1-4話 俺が来る前の話
ぎゃああああ 地図を載せようとしたのだが 載せ方がわからん
近日中になんとかします。
俺が来る数年前の話だ。
ジゼルは簡易地図をひらく
先の大戦はいまだ傷跡を残したまま大変な戦火が想像できた。
当時バルト帝国は最南端の小国であった。八剣士の一人、【名人】を抱えていたので小国でありながら一目は置かれていた。そこに剣聖が同国で誕生。軍事国家に名乗りをあげた。砂漠の戦闘民族スコルピオと合併を機に隣国と戦争。さらに北に進み国々を併合、武力衝突で大国への道に進む。北の大国アーヘイレンは、警戒はしていたが急激な拡大にバルト帝国の国内平定が急務と考えていた。
しかしバルト帝国は西のトラントン連合と緊急会談。
『電撃作戦』を伝えたとされる。
トラントン連合はメグミ公国に侵攻。
メグミ公国はアーヘイレン王国、ミラー王国に援軍を要請。
援軍要請を受けミラー王国が友好国のメグミ公国に援軍を送ろうと動き出す。
しかし援軍を送ることはなかった。
獣王率いる獣の国が中立地帯グラスランドに進軍。八剣士はいないが大陸最強騎士団のミラー騎士団をグラスランドに向けた。同国及びもう一つの友好国アーヘイレン王国ために。
ミラー国王は援軍不可の書簡をメグミ公国に送る。
この時ミラー国王は三日間悔し涙を流したと伝えられる。
ミラー王国の悔し涙が天に伝わり大陸全土に大雨が降った。
ただの偶然だろうがこれにより侵攻、攻城戦に遅れが出たのは事実だった。
アーヘイレン王国はミラー王国と同様にグラスランドとメグミ公国の問題に悩まされる。この時八剣士の一人【道化師】が勝手にメグミ公国に向かった。
この動きに合わせたようにバルト帝国のアーヘイレン王国の侵攻が始まる。
アーヘイレン国王は八剣士【傭兵王】が治めるゼルトナーにミラー王国と組み獣王との激突の依頼を出す。
アーヘイレン王国はメグミ公国に援軍不可、その代わり道化師がメグミ公国の領民として贈る書簡を送る。
すぐさま【剣豪】及び王軍にバルト帝国の迎撃を勅命した。
傭兵王はグラスランドに向かわず獣の国の国境に侵攻。国境を攻略後、獣人以外のゼルトナー内の刑務所の犯罪者を獣の国で解放。ゼルトナーでの発見は重罪とする旨を伝えて、グラスランドに向かう。
グラスランドでは接近戦にならないように弓と魔法で攻撃。さらに魔国を突いて魔獣をグラスランドに誘い出し獣人との衝突を仕掛ける。獣人が魔獣を退けると同時にミラー騎士団と衝突。戦闘状態を続け獣人の疲労を誘う。
獣の国内で犯罪者が暴れている報告を受け獣王は撤退を開始。
この時獣王は「自身で戦闘に出ない傭兵王は弱虫だ!俺が近いうちに殺す」と悔しがった。
傭兵王はそれを聞いて「八剣士最弱の俺が獣王に勝てる訳がない。獣王は俺が他の者に殺されそうになれば、俺の獲物と助けてくれるだろう」と笑った。
メグミ公国ではトラントン連合の攻城戦に耐えていた。
トラントン連合もここまで粘られるとは思わなかった。
連弩、魔銃という、初めてみる兵器に苦戦した。
トラントン連合は八剣士の【剣闘士】を投入。この時、道化師がここでも勝手に剣闘士の前に立ちふさがる。八剣士同士の一騎打ちは一瞬だった道化師が放つ剣技に剣闘士がなすすべなく地に倒れた。
「道化師などとふざけた称号は・・・彼の者の傾奇は誰も止めることができないかもしれないという意味でぴったりだ。大陸最強は彼の者かもしれんな。」
そしてトラントン連合は撤退となる。
アーヘイレン王国とバルト帝国の戦闘は、アーヘイレンはかなり分が悪かった。
お互い「面倒な相手だ」いう通り、剣豪と名人は5分の争いだった。
王国軍は剣聖と帝国軍の攻撃を受けてかなりの被害を受けていた。
王国軍も両手に剣を持つ2刀流の剣聖にA級冒険者をぶつけるなどをしたが、A級冒険者も成すすべなく後退を余儀無くされた。
しかしここで奇跡が起きた。
援軍で来た軍の小隊長が凄かった。小隊の仲間が剣聖に斬られそうな場面で大剣を持った小隊長が飛び出した。剣聖の素早い攻撃にあえて致命傷にならない攻撃は被弾し、危険な攻撃のみ回避した。
大剣による一撃は当たれば致命傷だが当たらなければ意味がない。
華麗に避けていた剣聖の左側面から小隊の部下一人が隊長を助けようと攻撃をするが、あっさり斬ってさらに隊長に向けて攻撃を行う。
その攻撃を体で止めて・・・
剣が動かない!
隊長は鬼の形相に代わる。
剣聖は剣を手放し後方に飛ぶが隊長はぴたりと距離を合わせる。左右に振ってもついてくる。もう一つの剣で隊長に攻撃を仕掛ける。これも刺さるが抜けない。
上から隊長の攻撃がくるがこれをかわす。
しかし大剣で大きくぶん殴るように振った剣に当たった。
鎬に当たった剣聖は斬られてはいないがぐったりと倒れた。
隊長自身もその場に跪き動かなくなった。
無名の戦士が剣聖と引き分ける。
大歓声と共に国王軍の士気が上がる。
剣豪も名人を倒し、マジェステック大陸の大戦は終了した。
この時の八剣士の動き
名称 対戦前 大戦中 大戦後
剣聖 バルト帝国 現剛王と分け 無所属 旅中
剣豪 アーヘイレン 名人 アーヘイレン
剛王 空位 剣聖と分け グラスンド王
剣闘士 トラントン 道化師に負 アイリス教会
天空騎士 空位 空位 トラントン
道化師 アーヘイレン 剣闘士に勝 メグミ
傭兵王 ゼルトナー 獣王と分け ゼルトナー
名人 バルト帝国 剣豪に負 バルト帝国
※剣闘士と名人は大戦時と現在は違う人物となる。
八剣士って将棋や囲碁みたいなタイトルみたいなものかな?
でも勝ち負けで移動するみたいではないので誰かが決めるのか?
兎に角、前衛が花形なのか称号は前衛に多いみたいだ。
魔法使いも活躍しただろうに話にも出てこなかった。
この年になって厨二病になったようにワクワクしてしまった。
地図が無いので何がなんだかさっぱり解りませんよね( ノД`)シクシク…
とりえずこんなことあったんだという紹介文と思ってください。
あと評価してもらえると有難いです。
わがままばかりですみません(汗