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わりとテソプレな異世界転生  作者: ぐらんこ。
二.わりとテンプレな少年期編
29/83

完全なるおまけ 物見遊山EX & 登場人物紹介等

■ 蒸しまんじゅう ■


「わぁ! このお菓子美味しい!」


「そうでしょう? はふはふ。

 これは、温泉街につきものの、はふ、『おまんじゅう』と言ってですね。

 もぐもぐ……

 西方の島国、ジャルペに起源を発するものなんですよ、はふはふ。

 特に、こういった蒸したてが……はふ……」


 ポーラさん……、食うか喋るかどっちかにすればいいのに……。




■ 温泉 ■


「はあぁ~ 生き返るわ~」


「えっ! ポーラさんもしかして……ゾンビ?」


「違いますよ、アリシアさん。

 これは温泉に対しての最大限の賛辞なのです。

 もう、生きてるのにさらに生き返るぐらいの、超リラックスモード。愉悦。

 それが、生者に『生き返る』という台詞を言わせるのです」


「へ~、そういうもんなの?」


「そういうもんなのです。

 さあ、恥ずかしがってないで、アリシアさんもどうぞ」


「えっ、何? わたしも言うわけ?」


「さあさあ、でないと温泉に失礼にあたりますよ」


「……はあ~、生き……返るわぁ~」


「もっと、ゆったりと!」


「はあ~、生き返るわ~」


「そうです!」


 何の儀式なのよ!




■ 馬車にて ■ 


「ねえ? ポーラ!! みてみて!

 あれ、可愛い!!

 あれも魔物なの!」


「う、うぅうう」


「ほら、そうやって俯いてるからよけいにしんどくなるのよ!

 窓の外でも見て気分転換しなさいよ」


「は、はい……アリシアさま……」


「で、あれは? あの生き物。超可愛いんだけど?

 ねえ、ルート。キュートだよね?」


「そうかあ?」


「可愛いじゃない!

 ポーラ知ってる? あれ!?

 なんて名前?」


「うぅ、うぅうぅぅぅぅ」


「やばい! アリシア! バケツだ!」


「耐えて! 耐えるのよ! ポーラ!」


「お嬢ちゃん、あの動物がなんという名前なのか、儂が教えてやろうか?」


「いまそれどころじゃないから!」


「…………」




■ 廃城 ■


「これが、あの有名なギュールムント城ですよ。

 今は誰も住んでませんが、その昔、王族から分家したギュールムント家が、代々栄華を誇り、夜な夜なパーティが行われていたという!」


「けど……地味ねえ。

 ねえ、ルート」


「そうだな。地味だな。だいぶと古くなってるし。

 綺麗じゃないし、見るべきところがない……というか……」


「がーん! そんな!!

 この廃城感が溜まらないんじゃないですか!

 崩れかけた石垣、苔むした城壁。

 長年かかってやっとこの風情を醸し出し始めたのですよ!」


「ポーラってもしかして史跡マニア?」


「いえ……、ほんのちょっと……好きなだけですよ」


「でもさっき絵葉書買い込んでたわねえ?

 筆不精のくせに……。

 あれは誰に出すの?」


「え? 観賞用と部屋に張る奴と持ち運び用と保存用とスペアと万一のための予備ですけど?」


「やっぱりマニアじゃない!」






■■■登場人物■■■


紅坂くおうさか 透流とおる

 →トール・ハルバリデュス

 →ルート・ハルバード


 本作の主人公。

 芙亜とともに、『鍵』を集めて日本中を飛び回っていた。

 最後の『鍵』、あるいはその手掛かりを求めて異世界へ転生する。


 中肉中背? どこにでも居そうなフツメンではあるが、主人公補正がかかってしまうのでそれなりにカッコいいはず。

 高校二年生ぐらいだった。


 転生後は、英雄ハルバリデュスの血を受け継ぐ王子として生まれた。

 霊魔術が使えるとかなんとか。本人も含めみんな忘れてしまっている。


 精神年齢は体年齢相応になったり、大人びた部分も残っていたりと不安定。

 この先、成長と共に落ち着いていく予定。



武藤むとう芙亜ふあ

 

 本作の絶対ヒロイン。

 というか、作者の絶対ヒロイン。

 異世界での出番はまだない。



■ゴダード

 →ゴーダ・ハルバード


 ルートが0歳の時には既にアラフィフ。

 元王国騎士団団長で誠実な人柄。

 ジャルツザッハ剣術の使い手。(実戦経験は少ない)


 今は人の良いおじいちゃん。



■シンシュア

 →シンチャ・ハルバード


 幼年期のヒロインとか言いつつも役割はお母さん。彼氏あり。

 ルートが生まれた時にはわりと新米の王城で仕える乳母。

 王子時代からルートとの関係は良好。

 かわいさ余って、ゴーダと一緒に逃亡に加わる。


 ルート0歳時には18歳ぐらいでした。



■パルシ・ジャクスマン


 こちらもアラフィフ(ルートゼロ歳)のおじいちゃん。

 威厳ある大魔道師。子供好き。世話好き。教えたがり。



■ムル・アイスソード(偽名?)


 冒険者。ルート6歳時にアラトゥエンティ。

 ちょっとふざけた頼れるお兄さん。今後の活躍に期待。

 ギルドランクD。だがしかし、その実力は……?



■ベル・ビアーズ


 冒険者。年齢は禁則事項(ムルよりは年下)

 ちょっと性的にあれなところのあるお姉さん。

 こちらもギルドランクはDなのだが……?



■アリシア・クラサスティス

 

 少年期のメインヒロイン。マリシアの双子の姉。

 魔術師として冒険者を志す。

 わがままお嬢様キャラだったが歳と共にわりとありがちな活発系少女の性格を手に入れた。(成長? 退化?)



■マリシア・クラサスティス


 少年期のサブヒロイン? アリシアの双子の妹。

 魔法薬研究が趣味。無口。クール? デレるのかは疑問符。



■ポーラ・ジャクスマン


 アリシアの何でも家庭教師。その役割をルートに押し付ける。

 黒いローブに丸メガネの魔術師スタイル。

 だらしなくあわおろなドジっこ。根はしっかりさん。

 パルシの姪。

 年齢は禁則事項です。見た目年齢ロリ系18歳(ルート6歳時)



■ロンバルト・クラサスティス伯爵


 真面目で民想いなよい領主。アリシア、マリシアの父。



■モラー

 トール殿下を育てる責任者。

■マクナス

 ギルドのトップ。王族排斥を実行。

■ベルギュム

 ギルドのナンバーツー。ゴーダたちを影で支える。

■ガルド・ガルバーグ

 肉屋のおじさん。

天野あまの夢幻むげん

 日本人時代の透流のお師匠さん兼保護者。

■デューナゾード

 忘れてはいけない冥界の王。



■■■地名等■■■


■イェルデ


 世界のこと。地球は丸い? みんな知ってるのかは疑問符付。


■グラゥディズ大陸

 

 国土の9割に自然の残る大大陸。元は竜族が棲んでいた。

 北部は常春。


■ハルバリデュス王国


 グラゥディズ大陸の北部に位置する王国。

 現在は解体され、要塞都市国家群グラゥディズとなった。


■ホクタロット大陸


 北極まで続く雪の大陸。南部の気候は比較的穏やかで四季もある。

 

■マーソンフィール王国


 ホクタロット大陸の南部に位置する王国。

 女王の世襲制。


■グヌーヴァ


 マーソンフィール王国の西方にある辺境の街。


次話から学園編です。予約投稿済み。

よろしければ今後ともお付き合いください。

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