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イラスト部 部活(裏)の説明をする

イラスト部ルールその伍 この部活の裏の説明は最初の日にすること

「ルールにしなくても当たり前にするだろ」





「さてと、自己紹介も終わったしここの部活の話もだいたい終わったっけ?」

「…………まだ」

 何でした気になってんだよ。

「…………けどいつもの方は何となくで良いから…………裏、やばい?…………方を」

 一年生以外全員が何とも言えない表情になる。っていうか福谷先輩も自分で言っておいてその顔はねぇだろ

 いつもは遊んでばっかなんだが……ある事をやっているせいで、この部活は恨まれ、というより怖がられている。一部というより大多数の教師に。

 だが説明はしておかないといけない。いけないんだが……何とも言いづらいものだ。俺らも初めに説明はされている。それで何人かはこの部活を辞めた。俺も辞めても良かったのだが、何故かここ以外入ろうとは思えなかった。ここなら俺の体質〈?〉を認めてくれる気がしたからだ。後で聞いたのだが夢田も同じことを思ったらしい。

「えっと……裏って何ですか?」

「やっぱりこの部活に入るなら教えないといけないわよね……で、やっぱりこういうことは私が説明しなきゃいけないわけ?」

 全員で頷く。(一年生以外)

 小さくため息をつくと俺達の時のように淡々と説明し始めた。

「この部活では依頼とかが来ると動くの。……最終的には人を脅すことが多いわ。だから先生達には怖がられたりするの。もしかしたらここに入っているってだけで先生達に怖がられるかもしれない。……それでもこの部活に入ってくれるかしら?」

 俺達は半分諦めていた。だって説明を聞いて入ってくれるなんて相当な変わり者なのだろうから。

えっ、ここに入っているお前は変わり者じゃないのかって?そこの点に関して言えば変わり者です。はい、認めます。認めたくないけど認めてやるよ、バカヤロー!!

「何故か自分で考えたことに対し怒っている人はほうっておいて、どうする?」

「そうですね。ここに入部させていただきます」

「未耶香もにゅうぶするよ」

『えっ……』

 

 変わり者がここにも居ました。

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