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無能な俺が異世界で死なない為に頑張る  作者: トントン
第一章 星野英雄編 ついでにちょっと金田真男
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1-7話 しょぼい、ダンジョン

今週で星野英雄編を終わらせる予定です。

毎日更新し11話9月21日に終了です。

朝が来た。

今日から早速ダンジョンに潜ってみる。

ここパズの町から近いダンジョンは2つ。

中級と初級ダンジョン。

でダンジョンっていったい?とジゼルさんに聞くと

ダンジョンは迷宮で核というものをもっているとのこと。

わかりやすく言うと核は心臓、若しくは脳らしく迷宮は体全体。

そこに人間という栄養素取り組む仕組みらしい。栄養素を取り込む為人が欲しがりそうなものを餌を作成する。

餌をとりに来た人を今度は白血球である魔物が出てきて人を体に取り組み易いように殺す。

うん、人というより食虫植物みたいだな。

核に近いほど魔物が強い魔物が出やすく核から遠いほど魔物が弱くなる。

ダンジョンは大まかに4つのランクに分けられて、初級、中級級、上級、超級となる。

初級ダンジョン1~10階層のダンジョンで初級パーティー向けらしい。他の級はそれより深く強い魔物がでる。

初級ダンジョンは核の破壊を禁止にしている。訓練用らしい。ただ中級の上層と大して変わらないとも聞いたらとっとと壊してもいいんじゃないかと思うが。

ダンジョンはさらに成長することはないらしい。

核は始め雑食で辺りの栄養と魔素で迷宮を作成。完成というか成長すると入り口が出来て肉食及び魔素で栄養を取るようになる。


気持ちがかなり高ぶっている。

取敢えず、

武器 鉄の剣

小手 -

頭   -

鎧   青銅の鎧

足  カーゴパンツ

靴  スニーカー

結局青銅の鎧を無理して買ったんであとは無し。まあ動き易いほうがいいし。うん、金の無い者の遠吠えです。


ジゼル

武器 竜骨の杖

小手 天使のオペラ・グローブ

頭   大王鯨のカチューシャ

鎧   精霊の加護チューブ・トップ

足   大天使の布(ラップスカート風)

靴   ミノタウロスのヒール

装飾 光のクローク

装飾 金色真珠のネックレス

はいっ?!俺と大違いきっとすごいんでしょうね!!!!

ラップスカートから覗く足とチューブトップからはみ出す胸が凄過ぎです!


武器 爪

小手 毛皮

頭   毛皮

足   毛皮

靴   肉球

・・・


町を出てダンジョンに向かう。

ダンジョンへの道は舗装されていない。草が伸びている道らしきところを歩く。あまり利用されてないようだ。

木や草を見ても日本の植物と違いが解らん。歩くこと20分ようやく到着。

途中冷静になれとか色々ジゼルさんに言われたが、ハイハイと聞き流す。

ジゼルさんは猫をひょいと抱きかかえ

「じゃあ早速行ってみよ!」

と指示を出す。躊躇なくダンジョンに入ってみせる。


・・・


ダンジョン内は思ったより広い。壁は土壁。土をくり抜いて出来たようだ。

「強力な魔法を使うと天井とかって崩落しないんですか?」

「初級で強力な魔法を使うことはないからね。ただ中級以上のダンジョンは壁や天井が鉱物系でかなり頑丈だけど崩落はあるよ。それも戦術に加えるようにならなきゃね。」

・・・

「もう一つ質問。罠とないんですか?」

「うん、あるよ。それも勉強」

・・・

「もう最後に質問。なんで少し明るいんですか?」

「夜光苔が生えてるから。長い月日が経つダンジョンは生えて繁殖しているの。でも新しいダンジョンは松明をもっていかなくちゃ駄目ね。ちなみに新しいダンジョンは夜光苔の胞子を冒険者は撒くルールがあるの」

・・・

「では最後の・・・」

「えええい!さっさと歩け!!」


質問打ち切りorz

猫が「にゃあ」と鳴く。少し遠くにゴソゴソ動くものが見える。

「ゴブリンかな?まあ最初にはいい相手かも。」

どんどん近くなる。ああ俺にも見える。

緑色した小さい体、腰にボロ布、手に短めの棍棒。グゲゲゲゲと唸っている。

こちらを見つけて走ってくる数は1匹。

ゴブリンは飛び上がって棍棒を振り下ろそうとする。

俺はゴブリンめがけて剣を振る。重い感触が手に伝わる。斬った!と思うとカランと音とともに石が落ちた。

「勝利だね。」

「・・・えっ、もう終わり?」

「まあゴブリンだからね。数が多いとちょっと面倒だけどね」

でもよかった。でも死体がない。死体は相手を倒した瞬間に魔石を残して消えるらしい。まあ死体を見なくてよかったけど。


ダンジョンは魔物の生死がわかり易い。ちなみにダンジョンではなく地上の魔獣は死体が残るとのこと。    

民明書房「戦闘の鉄則」より抜粋


こう思うと手抜きとはいえ剣聖を最初に見たせいか怖さが全然ないぞ。

うーん、[負=死]の世界なんだから、もっと気を引き締めよう。


少し歩くと十字路になっているところで猫がまた「にゃー」

左手からまたぴょんとゴブリンが飛ぶ。で剣で撃破。

・・・

「ジゼルさんちょっと、1階グルグル回っていいですか?」

「うーん、ガンガン下の階に進ませたいと考えてるけど、何かあった?」

「・・・今日は1階、2階で止めたいと・・・」


何度もデジャブのように繰り返される。


・・・


ヒデオは体制をかなり低く保ちながらゴブリンを迎え討ったりもしてみた。

2階層に行ってもゴブリンの数が1匹から2匹増えるだけで

「にゃー」と鳴いてシュパッと斬るのを繰り返し

時々スライムも出てくれる。

これもスパッと斬る。スライムはさらに動きが遅く、溜めをつけての攻撃のようで尚更弱い。


時間が許す限り同様のことを繰り返した。


「結構、魔石が採れたね。」

「・・・」

「どうしたの?」

「あ・・・いえ、なんでもないです。魔石ってどうするんですか?」

「全部ギルドに売却」

「そうですか・・・」

「何?ちょっと元気ないわね。ちょっとまたホビットのところに行く?」

「回復用のポーション(劣)もう少し買ってもいいですか?」

「使わなかったのに?まあいいけど」




居酒屋ケルベロス到着

ジゼルさんが店に入ると、店内がざわつくが「今日は1階で飲むわ」と言うと残念そうな溜息が客と店員から漏れる。

「どうだった、初ダンジョンは?」

「ゴブリンは・・・同じ攻撃パターンばかりでした。頭ばかり狙ってくる。森ではゴブリンが生活してると聞いてます。でもダンジョンのゴブリンは本能のままというか思考が停止してる感じです。」

本当はダンジョン自体にも大きな疑問をもったがそれは言わないようにした。

続けて俺は質問してみる。


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