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笑う門には福来たる  作者: はるの
2/2

一時間目

今日も福ちゃんは可愛い。


友人の栗田さんと米山さんの三人で朝から楽しそうにニコニコと会話をしている、今日こそ何か義務的な内容以外で話しかけたい、頑張れ俺。



ーー数学の授業

福ちゃんはウトウトと眠そうにしており、カクカクと頭が揺れている。


__なんて可愛いカクカクの仕方なんだ!あの一定のリズムを刻むリズム、角度、何といってもそのスカートから覗く柔らかそうな白い脚


__舐めてみた…“バシッ


教科書で叩かれたみたいだ

「クォラッ!小豆畑聞いてるのか!授業中だぞ、授業を聞いていない罰として放課後に数学準備室の掃除をしろ」

数学の教師め、許すまじ。放課後に一緒に帰ろうと誘おうと思ってたのに、それに俺のフクフクタイムを邪魔しやがって…!許す事は出来ん…。



ーー放課後

今俺は数学準備室を掃除をしている。結局福ちゃんに話しかけるという目標は達成出来なかった、悔しい。

綺麗好きで割と掃除が好きな俺はしっかりと掃除をしていると


__コンコン

とドアからノックの音がした。

「失礼します」

と声が…この高すぎず低すぎず柔らかい音色は…まさか


「あっ!小豆畑君!お疲れ様〜お掃除大変じゃない?私分からない所を数学の先生に聞いてて暇なら手伝ってやれって言われてさ」


福ちゃんだーー!数学の教師様ありがとうございます、これからは先生のカツラが取れようがスルーしますね。


「あぁ、頼む」

(天使天使大天使!密室でムフフなハプニングが起きて、福ちゃんのニオイとか嗅げるかも)



ーー

ハイ結論から言いますと何もありませんでした、ハイ。

ガッカリ…福ちゃんとは俺が鍵を返してから帰ると言ってわかれた。

とにかく家に帰ろう…

下駄箱に向かうと

「あっ!やっと来た、一緒に帰ろうと思って待ってたんだけど一緒に帰らない?」

と少し恥ずかしそうに言う福ちゃんの姿が…!


*結論*

福ちゃんは天使だった。





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