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異世界で猫人になったが自由気ままに生きていく  作者: コレコ
第一章 異世界転生 猫人生の始まり
4/9

初めての冒険

今回も変わらずの駄文ですが楽しんで頂けれたらと思います。

紀伊と三笠は未開拓地に向け森の上を飛んでいた。


「今のところ何にもないただの森ばっかでつまんないなぁ。そうだろ三笠」


「グルゥゥ」


「ん? あれは……建物? でも何でこんな森の中に」


森の中に急に現れたのは石がいくつも重ねてできたピラミッド状の建造物であった。


「三笠あの建物の近くに降りて」


「グルゥ!」


紀伊と三笠がその建造物の近くに降りてみると、三笠でも入れる余裕のある入口があった。


「なんかすごい怪しいけどはいってみようかな。よし、異世界で初めての記念すべき冒険の始まりだぁ!!」


「グルァァァ!!」


紀伊と三笠がその建造物に入ると中は1本の道が地下へと進んでいるのみであった。


「道はこれだけで他に道は無さそうだな……よし、じゃあこのまま地下に行こうか」


紀伊達が地下へと進んでいき20分ほど歩いた時一つの扉が現れた。


「扉? ここまで何も無かったからこの扉の向こうに何かあるのか? 三笠この扉の向こうに何があるか分からないから戦える準備はしといて」


「グルゥ」


そして紀伊が扉を開けると中には1冊の本が台上に置かれていた。


「あれは本? ちょっと見てみよう」


そして紀伊が本を取ろうとした時どこからか声が聞こえてきた。


「その本は選ばれし者しか触れることは許されぬ。その本が欲しいならば我にその力を見せてみよ。」


という声が聞こえたと同時に部屋の奥に黒い粒子が集まっていきその粒子は人に近い姿になっていった。


「スケルトン? 」


「フッフッフ、我をあの様な下僕と一緒にしたのはお主が初めてだ」


「それで貴方は魔族?それに強いの?」


「いかにも我は魔族で強いに決まっておろう。何せ我は昔この森一帯を制しておったのじゃからな」


「強いんだ! だったら伝承第一位魔法、魔族支配!!」


「何! この世界にまだ伝承魔法を使える者がおったのか!!」


その魔族は紀伊の魔法に包まれ見えなくなり、暫くするとまた姿が見えてきた。


「私リッチ・ザ・キングは今より御身の支配下に入りまする。そして私に名前を頂きたく存じます」


「名前? 君は名前が無いの?」


「いえ、先程まではありましたが、貴方様の支配下に入りましたゆえにあたらしく名を頂きたく」


「そうだなぁ……じゃあ長門って名前はどうかな?」


「長門……珍しい名ですな。ですが気に入りました! それで申し訳ないのですが私はまだ貴方様の名を知らぬゆえにお教え願いたく存じます」


「そうだね、まだ教えて無かったね。僕の名前は紀伊そしてこっちのドラゴンが僕の相棒の三笠だよ。」


「名前をお教え頂きありがとうございます。それと先程の本受け取り下さい」


と言うと長門は紀伊に本を差し出してきた。紀伊はそれを受け取り読もうとしたが読めなかった。


「そりゃそうか、ここは異世界だもんな。魔法 言語理解!」


本の表紙には世界の魔法資料と書かれてた


「この本には全ての魔法が載ってるの?」


「はい、この世界の魔法全てが載っております」


紀伊は開いて中を読んでいたが大抵のものが自分が小説を読んで知っている魔法ばかりであった。そしてこの世界には初級、中級 、上級 、最上級そして伝承とあり第一位、第二位、第三位まであり第三位がその級の一番難しい魔法とされている。そして伝承だが紀伊はその全てを今使えるのである。


「うーん、僕が知ってる魔法ばっかりであまり意味が無いな」


紀伊はペラペラと捲って最後のページに差し掛かった時自分が知らない魔法がでてきた。


「これは……伝承第三位魔法、軍隊創造?」


「おぉその魔法はかつて一人も発動した事が無い強大な魔法にございます。その魔法で創られた軍隊は一人一人が英雄級の力を持ち世界を平らげる事ができると言われております。しかしその強大さ故MPの消費量が多く発動出来たものはおりませぬ」


「そうなんだ、それとMPが減ると何か感じる?」


「もちろんですとも、魔法を使うと何か身体から抜けていくような感じが致します。それを感じない者はMP量がほぼ無限に近いとも言われております」


「ちょっと待って。僕、伝承魔法使ってもそんなの感じないんだけど」


「では魔力が無限にあると! さすが我が主。もはや私が勝てぬのも当たり前にございますな。それで主様はこれからどうなさるおつもりで?」


「うん、今僕達はここから北にある未開拓地に向かってるんだ。そして北に向かってたらここを見つけたって訳」


「では行き先は未開拓地と。それならここの隠し扉の通路から未開拓地に抜ける通路がございます、そこから参りましょう。」


「一旦外に出て三笠に乗って行ったほうが早くない?」


「今先程来られた道は一方通行でしてその道から帰ろうとしてもまたここに戻ってきてしまうので出られませぬ」


「そうなのか、じゃあしょうがない。その隠し通路から行こうか」


「はい、ではこちらです」


こうして紀伊と三笠の初めての冒険は終わった。




エリセーヌ王国 王宮


「赤の騎士団、団長クーガン・モルテンに命ずる。新しく発見された未開拓地の猫人族の集落を殲滅せよ」


「かしこまりました。陛下」

いかがでしたでしょうか? ようやく話が動き出した気がします。

ではまた次のお話で

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