アキバは異世界転生の予行をするのにもってこいの場所である。
これは外国人差別ではなく私が異世界転生したいと言う幻想を自ら打ち砕く製作しました。
一度は皆、『異世界転生』を夢見たことはないだろうか?
トラックに轢かれたり
通り魔に刺されたり
目を瞑って開いたら異世界だったり
謎の魔法陣が突如展開されクラス一同異世界に飛ばされたり
一度は皆、『異世界転生』してみたいと思い浮かべたことがあるだろう。私もそのうちの1人だ。
そんで勇者と呼ばれ可愛い女の子とパーティ組んだり。
実は自分は巻き添え食っただけの被害者だったり。
勇者は友達の方で自分は農民スキルしか得れなかったり。
雑魚スキルを得て王城を追い出されたり。
いろんな想像ができるだろう、まぁ実際のところそんな事はほぼないと断言できる。
『ほぼ』と言うのはもしかしたらと言う希望的観測である。
異世界に行ったことがあると証明した者はいない。であれば異世界がないと証明する手段もない。
だから『ほぼ』なのだ。
では仮にこの日本で異世界転生を体験できるスポットがあるとしよう、その都市はどこか気になるだろう……………。
その都市とは
『秋葉原』だ。
今! 秋葉原は外国人に埋め尽くされていると言っても過言ではない。
まるで擬似異世界と言っても問題ないと言えるだろう!
日本人よりも外国人の方が目に入る。
道を歩き左右を見れば外国人だらけ、
アメリカ系
ヨーロッパ系
アフリカ系
アジア系
実に様々な国籍の外国人が秋葉原に集結している。
聞こえてくる言葉は日本語ではなく英語や中国語、聞いたことがないような言葉など多種多様だ。
知らない言語、見たこともない人種だらけ
耳に入る言葉は全く理解できない。
携帯も通じない電波も入らない翻訳アプリも使えない。異世界転生とはそんなものだと私は思う。
今の人間から携帯を取り上げたら禁断症状が出るかもしれない。
ではそんな状況で某アニメストア(人によって異なる)を冒険者ギルドと考えてみよう、貴方は地図も持ってない、言葉も通じない世界で冒険者ギルドに辿り着けるだろうか?
街の人に聞いても言葉が通じない。
事実上不可能である。
もし貴方が冒険者ギルドの場所を知っていたり、現地の言葉を覚えていたならば話は別だが、9割9分の人には困難な道のりと言える。
もし異世界転生したならばきっと今の秋葉原のような状態である事はまず間違いない。
そんな都合よく日本語が通じる事は『ほぼ』ありえない。(ほぼは先ほどと同じ理由だ)
であれば異世界転生をしたいと一度でも思った事がある諸君。私もだが。ぜひ一度秋葉原を訪れその幻想を打ち砕いてもらえ。