの言葉横取りしないでよ!! もう!! じゃあ、この作品を読んだ方また、よろしくお願いしますね。それでは、失礼致しました」
『クレクレ君』は、有り難くもないニックネームですが、せっかく頂いたので、使わせて頂きました。
しかし、私の訴えは変わりません。