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魔王メイドエクリナのセカンドライフ  作者: ひげシェフ
第二章:雷と炎が交わる刻

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◆第17話:空を裂く誓いと咆哮の雷火◆

夜の帳が落ちる中、二人の戦いはさらなる激しさを増していた。


「行くよ、グランヴォルテクスッ!」「吼えろ、フレア・クリスタリアッ!」

ライナの《魔斧グランヴォルテクス》は両斧刃へ雷の魔力を収束した弧状の大型魔刃を形成する。

一方、ルゼリアの《焔晶フレア・クリスタリア》は”双晶”に再結合し、高出力砲撃の準備をする。


「ボルト・ラッシュ!」「フレア・レイヴン!」

眩い閃光が炎の鳥と打ち合い、轟音が鳴り響く。


「ちッ!、なら、サンダー・レインフォールだ!」「こちらも行きます!、インフェルノ・チャージ!」

雷と炎が空から降り注ぐ、中級魔法による応酬が続き、二人の少女の身体は空中を疾駆する。


空中に次々と展開される魔法陣――、ついに高位魔法の打ち合いが始まる。

「クロス・ライトニング・カットならどうだ!」雷の十字斬撃波が放たれた。

「バーニング・デクリエイト――!」 ルゼリアは冷静な判断で、一点集中の高圧炎で迎え撃つ。


火花が空を彩り、轟音が夜を震わせる。

「ルゼリアっ、もっと動いてよっ!!」「……ライナこそ、速度が落ちてますよ!!」

魔力弾が互いにぶつかり合い、炸裂音とともに爆炎が夜空を照らす。


瞬間、二人の軌道が交錯した。

「はあああああああああっ!!」「――っ!!」

激突する雷と炎。 爆風が起こり、地上の木々が吹き飛ぶ。


「庭が……! 外壁が……っ!」とティセラが叫ぶ。

だが、今の彼女たちには届かない。


「僕は王様に認めてもらいたいだけなんだよっ!!」と零すライナ。

「……それは私も同じですっ!」と心中を吐露するルゼリア」


二人の思いは同じ。

「僕こそが!」「私こそが!」

「「王(様)にとって一番だってことを……っ!!」」


その叫びが、夜空に響いた。

――その時だった。

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