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悪女のはずが、神に認められて聖女になりました。  作者: 夜乃ツキヨ
プロローグ
1/8

00 七人の聖騎士と聖女

 スレア王国で代々受け継がれている、〈七人の聖騎士と聖女〉の存在をご存知だろうか。

 この国では禍々しい姿をして、街を壊し、人々の生活や命を奪う、〈魔物〉という生物が存在する。

 魔物は人々の憎悪や嫌悪などの感情が募ることで現れ、たとえ剣術に優れている者が倒そうとしても、〈オーラ〉を備えていなければ傷を与えることすらできない。

 オーラとは認められた者しか扱うことができない証のようなものだ。

 そして、オーラを持ち、身を挺して魔物と戦うのが七人の聖騎士と聖女だ。


 聖女は人々を救うために、聖騎士はそんな聖女の身を守るために行動する。

 聖女には人々の傷を癒したり、神のお告げが聞こえたりするなどの能力を持つ。

 また、聖女は聖騎士よりも何倍も強力なオーラを操るため、その名の通り、〈聖なる人〉として国民から慕われる。


 そして、ハレス公爵家令嬢の私、ベル・ハレスは今、次の聖女が誰なのかを知るために教会にいる。


 「神からお告げがありました。

  次の聖女は、ハレス公爵家のご令嬢、ベル・ハレス様です。」


 「……え?」


 悪女としてこの世に誕生した私が、なぜ王族と同等な扱いをされるほど、人々に敬われる聖女となったのか。


 話は二年前まで遡る。

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