表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界初の堕落した魔王になってやる  作者: チョビ髭
ベル王国反乱編
9/62

町の探索、能力の解析②

 俺はドキドキする感情を抑え、セレナを鑑定した。



セレナ・ローラス

 年齢・18

種族・エルフ

装備・


ステータス

 レベル1

 HP(体力) ・100

 MP(魔力) ・500

 筋力(攻撃力)・100

 耐性(防御力)・100

 速さ(スピード)・100

 特殊スキル

主従念話・魔法創造


 レベルも一なのでしょうがないか、しかし限定解除を試した後の事を考えると能力的にセレナに任せるのは心許ない。限定解除を試すのはしばらく先になりそうだ。

 しかし、スキルはなかんかに良さそうだ。主従念話は離れた場所でもセレナと俺は会話できる。(ちなみに俺にも主従念話のスキルが増えた)特にすごい、いやチートなスキルが魔法創造だ。状況に合わせた自身が現在使える魔法を瞬時に創造し名前までスキルが勝手に就けて使用可能にするスキルだった。

 ステータスも魔力特化で魔力はレベル一にしては高い。(他は一般と変わらないのだろうが。)

 一応セレナの設定、作成したのは俺だが感情などを持っているのか不安だったので少し会話することに。


 「セレナは俺に作られたのだが、感情などはあるのか?」


 質問はストレートだ。忠誠を誓っているのだ、少し失礼な態度でも文句はないだろう。案の定、普通に答えてくれた。


 「感情はあります。自分で物事を考える事もありますが、主に忠実なのは絶対です。主に従える事こそ私にとっての幸せでございます」


 なんか言ってることすごい気がするが・・・・

 「そうか、あまり無茶な指示は出さないよう気を付けるが無理だと思ったら正直に言ってほしい」

 俺はセレナの事を下僕として扱う事は考えていない、むしろ仲良く、仲間として付き合っていきたいと考えている。しかし、、、、


 「なんと勿体ないお言葉。しかし無理な要求でもなんなりと。私にとって、どんな無理な要求でも、主の指示でしたら幸せにございます」


 あれ? 俺はちょっとSっ気な意味で性格を 少しきつめ にしたのだが?

 どうゆう事かこれでは正反対のMっ気な性格だ。

 まぁそこは諦めよう。しかしセレナをまじまじと見る。

 

 スタイル抜群、顔は綺麗。

 服装は下から、膝下の茶色のブーツ、茶色のショートパンツ、かなり肌が露出した羽織るだけの緑色の服。

 少し無茶な要求をしてみよう。そう思うのもしょうがない。

 ここは異世界、誰も見ていない、聞いてもいない。


 「なら、俺の事を誰よりも愛せ」


 我ながら馬鹿な指示をしたと思う。しかし言ってしまったのだがその返事に驚いた。(むしろ喜びすぎた)


 「そのような指示されなくとも、私が愛おしく思っているのは主だけでございます。創造された瞬間から永遠にです」


 セレナは微笑みながら当たり前の事だと言った。

 なんと!!!

 わざわざ言う必要もなかったようだ。 


 勇気を振り絞って言った事でかなり恥ずかしくなってきたので話を変えた。


 「ところで、俺の事はバッカスと呼べ」

 「かしこまりました。これからは、バッカス様とお呼びいたします」


 様はいらないのだが、聞いてはくれなさそうなのでそのままスキルの確認を続けた。


 残りのスキルは次元移動とクリエイトの二つ、次元移動は城に戻った際にマーキングを付け実験することに、クリエイトは近くにあった少し大きな石を砕きスキルを使い直してみた。

 とりあえずはスキルについては問題なさそううなので、城に戻ることにした。

 なんだかんだ日が沈みかけ夜になろうとしているところで城に着いた。


 城についてからはエヴァにセレナを紹介、その後に食事を頂た。セレナについて城では俺とエヴァの専属メイドとして傍におくことにした。

 

 セレナについてエヴァには小言を・・・

 

 手が早いのぉ

 女垂らし

 美女が傍におるのに


 など、茶化されるようニヤケながらエヴァに言われた。

 あと、セレナの性格だが、Mっ子ではなかった。むしろ設定以上のきつい性格だった。


 城の執事からメイドとしての心得みたいなものを説明されている時に、「気安く話しかけないでもらえる」など、冷めた目をしながら、かなりきつい口調で執事に言っていた。

 セレナにはエヴァの事は城に着く前に説明し、婚約者なので俺と同じように接しろと言っていたのだが・・・少し考えが甘かったか?

 俺もエヴァも目を見開いて驚く光景だった。


 エヴァの部屋に戻ると、シングルベッドが一つ用意されていた。

 俺らがセレナ用に頼んでいたものだ。

 本当はセレナに別の部屋を用意するとエヴァが言っていたのだが、主と一緒の部屋で、と引かなかった。


 部屋に入りお茶を飲み寛いだ後、俺は一人で風呂に入った・・・・

 やはりエヴァも一緒に入ってきた、しかもセレナまでもだ。

 俺は女性が好きだし、女性の体も大好きだ、しかし風呂にはゆっくり一人で入りたい派なのだ。

 そんな中、エヴァとセレナは俺の体を流すのを取り合っていた。

 はぁぁ、

 ため息を吐きつつ今度は絶対に二人の目を盗んで一人で入ることを決意する。


 翌朝、俺はセレナのレベル上げの為、町の外の森に行くと言って城を出た。

 城を出る時はエヴァに見送られたが、何かエヴァの様子がおかしい気がした。

 エヴァに尋ねても「なんともない」 とだけしか言わない。気のせいか城の中の雰囲気もおかしい様な気がするが「はよう行って来い」とエヴァに言われ森に向かって旅立った。

 

 今現在の最優先事項としてセレナのレベル上げを優先させた。

 それは、先日のモンスターの襲撃の際に俺一人よりも人数がいたほうが助けられる数が極端に増えるからだ。


 森に入った俺たちは出会うモンスターを撃退していった。

 基本は俺が一撃で倒すがセレナも魔法を使わせモンスターに攻撃させた。

 出てくるモンスターは人型の小さなモンスターが多かった。セレナがそのモンスターをゴブリンと言った。実は俺より遥かにセレナのほうがこの世界の事を知っていた。理由についてはよく分からなかったのだが。


 そうして俺達は五時間ほど森を彷徨うと、人型のかなり大きいモンスター(ゴブリンの四倍以上)オーガに出会う。

 オーガ一匹はゴブリン数十体ほどの強さがあるみたいだが俺には問題なかった。

 そんな感じで夕方までモンスターと戦って城に戻る。


 ちなみにセレナのレベルはちょうど十上がり十一レベルになっていた。(俺は一も上がっていない)セレナのステータスは。


 ステータス

 レベル11

 HP(体力) ・500

 MP(魔力) ・8000

 筋力(攻撃力)・500

 耐性(防御力)・500

 速さ(スピード)・500

 特殊スキル

主従念話・魔法創造


 基本的なステータスは普通ぐらいなのだが・・・

 魔力が驚くほど上がっていた。

 確かに後半でのモンスター戦では、俺はほぼなにもせず、セレナの魔法一撃で複数のモンスターを撃退していた。しかしこの魔力の上がり具合だとそのうち俺は確実に抜かれる気がする。まぁ魔力以外は俺を抜くことは確実に無理そうなので暖かく見守る事にしよう。


 これからの彼女の成長に胸が高鳴りそうだ。


 城に戻った俺たちは自身の部屋に(エヴァの部屋だが)戻る。

 エヴァの姿はなく、飯を食べる時も寝る時までもエヴァは戻ってくることはなかった。

 

なんだか会話文が少なすぎる気がするので、次回からはそこら辺を気を付けながら書いていこうと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ