2回目の悪夢
2回目の悪夢
あれから数ヶ月後のことでした。部活で雨の中練習していたら…体がだるく…また熱を出してしまったんです。
私「お母さーん頭がいたいし…なんかダルい。」
母「また熱出したの?」
私「分からない…」
母「ほら。計って」
私「はーい」
ピッピッ
母「何度だった?」
私「37.8だったー」
母「じゃあ寝てなさい。」
私「……いやなんだけど…」
母「熱出したのが悪いんでしょ!ほら!」
私「わ、分かったよ…」
前の事もあり…いくら寝惚けて見た夢でも怖いものは怖くて…寝ることにためらっていました。
母「ちゃんと暖かくしてなさい?今お粥作ってくるから」
私「うん。分かったよ…」
私は前みたいになるのが嫌で…今日は寝ない!そんな気持ちでいました。…ですがいつの間にかまた…夢と現実の境目だったんですよね…いや。夢かも分かりませんが…
私(あれ?何処からか音楽が聞こえる…)
それは何故だか徐々に大きな音になりました…
私(うるさい…ギターの音がする…)
その時です。またギシッ…ギシッ…と上がってくるんです…誰かが…
私(い、いや…こ、来ないで!)
そして案の定…私は金縛りになりました…もういや!…お母さん…と心で助けを求めた次の事でした。
?「お願い…助けて…」
女の人の声が耳元でするんです…その声が聞こえた瞬間…金縛りがまた溶けたんです。私はもちろん…目を閉じながら
私「いやぁぁぁぁ!!」
母「どうしたの!?」
私「はぁ!はぁ!はぁ!」
今回階段を上がっていたのは…母だったのです…その母の声でようやく私は目を開けました。
私「い、今!女の人が…助けてって!」
母「また寝ぼけて悪夢を見たんでしょ」
私「違うもん!」
私は思いました。確かに寝ぼけて居たけど…だったら声なんて聞こえないし…何よりお母さんが階段を上がる音を意識して聴いたからです。
母「…熱でうなされてたんだよ。」
結局母にも信じてもらえず…このあと私は考えると部屋に居たく無くなるので…考えずに深い眠りにつきました。今でもあの時のはきっと現実だと想いつつ…夢かも知れないなんて頭の隅で思っています。それ以来怖くて熱なんて出さないようにしてますが…またあんなことがあると考えると…何か対策を考えたい。なんて
思います。
悪夢…この体験は、夢なんでしょうか…それとも現実?そんなの誰も分かりませんね…さてこの話は終わりですがまだ…怖い体験談は続きます…さて次の体験は?




