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状況が切羽詰まりすぎだった件

準備万端で侍女と共に屋敷を回り我が家の図書館で情報を得て思った。


何がどうしてこうなった?!


と、今現在現実問題として自領も困窮しているが国自体が困窮している事実に行き当たった。

二代前の国王の時代に大きく変革をしようとした結果空回り気付いたら貧困国に成り下がってました・・・って何やったの?二代前の国王様よ・・・本当に一体なのをしたの?

何をしでかしたのかは詳しくは書かれていなかったので分からないが、前世の国王たちは貧困にするような政治をとっていなかったはずである。本当に何を考えて何しでかしたのだろうか・・・?


「う~ん・・・これはアレね。私の前々世と前世の記憶と知識を生かして財政を立て直さないと私だけじゃなくて領民だけじゃなくてこの国自体が終わっちゃうわ・・・それは駄目だわ・・・だって・・・」


そう、またそうなるとは思わないけれどそうなるように努力してもう一度あの人と・・・結婚できればいいと思う・・・わずかな希望でもいいたとえ私を覚えていなくても・・・


「また会いたいのよね・・・」


そっと前世の旦那様である隣国の皇帝、出会ったときは皇太子だった人を思い出す。

彼に出会うにはこの国が潰れて滅んでしまっては会う事が出来ないだろう。死ぬことは無くても平民になってしまっては出会ったとしても恋人にも伴侶にもなる事はできない。

なら出来る事はやらなくてはならない。


「そうね・・・先ずは食料かしら?お腹が減ってたら力も出ないし考えだって纏まらないもの。食は基本的に無くてはならないものだわ。飢えれば暴動が起きるでしょうし・・・のんびりしている暇はないわね」


そう考えて自領で採れるものを思い出す。

主に主食として栽培されているのは麦である。そのほかにも果物もあった。

それ以外には何があっただろう?特産品として自国だけではなく国外に輸出できそうなものは・・・


「あぁそういえば・・・鉱石が取れたわね。あそこは魔法具にも使える魔法石も確か採れたはずだわ・・・それに付加価値を付けられれば・・・」


前々世の記憶主にラノベやファンタジーものを思い出す・・・。

というかそんな付加価値付けられるかしら?私にもしっかりと魔力はあるが・・・属性が前世と同じかどうか分からない。前世と違いがるので属性まで違うとしたらと考えた。


だってよくあるじゃない。ラノベとかで物語と違う属性を持ってたり、気付かないうちにチート持ってたり・・・ないとは言えないじゃない?

だって私実質この世界2周目だし・・・前世と違って自領と国を立て直さなきゃならないっていう状況・・・


何このハードモードだしね?


「はぁ・・・あとひと月後に魔力査定があるから・・・それまでに出来るだけの事をしておきましょう」


よし・・・寝よう。

経費削減というように明かりの落とされる時間が早いんだもの!!



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