イラスト部 順番決めで悩む
イラスト部ルールその捌 順番決めも楽しく
「楽しむ必要性あるか?」
「さて、順番決め何だけど…うーん今回はどうやって決める?」
「えっ?普通にジャンケンとかじゃないんですか?」
『えっ……』
一年生以外全員が全員何とも言えない顔になる。そして逆に一年生は首をひねる。
え?あ、ああそうかそうか……なるほど。一瞬である事に思い至った俺達は苦笑いになる。
知らないんだな、この二人のこと。そう思ってその二人を見る。その当事者たちは互いのことを見ていたけれども。ん?あれ、俺のことも見てる?何で?
「どういうこと?」
「…………ジャンケンをすると…………絶対に勝つ人と………………あの……うん……負ける人が出るから、してない」
「なるほどです」
その説明を聞き納得したかのように頷く。
「だとしたら、どうやってきめてるの?」
「えぇっと、ひーくん」
はぁ……また俺かよ。そう思いつつも何も言わずに《記録カードファイリング帳》を出してくる。これにはその日の活動記録が書かれている。ちなみにこれは当番制である。あっ……やべ、一年生に説明してねぇ。
中身はこれをして遊んだだ、そんなものばっかりだ。活動記録を書く必要性は無いと思うんだ、俺は。
で、ええっと……決め方だったな。これにはその日に遊んだものだけでなく、順番のきめ方まで書いてある。何でも同じ決め方を週に何度もしないためではあるらしいが……はっきり言って使っているとは思えない。
「サイコロの出た目の多い人順、トランプの数字の大きい人順、王様ゲームの割り箸で王様が当たった人順(笑)など…だな。つーか誰だこの(笑)って。その横に小さくやっぱり光君は負けたとか書くんじゃねぇ!!てかてめーか夢田!!」
「あっばれた」
「ばれたじゃねぇ!!」
「キャー、光君がオコッター。コワイナー」
「棒読みじゃねぇか!!」
「あぁーはいはいそこまでね」
あれ?いつもん通り話してたつもりなんだが……何か怒ってる気がする。
気のせいだな。今のやり取りで怒る要素一つも無いもんな。
「…………面倒だからサイコロ……良い?」
全員が頷き、振ることになった。
ほら見ろ、使っているとは思えねぇって言うのはこのことだよ。
結果(順番)
1.福谷 里果 2.夢田 彩夏 3.加山 光 4.木村 彩 5.薄波 知加 6.八神 夏希
7.中井 未耶香
あ……どうしたものか。俺はここで数少ない運を使っちまったらしい……




